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第一章 海神ポセイドン
27話 愛と憎しみ その3
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シロウ達の活躍によりハイオーク達は全員倒れ
残りはオークジェネラル2体とオークロードだけになっていた
「なんだこの人間共は!?しかしハイオーク共を倒しただけで調子にのるなよ人間!我をこんな雑魚共と一緒に考えるな。それに我は腹が減って気がたっておる、貴様らから先にいただいてやるわ!」
オークロードはそういうとシロウ達の前にでてくる
「なんてバカでけーんだ、ハイオークよりもでかいオークジェネラルが子どもに見えちまうぜ。
しかし戦ろうにも横に陣取ってるオークジェネラルどもが邪魔になりそうだな」
「僕とシルフそしてエルフ兵でオークジェネラルを引き受けるよねー。だからアルテミスもシロウ達の方でオークロードを倒してほしいんだよねー。」
「ありがてー提案だぜ!ジンわりーけどそいつら2体なんとか頼むぞ!!」
「フンッ、エルフ一匹増えたところで関係ない、食料が少し多くなっただけのことだ。よかろう望み通りお前らの相手をしてやろう。くるがよい」
オークロードが言い終わると同時にダイスケがしかける
「ウォーター!」
「……なんだそれは?水浴びか?まったく効かぬわ。」
「スパーク!」
「ハイオークを片付けたとはいえ貴様のスキルもその程度か?むしろピリッとして気持ちいいくらいだ。この程度でやられるとはハイオーク共も不甲斐ない!次はこちらからいくぞ!
我は好物から先に食べる方でな、ちょうど好物である人間の女がおるわ。そいつからいただくとしよう」
オークロードはそういうとグィネヴィアめがけてその剛腕を叩きつける
「まずいですわ、力だけでなくスピードも桁違いですわ!このままじゃ攻撃をまともにうけてしまいますわ。」
「グィネヴィアーーーー!!!」
ドッゴーン!!!
あまりもの威力に地面がえぐれ砂埃が巻き起こる
砂埃がはれると全身から血を流し倒れている人の姿が見えた…
「シロウ!?シロウ!!あなた私をかばってくれましたの!?」
「男に生まれたからには美女を守るのが使命ってもんなんだよ!」
チッ、目がかすみやがるし息ができねーぞ
これはマジでやべーな
でも元の世界の死に方よりは美女を守って死ねるんならちったぁカッコついたかもな
「ハァ、ハァッ、ダイスケにグィネヴィア、わりーけどよ、もう目も見えねーし体に力がまったく入らねーんだわ。
ダイスケには荷が重いかもしんねーけど、グィネヴィアの事頼んだぞ………」
「シロウ!シロウッ!!!さっさと起きてあの豚を倒して早くいつものおバカな姿を私に見せなさい!」
「シロウ何言ってるさー!グィネヴィアの専属の執事はシロウの役目さーね!冗談言ってないで早く起目を覚ますさー!」
「ウォーター!ウォーター!ウォーター!!!」
グィネヴィアはシロウを揺さぶり、ダイスケは水を浴びせるがシロウはピクリとも動かない……
「グハハハハ、人間よ、やはりお前らなど我の相手にはならん。しかし加減をせねばなるまいな。 あの様になっては食感が悪くなるやもしれぬ。」
「殺してやるっ!この豚!!!
お前だけは絶対に許しませんことよ!
サンダーレクイエム!」
「セイレーンもっと力を貸して欲しいさー!
シロウのバカにグィネヴィアの事を頼まれたから!あのバカは寝てるだけに決まってるさーね!絶対に目を覚ますからそれまでの間頼むってことさーね!」
「フハハハハ
さっきまでよりは動きがよくなったが、それでも相手にならぬな!食前の運動として少し遊んでやるとするか。」
グィネヴィアとダイスケはスキルと魔法を駆使し攻撃を続けるがオークロードは全く意に介していないようである
「役に立たないと思っていたが、あれだけの数のハイオークを倒したのだ。助かるかわからぬが、妾も精霊にお願いしてみるのだ!」
「われらエルフは自然と共に
森に住み、自然と生きる民なり
その守護者たる大精霊よ妾の声に応えるのだ!」
アルテミスの声に合わせ大精霊が現れる
「あーら久しぶりに呼んだと思ったらどうしたの?アルテミスちゃん。そんなに悲しそうな顔をして。」
「妾達エルフと共に戦った人間が死んでしまったのだ…
だからこいつをシルフィードの力で助けてほしいのだ!」
「あらあら、いつも笑顔のアルテミスちゃんが悲しんだ顔なんて私は見たくないわ。それにこの子まだかすかにだけど命の鼓動があるわ。これならまだ間に合うかも。」
「ブレスオブライフ(生命の息吹)」
シルフィードはシロウの胸に手を当てそう呟く
するとシロウの周りが薄緑色のオーラに包まれる
「ゲホッゲホッ!
俺はどうなったんだ!?グィネヴィアを突き飛ばしてその後はどうなったんだ!?」
シロウは蘇ったばかりで記憶が定かではないようだ
「シロウちゃんはじめまして!
私は風の精霊のシルフィードよ。あなたもう少しで本当に死んじゃうところだったのよ。それがアルテミスにお願いされて私が助けてあげたの。お礼はアルテミスに言ってあげてちょうだい。」
「俺は死ぬところだったのか!?
言われりゃ思い出してきたぞあいつの攻撃がグィネヴィアにあたりそうだったから咄嗟に俺が突き飛ばして代わりに攻撃をくらったんだったな。
しかしそうだったのか、アルテミスありがとな!」
「礼はよいのだ。しかし身体は大丈夫なのか?」
「痛みもまったくねーし、息苦しくもねー!
むしろ前より身体が軽く感じるくらいだぜ!」
「ならよいのだ。それならば早くグィネヴィア達の加勢に行くのだ!あやつらも危ないのだ!
妾は父上達の方へ行って先にオークジェネラルをかたづけてくるのだ!」
「シロウちゃんサービスで私の力も少しわけてあげたから頑張ってねーん。ではいってらっしゃいな。私は久しぶりに力を使って疲れたから少し休む事にするわね。」
「シルフィードもサンキュ!今度こそあの豚野郎をやっつけてくるわ!どっちが食料なのか思いしらせてやる!」
「ハァッ、ハァッ。しぶとい豚ですわね。このままでは魔力の方が尽きてしまいますわ。」
「俺もセイレーンの力を借りてるけどそろそろやばいさーね。」
二人共肩で息をしはじめ魔力が少なくなってきている
グィネヴィアが打開策を考えていると肩にポンと手が置かれる
「わりっ、二人とも待たせちまったな!」
「「シロウ!!?」」
「シロウ無事でしたの!?」
「無敵の俺があんな豚野郎にやられるわけねーだろうが!!」
「シロウお前はゴキブリみたいにしぶといから殺しても死なないやつだと思ってたさーね!」
「うるせーよダイスケ! まぁ二人とも俺がいない間ありがとな。
ほんじゃ後は俺に任せてゆっくりしてろよ。」
「また貴様か。死んだと思ったがしぶといやつだな。だが再び我の前に殺されに来るとはな。」
「テメーみてーな豚は一発で充分だぜ!
くらいやがれ!
グランプラ・トネイル!(激雷)」
「なんですのこの威力は!?」
「シロウかえってきたと思ったらなにがあったさー??」
「風の精霊にパワーアップしてもらったんだよ!
お前ら雷のメカニズム知ってっか?
簡単に説明すっと
雲の中によ上に昇る氷のつぶと下に降りる氷のつぶがあってよそれがぶつかって静電気がたまるんだわ、んで空気が電気の力に耐えきれなくなったら放電、つまり雷になるってこった。」
「って事はだ、風で氷のつぶを激しくぶつけあえばその分電荷もたまるってわけだ。俺の場合は氷のつぶじゃなくて+と-のエネルギーどうしをぶつけあって威力を上げてる感じだけどな!
前の世界で暇な時に雷のメカニズムとかいうサイトなんとなく見ておいて役にたつとはな!」
シロウは得意気にウンチクを披露しオークロードに目をやると焼け焦げたオークロードが倒れていた
「ふーっ、なんとかこれで終わったな!」
「本当に手がかかる豚だったことですわ。」
戦いが終わりシロウ達が話していると突然何者かが現れる
「やはり豚は豚か!ただのハイオークだった貴様に力を与えたというのに。」
「イデアちゃんっ!?」
「フンッ気安く呼ぶな!貴様らを利用してエルフの里を滅ぼすつもりだったのだ。おい豚いつまで寝ているさっさと起きろ!」
「ダークネスドミネーション(闇の支配)」
「グワァァーー!!!」
「嘘だろ!?確かに倒したはずだぜ。」
イデアが呪文を唱えるとオークロードの周りを黒い霧が囲い再びオークロードは立ち上がった
「オレ、ハラヘッタ、ゼンブクウ!」
「この豚の喋り方、さきほどまでの知性が感じられませんわ!」
「なにかやべーぞ!!」
「ブォォォーーーー」
「危ねーっ!避けろっ!」
ドッゴーーーン!!!!
「なんだこれ!?さっきと比べ物になんねーぞ。 隕石がおちてきたかってくらいだぞ。」
「シロウこのまま受けにまわったらまずいですわ!先程の攻撃はまだできますの?」
「そうだな、こんなの一発でももらったら今度こそ間違いなく死んじまう。もらう前にやるしかねーな!」
「グランプラ・トネイル!」
バチバチバチバチバチバチーーーー
激しい雷で砂埃が舞う
「やったか!?」
「オレ、ゼンブクウ」
シロウの期待も虚しくオークロードは立っている
「これで倒れねーなんてどうすりゃいいんだ!」
シロウが立ち尽くしていると後方から声が聞こえる
「シロウ達よ遅くなったのだ!向こうは父上達となんとかオークジェネラルを倒したのだ!みな力を使い果たして動けぬので妾だけやってきたのだ!」
「この豚最初はシルフィードにパワーアップしてもらって倒したんだけどよ、イデアちゃんが現れて呪文を唱えたら復活しやがってよ。俺もわけがわかんねーんだよ。」
「イデアだと!?なぜシロウがその名前を知っているのだ!?」
「エルフの里を探すときに夢の中でハーデスってジジイに呼ばれてよ、そこにイデアちゃんがいてエルフの里を知ってるっていうから教えてもらってきたんだよ」
アルテミスとシロウが話しているとイデアがシロウ達の前に現れて着ていた外套を脱ぐ
「久しいなアルテミスよ。ずいぶんと疲れておるではないか。」
「ね、姉さま!?本当にイデア姉さまなのか!?」
「無論お前の姉であるイデアだ!」
「なぜ姉さまがこんな所に!?」
「そんなのエルフの里を滅ぼすために決まっておろう。そこの人間共はそれに利用させてもらったに過ぎん。」
「イデア姉さまなぜそのような事を…?それにその見た目は以前のイデア姉さまとは全然違うのだ。」
「そんなの貴様らが憎いからにきまっている。
ハーデス様の力を借り、お前もジンとシルフも疲れておる今ならこの里も私一人で簡単に滅ぼせよう。」
「アルテミスとイデアちゃんが姉妹!?マジで言ってんの!?このツルペタ色白ロリとボインの黒ギャルが?似てんのって耳だけだぞ!
もしや闇堕ちしてダークエルフになったって事なのか?」
「とにかくアルテミス私は貴様が1番憎いのだ貴様からやってくれよう。」
「アルテミスっ!!」
「私の事はいいからシロウ達はオークロードを倒すのだ!」
「すぐにやっつけて戻ってくっからな!」
「茶番はそろそろ終わりだ!貴様にも私が味わった絶望を味あわせてくれよう!くらうがよい!」
「ダークネスドミネーション!」
「ウワァァー、あ、頭が割れる様に痛いのだ!
姉さまやめるのだ!」
イデアの呪文をうけたアルテミスの精神は過去へととばされる
残りはオークジェネラル2体とオークロードだけになっていた
「なんだこの人間共は!?しかしハイオーク共を倒しただけで調子にのるなよ人間!我をこんな雑魚共と一緒に考えるな。それに我は腹が減って気がたっておる、貴様らから先にいただいてやるわ!」
オークロードはそういうとシロウ達の前にでてくる
「なんてバカでけーんだ、ハイオークよりもでかいオークジェネラルが子どもに見えちまうぜ。
しかし戦ろうにも横に陣取ってるオークジェネラルどもが邪魔になりそうだな」
「僕とシルフそしてエルフ兵でオークジェネラルを引き受けるよねー。だからアルテミスもシロウ達の方でオークロードを倒してほしいんだよねー。」
「ありがてー提案だぜ!ジンわりーけどそいつら2体なんとか頼むぞ!!」
「フンッ、エルフ一匹増えたところで関係ない、食料が少し多くなっただけのことだ。よかろう望み通りお前らの相手をしてやろう。くるがよい」
オークロードが言い終わると同時にダイスケがしかける
「ウォーター!」
「……なんだそれは?水浴びか?まったく効かぬわ。」
「スパーク!」
「ハイオークを片付けたとはいえ貴様のスキルもその程度か?むしろピリッとして気持ちいいくらいだ。この程度でやられるとはハイオーク共も不甲斐ない!次はこちらからいくぞ!
我は好物から先に食べる方でな、ちょうど好物である人間の女がおるわ。そいつからいただくとしよう」
オークロードはそういうとグィネヴィアめがけてその剛腕を叩きつける
「まずいですわ、力だけでなくスピードも桁違いですわ!このままじゃ攻撃をまともにうけてしまいますわ。」
「グィネヴィアーーーー!!!」
ドッゴーン!!!
あまりもの威力に地面がえぐれ砂埃が巻き起こる
砂埃がはれると全身から血を流し倒れている人の姿が見えた…
「シロウ!?シロウ!!あなた私をかばってくれましたの!?」
「男に生まれたからには美女を守るのが使命ってもんなんだよ!」
チッ、目がかすみやがるし息ができねーぞ
これはマジでやべーな
でも元の世界の死に方よりは美女を守って死ねるんならちったぁカッコついたかもな
「ハァ、ハァッ、ダイスケにグィネヴィア、わりーけどよ、もう目も見えねーし体に力がまったく入らねーんだわ。
ダイスケには荷が重いかもしんねーけど、グィネヴィアの事頼んだぞ………」
「シロウ!シロウッ!!!さっさと起きてあの豚を倒して早くいつものおバカな姿を私に見せなさい!」
「シロウ何言ってるさー!グィネヴィアの専属の執事はシロウの役目さーね!冗談言ってないで早く起目を覚ますさー!」
「ウォーター!ウォーター!ウォーター!!!」
グィネヴィアはシロウを揺さぶり、ダイスケは水を浴びせるがシロウはピクリとも動かない……
「グハハハハ、人間よ、やはりお前らなど我の相手にはならん。しかし加減をせねばなるまいな。 あの様になっては食感が悪くなるやもしれぬ。」
「殺してやるっ!この豚!!!
お前だけは絶対に許しませんことよ!
サンダーレクイエム!」
「セイレーンもっと力を貸して欲しいさー!
シロウのバカにグィネヴィアの事を頼まれたから!あのバカは寝てるだけに決まってるさーね!絶対に目を覚ますからそれまでの間頼むってことさーね!」
「フハハハハ
さっきまでよりは動きがよくなったが、それでも相手にならぬな!食前の運動として少し遊んでやるとするか。」
グィネヴィアとダイスケはスキルと魔法を駆使し攻撃を続けるがオークロードは全く意に介していないようである
「役に立たないと思っていたが、あれだけの数のハイオークを倒したのだ。助かるかわからぬが、妾も精霊にお願いしてみるのだ!」
「われらエルフは自然と共に
森に住み、自然と生きる民なり
その守護者たる大精霊よ妾の声に応えるのだ!」
アルテミスの声に合わせ大精霊が現れる
「あーら久しぶりに呼んだと思ったらどうしたの?アルテミスちゃん。そんなに悲しそうな顔をして。」
「妾達エルフと共に戦った人間が死んでしまったのだ…
だからこいつをシルフィードの力で助けてほしいのだ!」
「あらあら、いつも笑顔のアルテミスちゃんが悲しんだ顔なんて私は見たくないわ。それにこの子まだかすかにだけど命の鼓動があるわ。これならまだ間に合うかも。」
「ブレスオブライフ(生命の息吹)」
シルフィードはシロウの胸に手を当てそう呟く
するとシロウの周りが薄緑色のオーラに包まれる
「ゲホッゲホッ!
俺はどうなったんだ!?グィネヴィアを突き飛ばしてその後はどうなったんだ!?」
シロウは蘇ったばかりで記憶が定かではないようだ
「シロウちゃんはじめまして!
私は風の精霊のシルフィードよ。あなたもう少しで本当に死んじゃうところだったのよ。それがアルテミスにお願いされて私が助けてあげたの。お礼はアルテミスに言ってあげてちょうだい。」
「俺は死ぬところだったのか!?
言われりゃ思い出してきたぞあいつの攻撃がグィネヴィアにあたりそうだったから咄嗟に俺が突き飛ばして代わりに攻撃をくらったんだったな。
しかしそうだったのか、アルテミスありがとな!」
「礼はよいのだ。しかし身体は大丈夫なのか?」
「痛みもまったくねーし、息苦しくもねー!
むしろ前より身体が軽く感じるくらいだぜ!」
「ならよいのだ。それならば早くグィネヴィア達の加勢に行くのだ!あやつらも危ないのだ!
妾は父上達の方へ行って先にオークジェネラルをかたづけてくるのだ!」
「シロウちゃんサービスで私の力も少しわけてあげたから頑張ってねーん。ではいってらっしゃいな。私は久しぶりに力を使って疲れたから少し休む事にするわね。」
「シルフィードもサンキュ!今度こそあの豚野郎をやっつけてくるわ!どっちが食料なのか思いしらせてやる!」
「ハァッ、ハァッ。しぶとい豚ですわね。このままでは魔力の方が尽きてしまいますわ。」
「俺もセイレーンの力を借りてるけどそろそろやばいさーね。」
二人共肩で息をしはじめ魔力が少なくなってきている
グィネヴィアが打開策を考えていると肩にポンと手が置かれる
「わりっ、二人とも待たせちまったな!」
「「シロウ!!?」」
「シロウ無事でしたの!?」
「無敵の俺があんな豚野郎にやられるわけねーだろうが!!」
「シロウお前はゴキブリみたいにしぶといから殺しても死なないやつだと思ってたさーね!」
「うるせーよダイスケ! まぁ二人とも俺がいない間ありがとな。
ほんじゃ後は俺に任せてゆっくりしてろよ。」
「また貴様か。死んだと思ったがしぶといやつだな。だが再び我の前に殺されに来るとはな。」
「テメーみてーな豚は一発で充分だぜ!
くらいやがれ!
グランプラ・トネイル!(激雷)」
「なんですのこの威力は!?」
「シロウかえってきたと思ったらなにがあったさー??」
「風の精霊にパワーアップしてもらったんだよ!
お前ら雷のメカニズム知ってっか?
簡単に説明すっと
雲の中によ上に昇る氷のつぶと下に降りる氷のつぶがあってよそれがぶつかって静電気がたまるんだわ、んで空気が電気の力に耐えきれなくなったら放電、つまり雷になるってこった。」
「って事はだ、風で氷のつぶを激しくぶつけあえばその分電荷もたまるってわけだ。俺の場合は氷のつぶじゃなくて+と-のエネルギーどうしをぶつけあって威力を上げてる感じだけどな!
前の世界で暇な時に雷のメカニズムとかいうサイトなんとなく見ておいて役にたつとはな!」
シロウは得意気にウンチクを披露しオークロードに目をやると焼け焦げたオークロードが倒れていた
「ふーっ、なんとかこれで終わったな!」
「本当に手がかかる豚だったことですわ。」
戦いが終わりシロウ達が話していると突然何者かが現れる
「やはり豚は豚か!ただのハイオークだった貴様に力を与えたというのに。」
「イデアちゃんっ!?」
「フンッ気安く呼ぶな!貴様らを利用してエルフの里を滅ぼすつもりだったのだ。おい豚いつまで寝ているさっさと起きろ!」
「ダークネスドミネーション(闇の支配)」
「グワァァーー!!!」
「嘘だろ!?確かに倒したはずだぜ。」
イデアが呪文を唱えるとオークロードの周りを黒い霧が囲い再びオークロードは立ち上がった
「オレ、ハラヘッタ、ゼンブクウ!」
「この豚の喋り方、さきほどまでの知性が感じられませんわ!」
「なにかやべーぞ!!」
「ブォォォーーーー」
「危ねーっ!避けろっ!」
ドッゴーーーン!!!!
「なんだこれ!?さっきと比べ物になんねーぞ。 隕石がおちてきたかってくらいだぞ。」
「シロウこのまま受けにまわったらまずいですわ!先程の攻撃はまだできますの?」
「そうだな、こんなの一発でももらったら今度こそ間違いなく死んじまう。もらう前にやるしかねーな!」
「グランプラ・トネイル!」
バチバチバチバチバチバチーーーー
激しい雷で砂埃が舞う
「やったか!?」
「オレ、ゼンブクウ」
シロウの期待も虚しくオークロードは立っている
「これで倒れねーなんてどうすりゃいいんだ!」
シロウが立ち尽くしていると後方から声が聞こえる
「シロウ達よ遅くなったのだ!向こうは父上達となんとかオークジェネラルを倒したのだ!みな力を使い果たして動けぬので妾だけやってきたのだ!」
「この豚最初はシルフィードにパワーアップしてもらって倒したんだけどよ、イデアちゃんが現れて呪文を唱えたら復活しやがってよ。俺もわけがわかんねーんだよ。」
「イデアだと!?なぜシロウがその名前を知っているのだ!?」
「エルフの里を探すときに夢の中でハーデスってジジイに呼ばれてよ、そこにイデアちゃんがいてエルフの里を知ってるっていうから教えてもらってきたんだよ」
アルテミスとシロウが話しているとイデアがシロウ達の前に現れて着ていた外套を脱ぐ
「久しいなアルテミスよ。ずいぶんと疲れておるではないか。」
「ね、姉さま!?本当にイデア姉さまなのか!?」
「無論お前の姉であるイデアだ!」
「なぜ姉さまがこんな所に!?」
「そんなのエルフの里を滅ぼすために決まっておろう。そこの人間共はそれに利用させてもらったに過ぎん。」
「イデア姉さまなぜそのような事を…?それにその見た目は以前のイデア姉さまとは全然違うのだ。」
「そんなの貴様らが憎いからにきまっている。
ハーデス様の力を借り、お前もジンとシルフも疲れておる今ならこの里も私一人で簡単に滅ぼせよう。」
「アルテミスとイデアちゃんが姉妹!?マジで言ってんの!?このツルペタ色白ロリとボインの黒ギャルが?似てんのって耳だけだぞ!
もしや闇堕ちしてダークエルフになったって事なのか?」
「とにかくアルテミス私は貴様が1番憎いのだ貴様からやってくれよう。」
「アルテミスっ!!」
「私の事はいいからシロウ達はオークロードを倒すのだ!」
「すぐにやっつけて戻ってくっからな!」
「茶番はそろそろ終わりだ!貴様にも私が味わった絶望を味あわせてくれよう!くらうがよい!」
「ダークネスドミネーション!」
「ウワァァー、あ、頭が割れる様に痛いのだ!
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