最弱能力「毒無効」実は最強だった!

 「毒無効」と聞いて、強い能力を思い浮かべる人はまずいないだろう。
 それどころか、そんな能力は必要のないと考え、たとえ存在しても顧みられないような、そんな最弱能力と認識されているのではないか。
 そんな能力を神から授けられてしまったアラン・ブレイクはその栄光の人生が一転、挫折へと転がり落ちてしまう。

 ここは「ギフト」と呼ばれる特別な能力が、誰にでも授けられる世界。
 そんな世界で衆目の下、そのような最弱能力を授けられてしまったアランは、周りから一気に手の平を返され、貴族としての存在すらも抹消されてしまう。
 そんな絶望に耐えきれなくなった彼は姿を消し、人里離れた奥地で一人引きこもっていた。

 そして彼は自分の殻に閉じこもり、自堕落な生活を送る。
 そんな彼に、外の世界の情報など入ってくる訳もない。
 だから、知らなかったのだ。
 世界がある日を境に変わってしまったことを。

 これは変わってしまった世界で最強の能力となった「毒無効」を武器に、かつて自分を見限り捨て去った者達へと復讐するアラン・ブレイクの物語。

 この作品は「小説家になろう」様にも投降されています。
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