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「さて……おじさん、おばさん。悪いけど、アンディを俺のものにしますね」
「あらあらあら~!! うふふ、うちの子をよろしくねぇ」
「むむっ、じれたいとは思ってたが、宣言されるのも複雑だ……」

 母さんは頬を染めてニコニコしてて、父さんはしかめっ面だ。

「ウィル!! 何を言ってんだよ!」
「本気だから。すみません、遠慮なく今日は泊まります」
「はいはい。ずっといても良いのよ~」
「母さんっ?!」

 そして、またしても抱き上げられて、一階のお風呂に迷う事なくウィルは進む。そして、ドレスや下着を剥ぎ取られた。

「やぁだぁ~! なんか恥ずかしいから自分で脱ぐ!」
「だめ。俺がする。服を着てたけど、あの野郎に触らせちまった。傷も洗い流さないと」

 無理やり風呂椅子に座らされ、湯をかけられるとほんの少し傷にしみてピリッとした。僕は転んで砂だらけで、ちょっとだけ擦り傷はあるけど、大したケガじゃない。それなのにウィルは何度も洗い流したあと石鹸を泡だて、手でじかに僕を洗い始めた。

「自分でするよ!? それに、僕だけ裸で恥ずかしいし!! ねぇ、ウィル。服が濡れちゃってるよ?」

 隊服はすっかり濡れて肌に張り付いていて、ウィルがどんなに気が動転してたのかわかった。

「あっ? ああ、そうだな」
 
 パパッと服を脱ぎ捨て全裸になったウィルだけど……あの、あの!! 勃ってますよ!? 何度もお風呂で見たことあるけどさ! ちょっと触りっこもしたけど……全裸で見るの初めてだ。腹筋が割れててかっこいい~! 僕は筋肉がつきにくくて、ちょっとしか筋肉がないんだ。

「我慢できなくなるから、そんな目で見るなよ」
「そんなって……」
「俺が大好きって目」
「~~っ!」

 そうだよ!! 大好きだよ!! ずっと、子供の頃からそれは変わらない。

「ウィル……キスして?」
「キス以上のこともして良いか?」
「——良いよ。んっ、ん、ふぁ、んむっ……」

 貪るようなキスは舌をからめ取り、優しく僕の舌を擦る。それが気持ち良くて僕もウィルの舌を撫でる。このまま、一つに溶けてしまいたい——

「アンディ……かわいい」
「ん、僕も、カッコよくなりたい、のに」

 石鹸でぬるぬるの手が僕の体を這いまわって、変な声が出そうになるのを必死で我慢している。

「おまえはそのままがいいんだ。俺の癒やしだから」

 顔じゅうにキスの雨を降らせながら、ウィルの手が僕のそこに触れて扱きだした。ウィルの大きな手でゆるゆると擦られて気持ち良くて腰が揺れてしまう。

「ふぁっ、あ……僕も、触る……」

 ウィルのちんちんはカリがムキッと張り出してて、これが入るかと思うとちょっと怖い。透明な液がこぼれていて、それを塗りたくって上下に擦ると、ひとまわり大きくなったように感じた。
 張り出したところをなぞるようにゆっくり、優しく上下する。手の中のウィルが熱く脈打っていて、僕の手で感じてると思うと、嬉しくて仕方がない。

「っ、ふっ……」

 あっ、気持ちいいんだ! ウィルはここが好きだよね?

 ピクッと肩が震えるウィルが声を押し殺してて、すごくかわいいと思った。僕しか知らない顔……でも、すぐに反撃してきたウィルの手は、僕の弱い場所を知り尽くしていた。
 大きく上下に擦って、一緒に双球をやわやわと揉まれると、僕はすぐにイキそうになっちゃうんだ。でも、今日はその奥にも指が伸びてきて、思わずビクッとする。

「——怖いか? やめるか? 最後までするなら、慣らさないと痛いと思うんだ」

 いつかそうしたいと思って知識はある。きれいにして解さないと、男の僕は受け入れられない。

「怖くないよ。シて」
「やっぱり、ベッドに行こう。初めてはちゃんとしたところで思い出にしたい」
「そうだね。ここじゃのぼせちゃうし」
 
 笑い合って体を拭いて、僕の部屋へ向かう。母さんがいつの間にかパジャマを二人分置いていてくれたんだ。
 ウィルはいつも泊まりに来るから、ちゃんと自分がある。でもさ、歩くときに二人ともちょっと前屈みなのは仕方ないよね。

「アンディ! 俺、もう限界だから!」
「ぅわっ!?」

 部屋に入った途端ベッドに押し倒されて、そのままディープキスをしながらパジャマの下に手が滑り込む。その時、乳首をかすめて思わずピクンと体が揺れた。

「ここ、感じた?」
「ちがっ……ひゃんっ!?」

 乳首にちゅっとキスしてから、ウィルはペロンと舐めた。びっくりして恥ずかしくて、でも、ドキドキして……やめてって言えなかった。

「アンディのここ、ずっとこうしたかった。ピンクでかわいい」
「あ、や、そんなことっ!」

 ちゅうっと吸って、舌先でてっぺんをくりくりされると、なんだか変な感じがして背中が反り返った。まるで自分から押し付けてるみたいで、恥ずかしい。

「なぁ、こっち、良いよな?」

 お尻の窄まりを指先でツンツンされて、僕は黙って首を縦に振った。オイルが垂らされてひやっとしたけど、指が入り込んできたらそれどころじゃなくなっていた。

「んあ、はぁ、ん……ん! あっ?!」

 最初は違和感が強かったけど、ウィルが体中にキスしながら中を開くように動いているとある一点を指がかすめた瞬間、体が勝手にビクビクと痙攣した。

「——見つけた。ここがアンディのイイところだな」
「な、何? そこ、変だよぉ」
「変じゃない。気持ちいいところだから、声、聴かせてくれよ?」
「そんっ、なの! 恥ずか、あっ、んぁっ! あぁ~!」

 ウィルは中をグリグリしながら、僕のちんちんを躊躇なく咥えて、ジュポジュポ音を立てて舐めてきた!! うそ! 恥ずかしいけど、ウィルの口の中があったかくてめちゃくちゃ気持ちいい~!!

「あ、ん! 両方、ダメ! 出ちゃう~!」
「イッていいぞ?」
「やだぁ……ウィルも気持ち良くなってほしい……」
「くっ、かわいいっての」

 ずぽっとお尻から指が抜かれて、僕は必死で呼吸を整えた。そんな僕の足を抱え上げたウィルが、獲物を捕らえた獣の目で見下ろしていた。

「痛かったら言えよ、やめるから」
「うん……大丈夫だよ」
「息を止めないで、力を抜いて……」

 深呼吸して息を吐いて……ゆっくりと入ってきたウィルは、想像以上の質量だった。苦しくて、痛い……でも、これがウィルなんだ……

「うっ、ゔゔっ」
「い、たい、よな? やめるか?」
「や、だ! 最後まで、して……!」
「アンディっ!!」
「んんんっ~~!!」

 グッと一気に奥まで貫かれて、ウィルの背中に爪を立ててしまった。

「はぁ、ゔゔっ……は、入っ、た?」
「ああ、全部……ほら」

 見えるように持ち上げられて、僕の中にウィルがいるのが見えた。ウィルはしばらくじっとしてなじむのを待ってくれたけど、すごく苦しそうだ。

「うれ、しぃ。動いて、いいよ」
「ぐぅ……可愛すぎるだろうが。ゆっくり、な?」
「ん、ふっ、んんっ」

 ウィルが小刻みでゆっくりな抽送を繰り返すと、オイルがなじんできたのか痛み和らいできた。かわりに、中がなんだか熱くて、ウズウズする……

「あ、ん! ふぁ、あ、あん」
「快くなって、きた?」
「ん、いい、よ」

 何よりもウィルがすごく気持ちよさそうで、それがすごく嬉しい。

「ここも、してやるから」
「あ、両方は! あ、やぁっ! 僕だけ、恥ずかしい!」
「そんなことない。すげーかわいい。愛してる。愛してるよ」
「僕も、好きっ! 愛してる」

 初めてなのに、いっぱい慣らしてくれたからなのか、気持ち良くって僕は恥ずかしいことをいっぱい言った気がする。
 指でいじられた場所をウィルが先っちょでグリグリしてきて、僕はあっけなくイッってしまった。

 体が勝手にピクピクしちゃう……気持ち良くて、僕、おかしくなっちゃうよ。

「ごめっ……俺も、限界!! 中に出していいか?」
「うん、いいよ。ウィルの、ちょうだい……」
「くっそ! それ、反則!!」

 パンパン!! バチュッ!! バチュッ!!

 無意識にウィルを締め付けて震えていると、おなかの奥に熱いものが流れ込んできた。

 ああ……僕でイッてくれた。

 嬉しい。幸せ。そんな簡単な言葉しか浮かばないけど、この腕の中にいるのが一番幸せだなって思った。

「無理させたな……眠っていいぞ」

 優しいささやきとキスを感じながら、僕の意識は沈んでいった。

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