上 下
28 / 30
第一章 海神ポセイドン

27話 愛と憎しみ その3

しおりを挟む
シロウ達の活躍によりハイオーク達は全員倒れ
残りはオークジェネラル2体とオークロードだけになっていた

「なんだこの人間共は!?しかしハイオーク共を倒しただけで調子にのるなよ人間!我をこんな雑魚共と一緒に考えるな。それに我は腹が減って気がたっておる、貴様らから先にいただいてやるわ!」

オークロードはそういうとシロウ達の前にでてくる

「なんてバカでけーんだ、ハイオークよりもでかいオークジェネラルが子どもに見えちまうぜ。
しかし戦ろうにも横に陣取ってるオークジェネラルどもが邪魔になりそうだな」

「僕とシルフそしてエルフ兵でオークジェネラルを引き受けるよねー。だからアルテミスもシロウ達の方でオークロードを倒してほしいんだよねー。」

「ありがてー提案だぜ!ジンわりーけどそいつら2体なんとか頼むぞ!!」

「フンッ、エルフ一匹増えたところで関係ない、食料が少し多くなっただけのことだ。よかろう望み通りお前らの相手をしてやろう。くるがよい」

オークロードが言い終わると同時にダイスケがしかける

「ウォーター!」

「……なんだそれは?水浴びか?まったく効かぬわ。」

「スパーク!」

「ハイオークを片付けたとはいえ貴様のスキルもその程度か?むしろピリッとして気持ちいいくらいだ。この程度でやられるとはハイオーク共も不甲斐ない!次はこちらからいくぞ!
我は好物から先に食べる方でな、ちょうど好物である人間の女がおるわ。そいつからいただくとしよう」

オークロードはそういうとグィネヴィアめがけてその剛腕を叩きつける

「まずいですわ、力だけでなくスピードも桁違いですわ!このままじゃ攻撃をまともにうけてしまいますわ。」


「グィネヴィアーーーー!!!」

ドッゴーン!!!
あまりもの威力に地面がえぐれ砂埃が巻き起こる
砂埃がはれると全身から血を流し倒れている人の姿が見えた…






「シロウ!?シロウ!!あなた私をかばってくれましたの!?」

「男に生まれたからには美女を守るのが使命ってもんなんだよ!」
チッ、目がかすみやがるし息ができねーぞ
これはマジでやべーな
でも元の世界の死に方よりは美女を守って死ねるんならちったぁカッコついたかもな

「ハァ、ハァッ、ダイスケにグィネヴィア、わりーけどよ、もう目も見えねーし体に力がまったく入らねーんだわ。
ダイスケには荷が重いかもしんねーけど、グィネヴィアの事頼んだぞ………」

「シロウ!シロウッ!!!さっさと起きてあの豚を倒して早くいつものおバカな姿を私に見せなさい!」

「シロウ何言ってるさー!グィネヴィアの専属の執事はシロウの役目さーね!冗談言ってないで早く起目を覚ますさー!」

「ウォーター!ウォーター!ウォーター!!!」

グィネヴィアはシロウを揺さぶり、ダイスケは水を浴びせるがシロウはピクリとも動かない……

「グハハハハ、人間よ、やはりお前らなど我の相手にはならん。しかし加減をせねばなるまいな。 あの様になっては食感が悪くなるやもしれぬ。」

「殺してやるっ!この豚!!!
お前だけは絶対に許しませんことよ!
サンダーレクイエム!」

「セイレーンもっと力を貸して欲しいさー!
シロウのバカにグィネヴィアの事を頼まれたから!あのバカは寝てるだけに決まってるさーね!絶対に目を覚ますからそれまでの間頼むってことさーね!」

「フハハハハ
さっきまでよりは動きがよくなったが、それでも相手にならぬな!食前の運動として少し遊んでやるとするか。」

グィネヴィアとダイスケはスキルと魔法を駆使し攻撃を続けるがオークロードは全く意に介していないようである

「役に立たないと思っていたが、あれだけの数のハイオークを倒したのだ。助かるかわからぬが、妾も精霊にお願いしてみるのだ!」

「われらエルフは自然と共に
森に住み、自然と生きる民なり
その守護者たる大精霊よ妾の声に応えるのだ!」

アルテミスの声に合わせ大精霊が現れる

「あーら久しぶりに呼んだと思ったらどうしたの?アルテミスちゃん。そんなに悲しそうな顔をして。」

「妾達エルフと共に戦った人間が死んでしまったのだ…
だからこいつをシルフィードの力で助けてほしいのだ!」

「あらあら、いつも笑顔のアルテミスちゃんが悲しんだ顔なんて私は見たくないわ。それにこの子まだかすかにだけど命の鼓動があるわ。これならまだ間に合うかも。」

「ブレスオブライフ(生命の息吹)」
シルフィードはシロウの胸に手を当てそう呟く
するとシロウの周りが薄緑色のオーラに包まれる

「ゲホッゲホッ!
俺はどうなったんだ!?グィネヴィアを突き飛ばしてその後はどうなったんだ!?」

シロウは蘇ったばかりで記憶が定かではないようだ

「シロウちゃんはじめまして!
私は風の精霊のシルフィードよ。あなたもう少しで本当に死んじゃうところだったのよ。それがアルテミスにお願いされて私が助けてあげたの。お礼はアルテミスに言ってあげてちょうだい。」

「俺は死ぬところだったのか!?
言われりゃ思い出してきたぞあいつの攻撃がグィネヴィアにあたりそうだったから咄嗟に俺が突き飛ばして代わりに攻撃をくらったんだったな。
しかしそうだったのか、アルテミスありがとな!」

「礼はよいのだ。しかし身体は大丈夫なのか?」

「痛みもまったくねーし、息苦しくもねー!
むしろ前より身体が軽く感じるくらいだぜ!」

「ならよいのだ。それならば早くグィネヴィア達の加勢に行くのだ!あやつらも危ないのだ!
妾は父上達の方へ行って先にオークジェネラルをかたづけてくるのだ!」

「シロウちゃんサービスで私の力も少しわけてあげたから頑張ってねーん。ではいってらっしゃいな。私は久しぶりに力を使って疲れたから少し休む事にするわね。」 

「シルフィードもサンキュ!今度こそあの豚野郎をやっつけてくるわ!どっちが食料なのか思いしらせてやる!」






「ハァッ、ハァッ。しぶとい豚ですわね。このままでは魔力の方が尽きてしまいますわ。」

「俺もセイレーンの力を借りてるけどそろそろやばいさーね。」

二人共肩で息をしはじめ魔力が少なくなってきている 
グィネヴィアが打開策を考えていると肩にポンと手が置かれる

「わりっ、二人とも待たせちまったな!」


「「シロウ!!?」」

「シロウ無事でしたの!?」

「無敵の俺があんな豚野郎にやられるわけねーだろうが!!」

「シロウお前はゴキブリみたいにしぶといから殺しても死なないやつだと思ってたさーね!」

「うるせーよダイスケ! まぁ二人とも俺がいない間ありがとな。
ほんじゃ後は俺に任せてゆっくりしてろよ。」


「また貴様か。死んだと思ったがしぶといやつだな。だが再び我の前に殺されに来るとはな。」


「テメーみてーな豚は一発で充分だぜ!
くらいやがれ!
グランプラ・トネイル!(激雷)」


「なんですのこの威力は!?」

「シロウかえってきたと思ったらなにがあったさー??」

「風の精霊にパワーアップしてもらったんだよ!
お前ら雷のメカニズム知ってっか?
簡単に説明すっと
雲の中によ上に昇る氷のつぶと下に降りる氷のつぶがあってよそれがぶつかって静電気がたまるんだわ、んで空気が電気の力に耐えきれなくなったら放電、つまり雷になるってこった。」

「って事はだ、風で氷のつぶを激しくぶつけあえばその分電荷もたまるってわけだ。俺の場合は氷のつぶじゃなくて+と-のエネルギーどうしをぶつけあって威力を上げてる感じだけどな!
前の世界で暇な時に雷のメカニズムとかいうサイトなんとなく見ておいて役にたつとはな!」

シロウは得意気にウンチクを披露しオークロードに目をやると焼け焦げたオークロードが倒れていた

「ふーっ、なんとかこれで終わったな!」

「本当に手がかかる豚だったことですわ。」

戦いが終わりシロウ達が話していると突然何者かが現れる

「やはり豚は豚か!ただのハイオークだった貴様に力を与えたというのに。」

「イデアちゃんっ!?」

「フンッ気安く呼ぶな!貴様らを利用してエルフの里を滅ぼすつもりだったのだ。おい豚いつまで寝ているさっさと起きろ!」

「ダークネスドミネーション(闇の支配)」

「グワァァーー!!!」

「嘘だろ!?確かに倒したはずだぜ。」

イデアが呪文を唱えるとオークロードの周りを黒い霧が囲い再びオークロードは立ち上がった

「オレ、ハラヘッタ、ゼンブクウ!」

「この豚の喋り方、さきほどまでの知性が感じられませんわ!」

「なにかやべーぞ!!」

「ブォォォーーーー」

「危ねーっ!避けろっ!」

ドッゴーーーン!!!!

「なんだこれ!?さっきと比べ物になんねーぞ。 隕石がおちてきたかってくらいだぞ。」

「シロウこのまま受けにまわったらまずいですわ!先程の攻撃はまだできますの?」

「そうだな、こんなの一発でももらったら今度こそ間違いなく死んじまう。もらう前にやるしかねーな!」

「グランプラ・トネイル!」
バチバチバチバチバチバチーーーー

激しい雷で砂埃が舞う

「やったか!?」

「オレ、ゼンブクウ」

シロウの期待も虚しくオークロードは立っている

「これで倒れねーなんてどうすりゃいいんだ!」

シロウが立ち尽くしていると後方から声が聞こえる

「シロウ達よ遅くなったのだ!向こうは父上達となんとかオークジェネラルを倒したのだ!みな力を使い果たして動けぬので妾だけやってきたのだ!」

「この豚最初はシルフィードにパワーアップしてもらって倒したんだけどよ、イデアちゃんが現れて呪文を唱えたら復活しやがってよ。俺もわけがわかんねーんだよ。」

「イデアだと!?なぜシロウがその名前を知っているのだ!?」

「エルフの里を探すときに夢の中でハーデスってジジイに呼ばれてよ、そこにイデアちゃんがいてエルフの里を知ってるっていうから教えてもらってきたんだよ」

アルテミスとシロウが話しているとイデアがシロウ達の前に現れて着ていた外套を脱ぐ

「久しいなアルテミスよ。ずいぶんと疲れておるではないか。」

「ね、姉さま!?本当にイデア姉さまなのか!?」

「無論お前の姉であるイデアだ!」

「なぜ姉さまがこんな所に!?」

「そんなのエルフの里を滅ぼすために決まっておろう。そこの人間共はそれに利用させてもらったに過ぎん。」

「イデア姉さまなぜそのような事を…?それにその見た目は以前のイデア姉さまとは全然違うのだ。」

「そんなの貴様らが憎いからにきまっている。
ハーデス様の力を借り、お前もジンとシルフも疲れておる今ならこの里も私一人で簡単に滅ぼせよう。」

「アルテミスとイデアちゃんが姉妹!?マジで言ってんの!?このツルペタ色白ロリとボインの黒ギャルが?似てんのって耳だけだぞ!
もしや闇堕ちしてダークエルフになったって事なのか?」

「とにかくアルテミス私は貴様が1番憎いのだ貴様からやってくれよう。」

「アルテミスっ!!」

「私の事はいいからシロウ達はオークロードを倒すのだ!」

「すぐにやっつけて戻ってくっからな!」

「茶番はそろそろ終わりだ!貴様にも私が味わった絶望を味あわせてくれよう!くらうがよい!」
「ダークネスドミネーション!」
 
「ウワァァー、あ、頭が割れる様に痛いのだ!
姉さまやめるのだ!」


イデアの呪文をうけたアルテミスの精神は過去へととばされる
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

愚かな父にサヨナラと《完結》

アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」 父の言葉は最後の一線を越えてしまった。 その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・ 悲劇の本当の始まりはもっと昔から。 言えることはただひとつ 私の幸せに貴方はいりません ✈他社にも同時公開

旦那様、どうやら御子がお出来になられたようですのね ~アラフォー妻はヤンデレ夫から逃げられない⁉

Hinaki
ファンタジー
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」  華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。  彼女の名はサブリーナ。  エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。  そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。  然もである。  公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。    一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。  趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。  そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。 「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。  ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。  拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。    

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった 【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。 累計400万ポイント突破しました。 応援ありがとうございます。】 ツイッター始めました→ゼクト  @VEUu26CiB0OpjtL

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~

Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。 他作品の詳細はこちら: 『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】 『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】 『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】

チート幼女とSSSランク冒険者

紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】 三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が 過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。 神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。 目を開けると日本人の男女の顔があった。 転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・ 他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・ 転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。 そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語 ※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。

【完結】私だけが知らない

綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。 優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。 やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。 記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。 【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ 2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位 2023/12/19……番外編完結 2023/12/11……本編完結(番外編、12/12) 2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位 2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」 2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位 2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位 2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位 2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位 2023/08/14……連載開始

処理中です...