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効率重視のレベル上げ
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グランがどこかに行ってから数分後、お風呂に行っていた女性軍が戻って来た。俺はみんなにグランが帰った事を伝えてから一人お風呂に向かう。
お風呂から帰って来たセリスはいつも通りのセリスに戻っていた。セリスのモヤモヤは解消した様だね、お風呂でみんなと色々話してたらしい。
やぱり仲間って良いよね。
では少し整理しておこう。
俺のすべき事は『黒龍の討伐』だ。
直接戦ったわけではないが初代勇者さんが敗北するような相手だ、生半可な強さではないだろう。だとすればどれ程強くなればいい?グランに詳しく聞いて置くべきだったな。
・「特に期限は決められてはいない。
しかしあまり放置できる問題でもない。
う~む、困ったな。
期間の設定が無いと計画が立てにくい。」
中途半端に強化して負けたら意味がない。
これはゲームではないからね。
ならばやれる事は一つ。
とことんやってやろうじゃないの!
元々その目的で来たんだ。
逆に明確な目標が出来てヤル気が上がった。
・「明日から早速始めるか。」
俺はお風呂から上がった。
こうしてLV上げ中心で戦うのは久しぶりだ。
LV上げ大好き人間の実力を見せてやる。
・「よし、現状把握からだ。」
ライオット レベル28
筋力 166 補正値 75 計 241
知力 228 補正値 310 計 538
敏捷性167 補正値 65 計 232
スキル
チートマップ・精神自動回復・順応力
魔法
風属性 59 水属性 43 炎属性38
癒しの鼓動
技能(補正値は装備時のみ発動)
剣術 22 補正LV4 筋力8 敏捷性8
杖術 20 補正LV4 知力20
盾術 21 補正LV4 筋力20
槍術 20 補正LV4 筋力12 知力4
体術 23 補正LV4 筋力10 敏捷性12
射撃 31 補正LV6 筋力12 敏捷性12
特殊技能(補正値は常時発動)
採取 31 補正LV6 筋力30 知力30
採掘 19 補正LV3 筋力15 敏捷性15
魔装 54 補正LV9 知力90
操舵 27 補正LV5 敏捷性50
加工技能(補正値は常時発動)
裁縫 42 補正LV8 知力80
鍛冶 19 補正LV3 筋力30
錬金 24 補正LV4 知力40
魔生 39 補正LV7 知力70
・「うむ、採掘で少し上がったね。
このステータスがスタート値だ。
やってやる!」
俺は直ぐみんなを呼び集めた。
今後の方針と目標を伝える為だ。
・「今回の目標が決まった。目標は『黒龍の討伐』です、このLV上げで黒龍を倒せるだけの力を手に入れようと思う。どうか力を貸してほしい。」
ミズキは知らないから相手の特徴や黒龍と出会った経緯等を説明する。俺の無茶な頼みをしっかり聞いてくれる4人の女性、本当にありがたいね。
・「明日から本格的にLV上げを使用と思う、時間短縮の為に2チームに分けて行います。ミズキ・リーシュのペアとマルチ・セリスのペア行動したいと考えている。」
・セリス
「ペアで動くのか?
みんなでやった方が早くない?」
セリスが質問してくる。
確かにスピード重視で考えればそうなる。
しかし本質はスピードではない。
LV上げで一番重要な事。
それは、、、継続である。
・「このPTなら誰かが戦えば経験値が入る、ならば半分が戦って半分が休みながらサポートすれば継続的に戦闘が出来る筈だ。もちろん状況によって加勢したり撤退する。」
出来るだけ無駄を省くんだ、効率よく回転率を上げる。早くするだけが効率を上げる方法じゃないからね。結局、一番早いのは回し続ける事だ。
・マルチ
「発想が凄い。」
・ミズキ
「魔力が尽きないPTならではですね。
この様な戦術は軍でもやりません。」
・リーシュ
「チーム分けにライオットが入ってないけど、ライオットは何をするの?」
・「俺は戦闘と同時に採掘と鍛冶を行う。
戦闘はサポート程度だと認識してくれ。」
俺は経験値も欲しいが採掘も上げたいし鍛冶も上げたい。時間が無いのなら全部一気にやってしまえば良いじゃないか!そう思い付いたのだ。
・セリス
「欲張りすぎじゃないか?
お前はいつ休みんだよ。」
・「俺の代わりは居ないからその時はみんなで休もう。少しくらいは無茶しないと初代勇者さんが負けた相手だし出来るだけの事はしておきたい。負けたら後悔とか出来ないだろう?敗北は死を意味するかもしれないんだ。」
ゲームではその辺りの危機感は無い。
セーブからやり直せばいい事だからね。
でもこれはゲームじゃない。
だからやれる事はやらないとさ。
・「各々のペアの判断で撤退と継続を決めてくれ。最優先はチームの存続、無理だけはしない様にヤバいと思ったら即退却だ、休憩しているチームは戦闘チームの判断に迷わず従う事。」
撤退時の約束はしっかり決めておかなきゃね。
・「一瞬の判断の遅れが死を招く事がある。
撤退したらまた戻ってくればいい。
死ななければ何とでもなる。」
俺はそう提案する。
一秒でも多く経験値を稼ぎたい。
・セリス
「本当に豪快な作戦だ。
でも嫌いじゃないぜ。」
・マルチ
「私はライオットを指示する、特訓の時に超短期間で1LVから20まで上げた実績もあるから大丈夫だよ。」
・ミズキ
「仰せのままに。」
・リーシュ
「魔力回復は任せて良いんですよね?
ドンドン魔法を使っちゃうね。」
皆さん頼もしい限りです。
明日が楽しみになって来た!
~次の日~
今日から本格的にLV上げの再開です。
まずやる事はある程度の片付け。
ゲームの様に野営地の放置は出来ません。
・セリス
「戻って来て直ぐに休める様に最低限の設備は置いて行く。だがLV上げしながら休憩をはさむ関係上、食事セットと簡易寝袋等の休養する為の道具は出来るだけ持ち運ぶ。」
セリス指導の下で準備が始まる。
こういう時は様々な状況下で活動していたセリスの経験が役に立つ。さらにミズキも隠密専門の知識でサポート。二人が知恵を出し合ったおかげで『移動式LV上げキャンプ法』が完成した。
・「いやはや、二人とも凄いね。」
簡単に言えば戦闘PTと休憩PTの二つをシフトで分けて交互に戦わせる、そして俺の役割を徹底的にはめ込む事で安心して休む環境を作り出したのだ。このLV上げ方式で大事なのは『休養方法』にある。常に移動しているのだから普通なら休めないだろう。しかしそこを解決した事により、より効率よくLV上げを行う事が出来る様になった。
・セリス
「ライオットも辛くなったら直ぐ言えよ?
お前が一番辛いポジションなんだからな。」
俺の役割は現場管理だ、戦闘と休養を円滑に回るような位置取りを心掛ける必要がある。そして『風魔法』で簡易寝袋に入って休む者の安眠を手助けする事も俺の主な仕事になる。風魔法で周囲の音を遮断し、ぐっすり寝られる様に揺らさず寝袋を移動させる。更にマップ機能で常に周囲を探る事で敵の奇襲を防ぐのだ。
皆様に快適な空間を提供いたします。
・「最初は不安だろうけど皆がしっかり休めるように頑張るよ。」
皆が寝られるかどうかは俺への安心感で決まる。少しでも不安なら寝られないだろう?このLV上げで大切なのは仲間への信頼だ、ミスは許されない。
・セリス
「こんなやり方は恐らく誰もやった事がない、だからゆっくり順応していこう。途中で出来ないと感じたら直ぐ止めるからな?」
・「ああ、頼む。」
誰もやった事が無いんだ、どんな結果になるかやってみないと解らない。
・リーシュ
「まずは私達から戦います、セリスは戦闘PTがどれ程の時間で交代するのが理想なのか考えていてください。」
チームの状況判断はセリスとミズキが行う事になった、何故なら二人とも戦況を見抜く技術が高いからだ。俺も二人の指示に従う事にしよう。
こうして『移動LV上げキャンプ』は幕を開けた、始めはゆっくりと進めていき徐々にスピードと精度を上げていくのだ。
敵とのファーストコンタクトは複数の敵だったがリーシュの魔法とミズキの近接で撃退する事が出来た、見事な連携攻撃ですね。
・セリス
「この階の敵も問題なく倒せるな、強敵ではなく倒せる敵をドンドン倒そう。ライオットは採掘と周囲の警戒、それと移動に集中してくれればいい。」
俺はセリスの言葉に甘える。
ミスリル鉱石をドンドン採掘、周囲をチェックしながら戦闘PTに合わせて移動する。そして隙をついて鍛冶までも行う事にした。
これで採掘、鍛冶、風魔法、LVが上がっていくだろう。慣れてきたら他の攻撃魔法や投擲もやっちゃおうかな。
『癒しの鼓動』
もちろんこのスキルも忘れません。
これのお陰でPTの魔力は無尽蔵となる。
魔力枯渇の心配が無ければ後は体力勝負となり、その体力さえ回復出来れば理論上動き続けられるはずだ。後は心のすり減り具合を気を付ければ良い。
メンタルケアもしっかり行わなきゃね。
俺達のLV上げは始まったばかりだ。
お風呂から帰って来たセリスはいつも通りのセリスに戻っていた。セリスのモヤモヤは解消した様だね、お風呂でみんなと色々話してたらしい。
やぱり仲間って良いよね。
では少し整理しておこう。
俺のすべき事は『黒龍の討伐』だ。
直接戦ったわけではないが初代勇者さんが敗北するような相手だ、生半可な強さではないだろう。だとすればどれ程強くなればいい?グランに詳しく聞いて置くべきだったな。
・「特に期限は決められてはいない。
しかしあまり放置できる問題でもない。
う~む、困ったな。
期間の設定が無いと計画が立てにくい。」
中途半端に強化して負けたら意味がない。
これはゲームではないからね。
ならばやれる事は一つ。
とことんやってやろうじゃないの!
元々その目的で来たんだ。
逆に明確な目標が出来てヤル気が上がった。
・「明日から早速始めるか。」
俺はお風呂から上がった。
こうしてLV上げ中心で戦うのは久しぶりだ。
LV上げ大好き人間の実力を見せてやる。
・「よし、現状把握からだ。」
ライオット レベル28
筋力 166 補正値 75 計 241
知力 228 補正値 310 計 538
敏捷性167 補正値 65 計 232
スキル
チートマップ・精神自動回復・順応力
魔法
風属性 59 水属性 43 炎属性38
癒しの鼓動
技能(補正値は装備時のみ発動)
剣術 22 補正LV4 筋力8 敏捷性8
杖術 20 補正LV4 知力20
盾術 21 補正LV4 筋力20
槍術 20 補正LV4 筋力12 知力4
体術 23 補正LV4 筋力10 敏捷性12
射撃 31 補正LV6 筋力12 敏捷性12
特殊技能(補正値は常時発動)
採取 31 補正LV6 筋力30 知力30
採掘 19 補正LV3 筋力15 敏捷性15
魔装 54 補正LV9 知力90
操舵 27 補正LV5 敏捷性50
加工技能(補正値は常時発動)
裁縫 42 補正LV8 知力80
鍛冶 19 補正LV3 筋力30
錬金 24 補正LV4 知力40
魔生 39 補正LV7 知力70
・「うむ、採掘で少し上がったね。
このステータスがスタート値だ。
やってやる!」
俺は直ぐみんなを呼び集めた。
今後の方針と目標を伝える為だ。
・「今回の目標が決まった。目標は『黒龍の討伐』です、このLV上げで黒龍を倒せるだけの力を手に入れようと思う。どうか力を貸してほしい。」
ミズキは知らないから相手の特徴や黒龍と出会った経緯等を説明する。俺の無茶な頼みをしっかり聞いてくれる4人の女性、本当にありがたいね。
・「明日から本格的にLV上げを使用と思う、時間短縮の為に2チームに分けて行います。ミズキ・リーシュのペアとマルチ・セリスのペア行動したいと考えている。」
・セリス
「ペアで動くのか?
みんなでやった方が早くない?」
セリスが質問してくる。
確かにスピード重視で考えればそうなる。
しかし本質はスピードではない。
LV上げで一番重要な事。
それは、、、継続である。
・「このPTなら誰かが戦えば経験値が入る、ならば半分が戦って半分が休みながらサポートすれば継続的に戦闘が出来る筈だ。もちろん状況によって加勢したり撤退する。」
出来るだけ無駄を省くんだ、効率よく回転率を上げる。早くするだけが効率を上げる方法じゃないからね。結局、一番早いのは回し続ける事だ。
・マルチ
「発想が凄い。」
・ミズキ
「魔力が尽きないPTならではですね。
この様な戦術は軍でもやりません。」
・リーシュ
「チーム分けにライオットが入ってないけど、ライオットは何をするの?」
・「俺は戦闘と同時に採掘と鍛冶を行う。
戦闘はサポート程度だと認識してくれ。」
俺は経験値も欲しいが採掘も上げたいし鍛冶も上げたい。時間が無いのなら全部一気にやってしまえば良いじゃないか!そう思い付いたのだ。
・セリス
「欲張りすぎじゃないか?
お前はいつ休みんだよ。」
・「俺の代わりは居ないからその時はみんなで休もう。少しくらいは無茶しないと初代勇者さんが負けた相手だし出来るだけの事はしておきたい。負けたら後悔とか出来ないだろう?敗北は死を意味するかもしれないんだ。」
ゲームではその辺りの危機感は無い。
セーブからやり直せばいい事だからね。
でもこれはゲームじゃない。
だからやれる事はやらないとさ。
・「各々のペアの判断で撤退と継続を決めてくれ。最優先はチームの存続、無理だけはしない様にヤバいと思ったら即退却だ、休憩しているチームは戦闘チームの判断に迷わず従う事。」
撤退時の約束はしっかり決めておかなきゃね。
・「一瞬の判断の遅れが死を招く事がある。
撤退したらまた戻ってくればいい。
死ななければ何とでもなる。」
俺はそう提案する。
一秒でも多く経験値を稼ぎたい。
・セリス
「本当に豪快な作戦だ。
でも嫌いじゃないぜ。」
・マルチ
「私はライオットを指示する、特訓の時に超短期間で1LVから20まで上げた実績もあるから大丈夫だよ。」
・ミズキ
「仰せのままに。」
・リーシュ
「魔力回復は任せて良いんですよね?
ドンドン魔法を使っちゃうね。」
皆さん頼もしい限りです。
明日が楽しみになって来た!
~次の日~
今日から本格的にLV上げの再開です。
まずやる事はある程度の片付け。
ゲームの様に野営地の放置は出来ません。
・セリス
「戻って来て直ぐに休める様に最低限の設備は置いて行く。だがLV上げしながら休憩をはさむ関係上、食事セットと簡易寝袋等の休養する為の道具は出来るだけ持ち運ぶ。」
セリス指導の下で準備が始まる。
こういう時は様々な状況下で活動していたセリスの経験が役に立つ。さらにミズキも隠密専門の知識でサポート。二人が知恵を出し合ったおかげで『移動式LV上げキャンプ法』が完成した。
・「いやはや、二人とも凄いね。」
簡単に言えば戦闘PTと休憩PTの二つをシフトで分けて交互に戦わせる、そして俺の役割を徹底的にはめ込む事で安心して休む環境を作り出したのだ。このLV上げ方式で大事なのは『休養方法』にある。常に移動しているのだから普通なら休めないだろう。しかしそこを解決した事により、より効率よくLV上げを行う事が出来る様になった。
・セリス
「ライオットも辛くなったら直ぐ言えよ?
お前が一番辛いポジションなんだからな。」
俺の役割は現場管理だ、戦闘と休養を円滑に回るような位置取りを心掛ける必要がある。そして『風魔法』で簡易寝袋に入って休む者の安眠を手助けする事も俺の主な仕事になる。風魔法で周囲の音を遮断し、ぐっすり寝られる様に揺らさず寝袋を移動させる。更にマップ機能で常に周囲を探る事で敵の奇襲を防ぐのだ。
皆様に快適な空間を提供いたします。
・「最初は不安だろうけど皆がしっかり休めるように頑張るよ。」
皆が寝られるかどうかは俺への安心感で決まる。少しでも不安なら寝られないだろう?このLV上げで大切なのは仲間への信頼だ、ミスは許されない。
・セリス
「こんなやり方は恐らく誰もやった事がない、だからゆっくり順応していこう。途中で出来ないと感じたら直ぐ止めるからな?」
・「ああ、頼む。」
誰もやった事が無いんだ、どんな結果になるかやってみないと解らない。
・リーシュ
「まずは私達から戦います、セリスは戦闘PTがどれ程の時間で交代するのが理想なのか考えていてください。」
チームの状況判断はセリスとミズキが行う事になった、何故なら二人とも戦況を見抜く技術が高いからだ。俺も二人の指示に従う事にしよう。
こうして『移動LV上げキャンプ』は幕を開けた、始めはゆっくりと進めていき徐々にスピードと精度を上げていくのだ。
敵とのファーストコンタクトは複数の敵だったがリーシュの魔法とミズキの近接で撃退する事が出来た、見事な連携攻撃ですね。
・セリス
「この階の敵も問題なく倒せるな、強敵ではなく倒せる敵をドンドン倒そう。ライオットは採掘と周囲の警戒、それと移動に集中してくれればいい。」
俺はセリスの言葉に甘える。
ミスリル鉱石をドンドン採掘、周囲をチェックしながら戦闘PTに合わせて移動する。そして隙をついて鍛冶までも行う事にした。
これで採掘、鍛冶、風魔法、LVが上がっていくだろう。慣れてきたら他の攻撃魔法や投擲もやっちゃおうかな。
『癒しの鼓動』
もちろんこのスキルも忘れません。
これのお陰でPTの魔力は無尽蔵となる。
魔力枯渇の心配が無ければ後は体力勝負となり、その体力さえ回復出来れば理論上動き続けられるはずだ。後は心のすり減り具合を気を付ければ良い。
メンタルケアもしっかり行わなきゃね。
俺達のLV上げは始まったばかりだ。
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