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第一章 海神ポセイドン
1話 くそったれFor Life
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ある日の夏
俺(シロウ)はいつものように仕事をしていた。
『はぁー今日も、しに暑いさーねー』
そんな事を言いながら隣で相棒のダイスケが作業をしている。
そう沖縄でクリーニング工場の機械と設備の修理、メンテナンスが俺の仕事だ。
だが出身は本州だ。
『こんな暑い日はさっさと終わらせてマシン屋(パチンコ)で涼んで飲みにでも行くか』
俺はそう言ってさっさと業務用アイロン台の修理にとりかかる。
終わったら今日はどこの店に行くかななどと考えながら仕事していると、突然ダイスケの方からバチバチバチッと強烈な音と叫び声が聞こえた!
『ガァァァッ』音のする方を見るとなんと
ダイスケが感電している!!!
配線がショートしクリーニング工場のため床も濡れており感電したようだ。
連鎖感電せず助けるにはドロップキック!
俺は助走をつけいざ助けに参らんと跳ぼうとした所、業務用洗濯機から排出された洗剤と排水により足を滑らせそのままダイスケに抱きつく形でぶつかる。
『グワァァァッ』 ………
うぉーーー大事なとこでやらかしたー!
目の前が徐々に真っ暗になっていく
俺はこんなマヌケな最期をとげるのか…
人生1回したくねー後悔
既にしてるぜ脳内は崩壊
All right くそったれFor Life
せめてこの感電でスマホのデータだけは全部とんでくれ頼む!
人様には見せれない
そんな事を考えながら意識を失った。
『…ロウよ』
『…シロウよ、そろそろ起きぬか!』
俺を呼ぶ声で目を覚ます。
あれ?どこだここ??
俺は何をしていたんだっけ?
ぼんやりした頭で考えながら
周りを見渡すと隣にダイスケがいるのが見え、思い出した!
『テメーが感電しやがるから』
『やー(お前)がマヌケに足を滑らせるから』
俺達が言い争いを始めると同時に
『いい加減こっちを見んかい!!』
声がする方を見ると、厳格そうなオヤジがいた。
『全くおぬしらは死んだ後でまでケンカなぞ始めおって。』
俺とダイスケは目を見合わせると同時に
『『ジジイ誰だよ!?』』
『ワシか?ワシはおぬしらの世界でいう神の中の神、主神じゃ!たまには人間界の様子を見てみようと神チャンネルをザッピングしておったらたまたまおぬしらのおもしろい映像が写っておっての、肉体から魂が抜けだしておったからあわててこっちに呼んだんじゃよ』
『やっぱ俺達は死んだのか…』
『スマホのデータはおぬしの望み通り消去しておいたから安心するがよい』
『ところでおぬしらの様なおもしろい最期をププッ』
『笑ってんじゃねーぞくそジジイ』
『いやースマンスマン。
まるで昔のコントの様な最期だったんでのつい。
まぁ面白いものを見せてくれたかわりといっちゃなんじゃが、元の世界には生き返らせれぬが違う世界で新たな人生を送る気はないかの?』
『違う世界だと!?』
『そうじゃな、いわゆるおぬしらでいうラノベとやらの異世界転生というやつになるかのー。地球と違って文明は発達しておらぬがスキルと魔法が使えるぞい』
『魔、魔法!?スキル!?行く!行く!』
『おいダイスケ聞いたか?お前も行くよな?もしかしたらリ◯ロのレ◯りん、ラ◯ちーみたいな可愛い子いるかもしんねーぞ!』
『まぁ元々死んだ身で元の世界には帰れないなら行くしかないさーね。ただ俺達もその魔法とかスキルって使えんの?』
『もちろんじゃ!久々に笑わせてくれたのでサービスしておくぞ。』
『そんじゃー俺も行くか!』
『よしそうと決まればすぐに転生を始めるでの!詳しい事はその世界を担当しておるレシステンシアに聞くがよい』
『それじゃー達者での、新しい人生を楽しむがよい。』
『おう、ジジイも元気でな!』
との言葉と共に光の中へと消えていく。
『クククッ…ハーッハッハッハッ』
『スキル、魔法に異世界の美女で何も知らず簡単に行ってくれおったわい…
これから楽しくなりそうじゃの』
俺(シロウ)はいつものように仕事をしていた。
『はぁー今日も、しに暑いさーねー』
そんな事を言いながら隣で相棒のダイスケが作業をしている。
そう沖縄でクリーニング工場の機械と設備の修理、メンテナンスが俺の仕事だ。
だが出身は本州だ。
『こんな暑い日はさっさと終わらせてマシン屋(パチンコ)で涼んで飲みにでも行くか』
俺はそう言ってさっさと業務用アイロン台の修理にとりかかる。
終わったら今日はどこの店に行くかななどと考えながら仕事していると、突然ダイスケの方からバチバチバチッと強烈な音と叫び声が聞こえた!
『ガァァァッ』音のする方を見るとなんと
ダイスケが感電している!!!
配線がショートしクリーニング工場のため床も濡れており感電したようだ。
連鎖感電せず助けるにはドロップキック!
俺は助走をつけいざ助けに参らんと跳ぼうとした所、業務用洗濯機から排出された洗剤と排水により足を滑らせそのままダイスケに抱きつく形でぶつかる。
『グワァァァッ』 ………
うぉーーー大事なとこでやらかしたー!
目の前が徐々に真っ暗になっていく
俺はこんなマヌケな最期をとげるのか…
人生1回したくねー後悔
既にしてるぜ脳内は崩壊
All right くそったれFor Life
せめてこの感電でスマホのデータだけは全部とんでくれ頼む!
人様には見せれない
そんな事を考えながら意識を失った。
『…ロウよ』
『…シロウよ、そろそろ起きぬか!』
俺を呼ぶ声で目を覚ます。
あれ?どこだここ??
俺は何をしていたんだっけ?
ぼんやりした頭で考えながら
周りを見渡すと隣にダイスケがいるのが見え、思い出した!
『テメーが感電しやがるから』
『やー(お前)がマヌケに足を滑らせるから』
俺達が言い争いを始めると同時に
『いい加減こっちを見んかい!!』
声がする方を見ると、厳格そうなオヤジがいた。
『全くおぬしらは死んだ後でまでケンカなぞ始めおって。』
俺とダイスケは目を見合わせると同時に
『『ジジイ誰だよ!?』』
『ワシか?ワシはおぬしらの世界でいう神の中の神、主神じゃ!たまには人間界の様子を見てみようと神チャンネルをザッピングしておったらたまたまおぬしらのおもしろい映像が写っておっての、肉体から魂が抜けだしておったからあわててこっちに呼んだんじゃよ』
『やっぱ俺達は死んだのか…』
『スマホのデータはおぬしの望み通り消去しておいたから安心するがよい』
『ところでおぬしらの様なおもしろい最期をププッ』
『笑ってんじゃねーぞくそジジイ』
『いやースマンスマン。
まるで昔のコントの様な最期だったんでのつい。
まぁ面白いものを見せてくれたかわりといっちゃなんじゃが、元の世界には生き返らせれぬが違う世界で新たな人生を送る気はないかの?』
『違う世界だと!?』
『そうじゃな、いわゆるおぬしらでいうラノベとやらの異世界転生というやつになるかのー。地球と違って文明は発達しておらぬがスキルと魔法が使えるぞい』
『魔、魔法!?スキル!?行く!行く!』
『おいダイスケ聞いたか?お前も行くよな?もしかしたらリ◯ロのレ◯りん、ラ◯ちーみたいな可愛い子いるかもしんねーぞ!』
『まぁ元々死んだ身で元の世界には帰れないなら行くしかないさーね。ただ俺達もその魔法とかスキルって使えんの?』
『もちろんじゃ!久々に笑わせてくれたのでサービスしておくぞ。』
『そんじゃー俺も行くか!』
『よしそうと決まればすぐに転生を始めるでの!詳しい事はその世界を担当しておるレシステンシアに聞くがよい』
『それじゃー達者での、新しい人生を楽しむがよい。』
『おう、ジジイも元気でな!』
との言葉と共に光の中へと消えていく。
『クククッ…ハーッハッハッハッ』
『スキル、魔法に異世界の美女で何も知らず簡単に行ってくれおったわい…
これから楽しくなりそうじゃの』
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