56 / 168
育成の始まり
初めてのテイム
しおりを挟む
長い距離を逃げてきたであろう白い蜥蜴の息は、すでに呼吸としての体裁を失いつつある。
その小柄な体格が森の地形に、大柄な追っ手から距離を取るのに役立っていたが、そのアドバンテージもなくなった体力にすぐに失ってしまうだろう。
左の前足から僅かに垂れ続ける血液が、彼の存在を隠す事も許さなかった。
段々と追い詰められていく状況に、彼はまだ理解する事も出来ない死の予感を徐々に感じ始めていた。
「キキィー!!」
すでに余裕のない彼に、鳴き声を上げる事など出来ない。
それでも響いた鳴き声は、つまり追っ手の声だと分かる。
振り返るまでもなく近くに感じる気配に彼は足を速める、その速度は疲れ果て失速し、もはや追っ手を振り切れるほどのものではなかった。
「捕まえたっ!!」
突如感じた浮遊感は、追っ手の蜥蜴に食いつかれた衝撃とは違う。
木々の横合いから飛び出して、白い蜥蜴を抱きかかえたアンナは、そのまま駆け出していく。
「キィ!?キキィー、キキィー!!!」
せっかく追い詰めた獲物を目の前から掻っ攫われたフォレストポイズンリザードは、怒りの鳴き声を上げてはアンナの背中を猛烈な勢いで追い始める。
「キュ、キュ?キュー!!」
「っ!?大丈夫、大丈夫だから・・・」
突然の事態に戸惑っていた白い蜥蜴も、自分とは違う体温に捕まった事はすぐに理解する。
彼はアンナの胸元で暴れ始めると、残った力を振り絞って彼女の腕へと噛み付いた。
彼女はその痛みを歯を食いしばって耐えると、暴れる蜥蜴が落ちてしまわないように、僅かに抱きしめる力を強くする。
「・・・アンナ、こっち」
「後ろに来てるぞ!急げ急げ!!」
蜥蜴を抱えて走るアンナの向かう先から僅かに逸れた場所に、イダとクロードが手招きをする。
彼らの方へと方向転換しようとしたアンナは、速い速度に足元が覚束なくて転びそうになってしまう。
「ぐぅっ!?だ、大丈夫?」
「キュ?キュー」
体勢を崩したアンナは、身体に乗った速度そのままに木へと激突してしまう。
彼女はなんとか抱えた蜥蜴へと衝撃がいかないように身体を捻る。肩からぶつかった痛みに彼女は悲鳴を上げるが、彼女は胸の中の蜥蜴だけを気遣っていた。
そんな彼女の振る舞いに不思議そうな鳴き声を上げた蜥蜴は、アンナの腕へと恐る恐る頭擦り付けていた。
「良かった・・・急がないと、少し強くするね」
「キュイ」
彼の動きに安堵の声を漏らしたアンナは、迫る追っ手に取り落とさないように抱きしめる力を強くする。
彼女の動きに合わせて痛くないように身体を動かした蜥蜴は、了解を示すような鳴き声を上げた。
「・・・そこ、飛んで」
「こっちだ、飛び込め!!」
駆けるアンナの視界に、手を伸ばすイダとクロードの姿が映る。
イダが片手で示している地点にアンナはもうすぐ差し掛かる、胸に抱えた蜥蜴を強く抱きしめた彼女は、思い切って飛び込んだ。
「うおっ!と、ととっ、うわぁ!?」
「・・・重い」
彼女の身体を受け止めたクロードは、その勢いを抑えきれずに仰け反った。
その際どいバランスはやがて崩れて後ろへとひっくり返ってしまう、クロードとアンナの両足に挟まれたイダが、その間で苦しそうに呻いていた。
「キキィー!!」
「いてて・・・そうだ、追っ手が!」
響いた怒りとも歓喜ともつかない鳴き声に、クロードの胸の中で一瞬気を失っていたアンナは跳ね起きて、慌てて立ち上がろうとする。
彼女のそれは、足元でもがいているイダによってうまくいくことはない。
しかしそれも問題はないだろう、ようやく彼女の足元から抜け出したイダが、任せろと言いたげに胸を叩いた。
「・・・安心する、見て」
振り返り腕を伸ばしたイダが示したのは、木々の間の枯葉だまりだ。
そこはちょうど、彼女がアンナに飛ぶように指示した場所だった。
迫る追っ手に、立派な体躯を誇るトカゲがそこへと突っ込んでくる。
「ギィ!!?」
悲痛な悲鳴を上げた蜥蜴は、猛スピードで突っ込んできた勢いに中空に僅かに静止する。
大型の獣を捕らえるためのトラバサミは、蜥蜴の足ではなくその腹に刃を食い込ませて、彼の進撃を止めていた。
罠を隠した枯葉が舞い散る中で、どこか自慢げなイダの笑みだけが輝いていた。
「・・・クラリッサ、後はお願い」
「アンナ、こっちへ!」
「えっ!?は、はい!」
ひらひらと舞い散る枯葉が収まる頃に、素早く近くの木の後ろへと隠れたイダは、クラリッサの名を呼ぶと、蜥蜴がやってきたのとは微妙にずれた方へと視線を向ける。
自らの身を隠す木の後ろからアンナへと手を伸ばしたクロードは、戸惑う彼女の腕を捕まえると強く引き込んだ。
「・・・ファイヤー・バレット!!」
森の向こうから聞こえてきた声は、木々の間に鋭く響く。
イダが向けた視線の先から現れたクラリッサは、構えた杖の先から小さな火の玉を打ち出した。
それは一直線に、トラバサミに拘束された蜥蜴へと迫る。
クラリッサの声にその脅威に気づいた彼が幾ら暴れても、腹に食い込む刃を深くするだけ、森の空気を切り裂いて迫る炎の弾丸は、もうすぐ傍まで迫っていた。
「ギィッ!?キィ・・・?ギィ、ギィァァァァ!!?」
着弾した炎の弾丸は、蜥蜴の表皮を僅かに焦げ付かせただけ。
衝撃に思わず悲鳴を上げた彼も、たいした事ない痛みに疑問の鳴き声を上げる。
しかしそれもすぐに絶叫へと変わる、尻尾へと着弾した炎の弾丸はその表面に付着していた毒液に燃え移ると、瞬く間に全身へと火の手を広げていた。
「毒は可燃性のものが多いとは聞いていたけど・・・ふふっ、本当に良く燃えるわね」
圧力に反応して染み出す毒液は、熱の痛みに暴走してその内容物を撒き散らし始めた。
トラバサミの痛みと炎の火傷に暴れるトカゲは、その尻尾も振り回して全身へとそれを浴びる事となる。
可燃性の毒液は粘り気をも帯びる、へばりついた液体は拭う事も許さずに、彼の身体を燃やし続けていた。
そんな蜥蜴の姿にクラリッサは一人冷笑を漏らしていた、彼女のその表情は幸い誰にも見られることはなかった。
「おいおいおい!これ、まずくないかっ!?まずいでしょ!!?」
「・・・消火、急ぐ」
暴れる蜥蜴が撒き散らす毒液に、周りの森へと延焼が広がっていく。
その様子に慌てたクロードとイダが、水を染み込ませた布を炎に叩きつけては、どうにか火を鎮めようと頑張っている。
「私も手伝います!クロード様、布を・・・けほっ、けほっ!?」
「おう、これを・・・煙たいな、えほっ、えっふっ!?な、なんか、身体が痺れて・・・?」
燃える毒液に、濁った色の煙が漂い始める。
消火を手伝おうとクロードに近づいたアンナは、その途中で激しく咳き込んで背中を丸めた。
彼女に自分が使っていた布を渡そうとしたクロードは、煙の塊へと突っ込むと激しく咳き込み、やがて身体に痺れを覚え始める。
「・・・まずい、クロード早く治す」
「そ、そうか!・・・ふぅ、助かった。ほら、大丈夫か二人とも」
イダに急かされ自らの力を思い出したクロードは、慌てて治療の力を発動させる。
見る見る消えていく痺れる感覚に一息ついた彼は、近くのイダとアンナにもその力を発動させた。
自らとアンナに比べて平気そうだったイダの様子に、地面に近い方が安全だと考えたクロードは、アンナ共々姿勢を低くする。
「クラリッサ!これは、どういう事なんだ!どうすればいい!?」
延焼する炎を消火するための布は、煙を吸い込まないように口元を押さえるものへと役割を変える。
消火の手がなくなったことで徐々に燃え広がる炎は、煙の量も増やしていく。
視界すら塞がりつつある状況に、クロードはクラリッサに説明と善後策を求めていた。
「その・・・毒液が燃えて、毒の煙が発生してるようです!ですので―――」
クラリッサの周辺までは、まだ煙は広がっていなかった。
そのため冷静に事態を分析する事が出来た彼女は、素早く判断を下す。
しかしその声は、別の声によって遮られてしまう。
「キュイ?キュイが!?早く、早くここを離れないと!!」
「お、おいっ!?」
毒の煙を吸い込んだためか、自らの腕の中でぐったりとしている白い蜥蜴に気がついたアンナは、混乱に叫び声を上げる。
彼女は混乱のままに、彼を治療できる存在の事も忘れて駆け出していってしまう。
咄嗟に彼女を引き止めようとしたクロードもその腕が届かなければ、慌てて彼女の後を追って走り始める。
「逃げた方が、よろしいかと」
「・・・なら、急ぐ」
二人が去った沈黙に、クラリッサの伝えたかった指示だけが空しく響く。
その声を一人聞いていたイダが二人の後を追って駆け出すと、クラリッサもその後を追って駆け出していた。
その小柄な体格が森の地形に、大柄な追っ手から距離を取るのに役立っていたが、そのアドバンテージもなくなった体力にすぐに失ってしまうだろう。
左の前足から僅かに垂れ続ける血液が、彼の存在を隠す事も許さなかった。
段々と追い詰められていく状況に、彼はまだ理解する事も出来ない死の予感を徐々に感じ始めていた。
「キキィー!!」
すでに余裕のない彼に、鳴き声を上げる事など出来ない。
それでも響いた鳴き声は、つまり追っ手の声だと分かる。
振り返るまでもなく近くに感じる気配に彼は足を速める、その速度は疲れ果て失速し、もはや追っ手を振り切れるほどのものではなかった。
「捕まえたっ!!」
突如感じた浮遊感は、追っ手の蜥蜴に食いつかれた衝撃とは違う。
木々の横合いから飛び出して、白い蜥蜴を抱きかかえたアンナは、そのまま駆け出していく。
「キィ!?キキィー、キキィー!!!」
せっかく追い詰めた獲物を目の前から掻っ攫われたフォレストポイズンリザードは、怒りの鳴き声を上げてはアンナの背中を猛烈な勢いで追い始める。
「キュ、キュ?キュー!!」
「っ!?大丈夫、大丈夫だから・・・」
突然の事態に戸惑っていた白い蜥蜴も、自分とは違う体温に捕まった事はすぐに理解する。
彼はアンナの胸元で暴れ始めると、残った力を振り絞って彼女の腕へと噛み付いた。
彼女はその痛みを歯を食いしばって耐えると、暴れる蜥蜴が落ちてしまわないように、僅かに抱きしめる力を強くする。
「・・・アンナ、こっち」
「後ろに来てるぞ!急げ急げ!!」
蜥蜴を抱えて走るアンナの向かう先から僅かに逸れた場所に、イダとクロードが手招きをする。
彼らの方へと方向転換しようとしたアンナは、速い速度に足元が覚束なくて転びそうになってしまう。
「ぐぅっ!?だ、大丈夫?」
「キュ?キュー」
体勢を崩したアンナは、身体に乗った速度そのままに木へと激突してしまう。
彼女はなんとか抱えた蜥蜴へと衝撃がいかないように身体を捻る。肩からぶつかった痛みに彼女は悲鳴を上げるが、彼女は胸の中の蜥蜴だけを気遣っていた。
そんな彼女の振る舞いに不思議そうな鳴き声を上げた蜥蜴は、アンナの腕へと恐る恐る頭擦り付けていた。
「良かった・・・急がないと、少し強くするね」
「キュイ」
彼の動きに安堵の声を漏らしたアンナは、迫る追っ手に取り落とさないように抱きしめる力を強くする。
彼女の動きに合わせて痛くないように身体を動かした蜥蜴は、了解を示すような鳴き声を上げた。
「・・・そこ、飛んで」
「こっちだ、飛び込め!!」
駆けるアンナの視界に、手を伸ばすイダとクロードの姿が映る。
イダが片手で示している地点にアンナはもうすぐ差し掛かる、胸に抱えた蜥蜴を強く抱きしめた彼女は、思い切って飛び込んだ。
「うおっ!と、ととっ、うわぁ!?」
「・・・重い」
彼女の身体を受け止めたクロードは、その勢いを抑えきれずに仰け反った。
その際どいバランスはやがて崩れて後ろへとひっくり返ってしまう、クロードとアンナの両足に挟まれたイダが、その間で苦しそうに呻いていた。
「キキィー!!」
「いてて・・・そうだ、追っ手が!」
響いた怒りとも歓喜ともつかない鳴き声に、クロードの胸の中で一瞬気を失っていたアンナは跳ね起きて、慌てて立ち上がろうとする。
彼女のそれは、足元でもがいているイダによってうまくいくことはない。
しかしそれも問題はないだろう、ようやく彼女の足元から抜け出したイダが、任せろと言いたげに胸を叩いた。
「・・・安心する、見て」
振り返り腕を伸ばしたイダが示したのは、木々の間の枯葉だまりだ。
そこはちょうど、彼女がアンナに飛ぶように指示した場所だった。
迫る追っ手に、立派な体躯を誇るトカゲがそこへと突っ込んでくる。
「ギィ!!?」
悲痛な悲鳴を上げた蜥蜴は、猛スピードで突っ込んできた勢いに中空に僅かに静止する。
大型の獣を捕らえるためのトラバサミは、蜥蜴の足ではなくその腹に刃を食い込ませて、彼の進撃を止めていた。
罠を隠した枯葉が舞い散る中で、どこか自慢げなイダの笑みだけが輝いていた。
「・・・クラリッサ、後はお願い」
「アンナ、こっちへ!」
「えっ!?は、はい!」
ひらひらと舞い散る枯葉が収まる頃に、素早く近くの木の後ろへと隠れたイダは、クラリッサの名を呼ぶと、蜥蜴がやってきたのとは微妙にずれた方へと視線を向ける。
自らの身を隠す木の後ろからアンナへと手を伸ばしたクロードは、戸惑う彼女の腕を捕まえると強く引き込んだ。
「・・・ファイヤー・バレット!!」
森の向こうから聞こえてきた声は、木々の間に鋭く響く。
イダが向けた視線の先から現れたクラリッサは、構えた杖の先から小さな火の玉を打ち出した。
それは一直線に、トラバサミに拘束された蜥蜴へと迫る。
クラリッサの声にその脅威に気づいた彼が幾ら暴れても、腹に食い込む刃を深くするだけ、森の空気を切り裂いて迫る炎の弾丸は、もうすぐ傍まで迫っていた。
「ギィッ!?キィ・・・?ギィ、ギィァァァァ!!?」
着弾した炎の弾丸は、蜥蜴の表皮を僅かに焦げ付かせただけ。
衝撃に思わず悲鳴を上げた彼も、たいした事ない痛みに疑問の鳴き声を上げる。
しかしそれもすぐに絶叫へと変わる、尻尾へと着弾した炎の弾丸はその表面に付着していた毒液に燃え移ると、瞬く間に全身へと火の手を広げていた。
「毒は可燃性のものが多いとは聞いていたけど・・・ふふっ、本当に良く燃えるわね」
圧力に反応して染み出す毒液は、熱の痛みに暴走してその内容物を撒き散らし始めた。
トラバサミの痛みと炎の火傷に暴れるトカゲは、その尻尾も振り回して全身へとそれを浴びる事となる。
可燃性の毒液は粘り気をも帯びる、へばりついた液体は拭う事も許さずに、彼の身体を燃やし続けていた。
そんな蜥蜴の姿にクラリッサは一人冷笑を漏らしていた、彼女のその表情は幸い誰にも見られることはなかった。
「おいおいおい!これ、まずくないかっ!?まずいでしょ!!?」
「・・・消火、急ぐ」
暴れる蜥蜴が撒き散らす毒液に、周りの森へと延焼が広がっていく。
その様子に慌てたクロードとイダが、水を染み込ませた布を炎に叩きつけては、どうにか火を鎮めようと頑張っている。
「私も手伝います!クロード様、布を・・・けほっ、けほっ!?」
「おう、これを・・・煙たいな、えほっ、えっふっ!?な、なんか、身体が痺れて・・・?」
燃える毒液に、濁った色の煙が漂い始める。
消火を手伝おうとクロードに近づいたアンナは、その途中で激しく咳き込んで背中を丸めた。
彼女に自分が使っていた布を渡そうとしたクロードは、煙の塊へと突っ込むと激しく咳き込み、やがて身体に痺れを覚え始める。
「・・・まずい、クロード早く治す」
「そ、そうか!・・・ふぅ、助かった。ほら、大丈夫か二人とも」
イダに急かされ自らの力を思い出したクロードは、慌てて治療の力を発動させる。
見る見る消えていく痺れる感覚に一息ついた彼は、近くのイダとアンナにもその力を発動させた。
自らとアンナに比べて平気そうだったイダの様子に、地面に近い方が安全だと考えたクロードは、アンナ共々姿勢を低くする。
「クラリッサ!これは、どういう事なんだ!どうすればいい!?」
延焼する炎を消火するための布は、煙を吸い込まないように口元を押さえるものへと役割を変える。
消火の手がなくなったことで徐々に燃え広がる炎は、煙の量も増やしていく。
視界すら塞がりつつある状況に、クロードはクラリッサに説明と善後策を求めていた。
「その・・・毒液が燃えて、毒の煙が発生してるようです!ですので―――」
クラリッサの周辺までは、まだ煙は広がっていなかった。
そのため冷静に事態を分析する事が出来た彼女は、素早く判断を下す。
しかしその声は、別の声によって遮られてしまう。
「キュイ?キュイが!?早く、早くここを離れないと!!」
「お、おいっ!?」
毒の煙を吸い込んだためか、自らの腕の中でぐったりとしている白い蜥蜴に気がついたアンナは、混乱に叫び声を上げる。
彼女は混乱のままに、彼を治療できる存在の事も忘れて駆け出していってしまう。
咄嗟に彼女を引き止めようとしたクロードもその腕が届かなければ、慌てて彼女の後を追って走り始める。
「逃げた方が、よろしいかと」
「・・・なら、急ぐ」
二人が去った沈黙に、クラリッサの伝えたかった指示だけが空しく響く。
その声を一人聞いていたイダが二人の後を追って駆け出すと、クラリッサもその後を追って駆け出していた。
0
お気に入りに追加
104
あなたにおすすめの小説
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
強さがすべての魔法学園の最下位クズ貴族に転生した俺、死にたくないからゲーム知識でランキング1位を目指したら、なぜか最強ハーレムの主となった!
こはるんるん
ファンタジー
気づいたら大好きなゲームで俺の大嫌いだったキャラ、ヴァイスに転生してしまっていた。
ヴァイスは伯爵家の跡取り息子だったが、太りやすくなる外れスキル【超重量】を授かったせいで腐り果て、全ヒロインから嫌われるセクハラ野郎と化した。
最終的には魔族に闇堕ちして、勇者に成敗されるのだ。
だが、俺は知っていた。
魔族と化したヴァイスが、作中最強クラスのキャラだったことを。
外れスキル【超重量】の真の力を。
俺は思う。
【超重量】を使って勇者の王女救出イベントを奪えば、殺されなくて済むんじゃないか?
俺は悪行をやめてゲーム知識を駆使して、強さがすべての魔法学園で1位を目指す。
無職だけど最強でした〜無職と馬鹿にされたが修行して覚醒したから無双してくる〜
えんじょい
ファンタジー
ある日、いつものように幼なじみと学校から帰宅している時に、交通事故に遭い幼なじみと共に死んでしまった…
気がつくとそこは異世界だった。
俺は転生してしまったらしい。
俺が転生してきた世界は、職というものがあり、その職によって人生が決まるという。
俺は職受礼の儀式という神々から職をもらう儀式で、無職という職を貰う。
どうやら無職というのは最弱の職らしい。
その職により俺は村から追放された。
それから修行を重ね数年後、初めてダンジョンをクリアした時に俺の職に変化が起きる。
俺の職がついに覚醒した。
俺は無職だけど最強になった。
無職で無双してやる!
初心者ですが、いい作品を書けるように頑張ります!
感想などコメント頂けると嬉しいです!
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
元34才独身営業マンの転生日記 〜もらい物のチートスキルと鍛え抜いた処世術が大いに役立ちそうです〜
ちゃぶ台
ファンタジー
彼女いない歴=年齢=34年の近藤涼介は、プライベートでは超奥手だが、ビジネスの世界では無類の強さを発揮するスーパーセールスマンだった。
社内の人間からも取引先の人間からも一目置かれる彼だったが、不運な事故に巻き込まれあっけなく死亡してしまう。
せめて「男」になって死にたかった……
そんなあまりに不憫な近藤に神様らしき男が手を差し伸べ、近藤は異世界にて人生をやり直すことになった!
もらい物のチートスキルと持ち前のビジネスセンスで仲間を増やし、今度こそ彼女を作って幸せな人生を送ることを目指した一人の男の挑戦の日々を綴ったお話です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる