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第23話
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私がゼロア様の部屋に向かおうとした時、執事ワンドがやって来る。
話があると言っていたけど……私がゼロア様のことが好きだと、知っている様子だ。
私の反応を見て、ワンドは楽しそうに尋ねる。
「シーラ様が客人ではなく婚約者の方がいいと言えば、ゼロア様も異性として意識するでしょう……それをしないのは、どうしてですか?」
「それは……」
「シーラ様は婚約破棄と家族の縁を切られたから……ゼロア様としては、シーラ様と婚約者になれば不安にさせそうだと考えているのでしょう」
私が言いよどむと、ワンドが話を始める。
ゼロア様が私を婚約者ではなく客人として扱う理由を話し、更に続ける。
「そしてシーラ様は、プラントモンスターを対処することが優先だから、今は客人のままでいいと想っています」
その通りで、私はワンドに尋ねる。
「どうして、急にそんなことを尋ねるのですか?」
何か理由があるのではないかと、私は気になってしまう。
そして――ワンドの返答に、私は動揺することとなる。
「私はゼロア様に幸せになって欲しいと……さっさとシーラ様と結ばれればいいと想っています」
「そ、それは……やっぱり、モンスターを対処してからにします」
どうやらワンドは、私がプラントモンスターの核を位置を把握して、行動することを察したのでしょう。
討伐した後の行動を決心させるため、ゼロア様に幸せになって欲しいから――現状を話して、応援してくれるようだ。
話があると言っていたけど……私がゼロア様のことが好きだと、知っている様子だ。
私の反応を見て、ワンドは楽しそうに尋ねる。
「シーラ様が客人ではなく婚約者の方がいいと言えば、ゼロア様も異性として意識するでしょう……それをしないのは、どうしてですか?」
「それは……」
「シーラ様は婚約破棄と家族の縁を切られたから……ゼロア様としては、シーラ様と婚約者になれば不安にさせそうだと考えているのでしょう」
私が言いよどむと、ワンドが話を始める。
ゼロア様が私を婚約者ではなく客人として扱う理由を話し、更に続ける。
「そしてシーラ様は、プラントモンスターを対処することが優先だから、今は客人のままでいいと想っています」
その通りで、私はワンドに尋ねる。
「どうして、急にそんなことを尋ねるのですか?」
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「そ、それは……やっぱり、モンスターを対処してからにします」
どうやらワンドは、私がプラントモンスターの核を位置を把握して、行動することを察したのでしょう。
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