無能だと言われ続けた聖女は、自らを封印することにしました

国を守る聖女として城に住んでいた私フィーレは、元平民ということもあり蔑まれていた。
伝統だから城に置いているだけだと、国が平和になったことで国王や王子は私の存在が不愉快らしい。
無能だと何度も言われ続けて……私は本当に不必要なのではないかと思い始める。

そうだ――自らを封印することで、数年ぐらい眠ろう。

無能と蔑まれ、不必要と言われた私は私を封印すると、国に異変が起きようとしていた。
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