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第38話
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レヴォク視点
時間は少し前まで遡り――俺と父上が、部屋で話をしていた。
国王の報告を聞き、俺は歓喜することとなる。
「クリスタルタートルを、バーレツ国に押しつけることができた」
「本当ですか! これでガルク国は助かるのですね!!」
「ああ。バーレツ国の戦力では討伐は不可能……滅びてしまえば、真相はわからないだろう」
国王の話を聞いて、俺は安堵していた。
クリスタルタートルを間近で見て、とんでもない化物だと理解している。
あの化物がガルク国に来れば最悪だが、バーレツ国ならどうなっても構わない。
「シーラの武器がなければ、倒すことは不可能に決まっています」
「シーラの武器か……大半を失ってしまい、作らせることができないとはな……」
国王はクリスタルタートルの戦いで、シーラの武器を失ったことにショックを受けていた。
シーラを始末してしまったことを、国王は強く後悔しているようだ。
俺はシーラのことは仕方ないと考え、バーレツ国の末路が気になっていた。
そして――俺達はバーレツ国を調査していた者の報告を聞き、驚くこととなる。
時間は少し前まで遡り――俺と父上が、部屋で話をしていた。
国王の報告を聞き、俺は歓喜することとなる。
「クリスタルタートルを、バーレツ国に押しつけることができた」
「本当ですか! これでガルク国は助かるのですね!!」
「ああ。バーレツ国の戦力では討伐は不可能……滅びてしまえば、真相はわからないだろう」
国王の話を聞いて、俺は安堵していた。
クリスタルタートルを間近で見て、とんでもない化物だと理解している。
あの化物がガルク国に来れば最悪だが、バーレツ国ならどうなっても構わない。
「シーラの武器がなければ、倒すことは不可能に決まっています」
「シーラの武器か……大半を失ってしまい、作らせることができないとはな……」
国王はクリスタルタートルの戦いで、シーラの武器を失ったことにショックを受けていた。
シーラを始末してしまったことを、国王は強く後悔しているようだ。
俺はシーラのことは仕方ないと考え、バーレツ国の末路が気になっていた。
そして――俺達はバーレツ国を調査していた者の報告を聞き、驚くこととなる。
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