31 / 37
第31話
しおりを挟む
エドガー視点
陛下の処罰でしばらくは城と魔法学園しか行動できない俺は、ドリスとは魔法学園でしか話せない。
校舎裏で、俺はドリスとこれからのことを話し合っている。
「ドリス、お前の作戦通りに行動すればユアンを消せるのだな!」
「はい。ここにおびき寄せて、エドガー殿下が持つ魔法道具の罠でユアン様の魔法を封じます」
魔法陣を作る魔法道具は、数日あれば準備することができる。
早急に排除したい俺は、休日になる前に実行することを決めた。
「問題は、ユアンがここに来る方法か」
「そのことですが「ルクルのことで話がある」と、元婚約者のエドガー殿下が言えば来るでしょう」
「ユアンがルクルを好きなのは間違いないからな。その好意が原因で、奴は息絶えることとなる!」
ドリスの発言を聞いて、俺はユアンを排除できると確信していた。
決行する日時を数日後に決めて、これから準備を進めていくことにする。
今日の会話をルクルが全て把握することを、俺達は知らなかった。
陛下の処罰でしばらくは城と魔法学園しか行動できない俺は、ドリスとは魔法学園でしか話せない。
校舎裏で、俺はドリスとこれからのことを話し合っている。
「ドリス、お前の作戦通りに行動すればユアンを消せるのだな!」
「はい。ここにおびき寄せて、エドガー殿下が持つ魔法道具の罠でユアン様の魔法を封じます」
魔法陣を作る魔法道具は、数日あれば準備することができる。
早急に排除したい俺は、休日になる前に実行することを決めた。
「問題は、ユアンがここに来る方法か」
「そのことですが「ルクルのことで話がある」と、元婚約者のエドガー殿下が言えば来るでしょう」
「ユアンがルクルを好きなのは間違いないからな。その好意が原因で、奴は息絶えることとなる!」
ドリスの発言を聞いて、俺はユアンを排除できると確信していた。
決行する日時を数日後に決めて、これから準備を進めていくことにする。
今日の会話をルクルが全て把握することを、俺達は知らなかった。
21
お気に入りに追加
987
あなたにおすすめの小説
記憶がないので離縁します。今更謝られても困りますからね。
せいめ
恋愛
メイドにいじめられ、頭をぶつけた私は、前世の記憶を思い出す。前世では兄2人と取っ組み合いの喧嘩をするくらい気の強かった私が、メイドにいじめられているなんて…。どれ、やり返してやるか!まずは邸の使用人を教育しよう。その後は、顔も知らない旦那様と離婚して、平民として自由に生きていこう。
頭をぶつけて現世記憶を失ったけど、前世の記憶で逞しく生きて行く、侯爵夫人のお話。
ご都合主義です。誤字脱字お許しください。
妹ばかりを贔屓し溺愛する婚約者にウンザリなので、わたしも辺境の大公様と婚約しちゃいます
新世界のウサギさん
恋愛
わたし、リエナは今日婚約者であるローウェンとデートをする予定だった。
ところが、いつになっても彼が現れる気配は無く、待ちぼうけを喰らう羽目になる。
「私はレイナが好きなんだ!」
それなりの誠実さが売りだった彼は突如としてわたしを捨て、妹のレイナにぞっこんになっていく。
こうなったら仕方ないので、わたしも前から繋がりがあった大公様と付き合うことにします!
好きな人と友人が付き合い始め、しかも嫌われたのですが
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
ナターシャは以前から恋の相談をしていた友人が、自分の想い人ディーンと秘かに付き合うようになっていてショックを受ける。しかし諦めて二人の恋を応援しようと決める。だがディーンから「二度と僕達に話しかけないでくれ」とまで言われ、嫌われていたことにまたまたショック。どうしてこんなに嫌われてしまったのか?卒業パーティーのパートナーも決まっていないし、どうしたらいいの?
伝える前に振られてしまった私の恋
メカ喜楽直人
恋愛
母に連れられて行った王妃様とのお茶会の席を、ひとり抜け出したアーリーンは、幼馴染みと友人たちが歓談する場に出くわす。
そこで、ひとりの令息が婚約をしたのだと話し出した。
私のことが大嫌いらしい婚約者に婚約破棄を告げてみた結果。
夢風 月
恋愛
カルディア王国公爵家令嬢シャルロットには7歳の時から婚約者がいたが、何故かその相手である第二王子から酷く嫌われていた。
顔を合わせれば睨まれ、嫌味を言われ、周囲の貴族達からは哀れみの目を向けられる日々。
我慢の限界を迎えたシャルロットは、両親と国王を脅……説得して、自分たちの婚約を解消させた。
そしてパーティーにて、いつものように冷たい態度をとる婚約者にこう言い放つ。
「私と殿下の婚約は解消されました。今までありがとうございました!」
そうして笑顔でパーティー会場を後にしたシャルロットだったが……次の日から何故か婚約を解消したはずのキースが家に押しかけてくるようになった。
「なんで今更元婚約者の私に会いに来るんですか!?」
「……好きだからだ」
「……はい?」
いろんな意味でたくましい公爵令嬢と、不器用すぎる王子との恋物語──。
※タグをよくご確認ください※
貴方もヒロインのところに行くのね? [完]
風龍佳乃
恋愛
元気で活発だったマデリーンは
アカデミーに入学すると生活が一変し
てしまった
友人となったサブリナはマデリーンと
仲良くなった男性を次々と奪っていき
そしてマデリーンに愛を告白した
バーレンまでもがサブリナと一緒に居た
マデリーンは過去に決別して
隣国へと旅立ち新しい生活を送る。
そして帰国したマデリーンは
目を引く美しい蝶になっていた
婚約者と親友に裏切られたので、大声で叫んでみました
鈴宮(すずみや)
恋愛
公爵令嬢ポラリスはある日、婚約者である王太子シリウスと、親友スピカの浮気現場を目撃してしまう。信じていた二人からの裏切りにショックを受け、その場から逃げ出すポラリス。思いの丈を叫んでいると、その現場をクラスメイトで留学生のバベルに目撃されてしまった。
その後、開き直ったように、人前でイチャイチャするようになったシリウスとスピカ。当然、婚約は破棄されるものと思っていたポラリスだったが、シリウスが口にしたのはあまりにも身勝手な要求だった――――。
運命の歯車が壊れるとき
和泉鷹央
恋愛
戦争に行くから、君とは結婚できない。
恋人にそう告げられた時、子爵令嬢ジゼルは運命の歯車が傾いで壊れていく音を、耳にした。
他の投稿サイトでも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる