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ハネムーン編

ハネムーン編 ダリウス 6 

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 ヒルダーヌ様の婚儀の日。俺もお披露目用の衣装を纏っていた。バルバロイ領にいる間は、常にダリウスの衣装と対になるアイテムを身に纏っているが、今日はグレンさんとパラパさんがお披露目用にデザインしてくれた特注品で、実質は二度目の結婚式だ。
 今日の主役はヒルダーヌ様たちだから、俺たちはバルバロイ家のネイビーを纏い、細身のジャケットと白いシルクのシャツを合わせている。二人とも燕尾服のように後ろの裾が長いデザインだ。

 神殿では、最初に後継者であるヒルダーヌ様とメフリー様の結婚式が行われた。メフリー様は線の細い方だったが、あのころよりずっと顔色もよく健康的に見えた。ほっそりとした体を包むのは、黒地に金糸でペイズリーに似たデザインの刺繍を裾にたっぷり施されたロング丈のジャケットだ。柔らかく揺れる裾を翻しながら神殿の中央を進み、司教の前で待つヒルダーヌ様の前に立った。ヒルダーヌ様も黒とネイビーを基調にした対になるデザインのダブレットで、スラッシュは鮮やかな深紅が使われ、黒を引き立てていた。さらにマントを羽織っていて、裏地にもたっぷりと刺繍を施してあるのがチラリと見えた。

 誓いの言葉と指輪の交換をした二人は、心の底から愛し合っていると分かった。チェリフ様の目に光るものが見えて、感情を表さないようにしつつも心配をしていて、心から息子の幸せを願っていたんだ、と胸が熱くなった。俺も精一杯の拍手を送る。
 ファルボド様も感慨深そうな表情で二人を見ていて、ザンド団長はニッコニコで手を叩いて祝福している。その隣には——グラント? なんで?

「次は俺たちだ」
「あ、うん」

 ダリウスに促され進み出た俺たちは、結婚の宣誓を行いバルバロイ家の紋章入りの指輪を交換した。家紋は剣がモチーフになっているんだ。

「幾久しくよろしくお願いします、旦那様」
「ジュンヤ……生涯ともにいよう」

 ダリウスの太い薬指に俺からの指輪をはめ、俺に薬指にも金色の指輪がはめられた。

「ふふふ……二回も結婚式をしてみんなにずるいって言われそうだな」
「言わせとけ」

 軽くキスをして宣誓を終えると、俺たちを祝福する声があちこちから聞こえた。神官の中には、クードラからサナルド神官が代表できていて、ニコニコと俺達を見ていた。わざわざ祝福に来てくれたんだ……

「さて、次は俺たちだなぁ~」

 ずいっと進み出てきたのはザンド団長。ダリウスは苦笑いで見ている。

「ザンド叔父様? ですか?」
「おう。急だが、ちょうどいいと思ってな。ほら、グラント、来い」
「はっ、はいっ!!」
「えっ?!」
「妻の許可を得たからよ、二人目の妻に迎えるんだ」

(え~~っ?!)

 大声で叫びたいのを必死で耐えた。

「グ、グラント? あれからどうなったんだ?」
「何がなんだか……」
「ほら、いくぞ!! その話は披露宴でな!!」
「はいっ!」

 グラントは引きずられるように祭壇の前に連れていかれ、指輪の交換をしていた。

(団長に惚れてるからいいのか? 万事解決?! 是非とも後で詳しく聞かなくちゃ!!)

 三組の結婚の宣誓が終わり神殿を出ると、オープンカー仕様の馬車に乗り込んだ。

(ああ、囮になった時を思い出すなぁ。その馬車で今度は結婚祝いのパレードなんて、うそみたいだ)

 神殿から続く大通りを、ヒルダーヌ様の馬車を先頭に俺たちの乗る馬車が続く。その後ろにファルボド様たちだ。グラントもザンド団長の隣に並んでいる。グラントはザンド団長の言葉は全肯定なので、きっと全部『はい』と言っているうちに結婚式になってたんだろうなぁ……バルバロイ一族の押し、強いなぁ……

「ジュンヤ。ほら、ちゃんと交互に手を振るんだぞ?」
「あっ、うん!!」

 気を取られておろそかになってた!!

「おっ! あれは……ジュンヤ、あそこを見てみろ」

 ダリウスが視線を送った先に、見たことのある顔がいくつか見えた。それは治療院で会ったニーロさんや、研磨職人のボランさんと弟子たちだった。

「「「ジュンヤ様~!! ダリウス様~!! おめでとうございます!!」」」
「皆さん! ありがとうございます!!」

 精一杯手を振って祝福に応える。遠くから来てくれてありがとう!

「ヘヘヘ……嬉しい」
「そうだな。おまえの頑張りが全部形なっていて俺も嬉しい」




 無事にパレードが終わって、夜は領内の貴族を招いた大晩餐会に臨む。部屋で準備をする間、俺はヒルダーヌ様との約束を果たすため、預かったものをそっと握り思いを込めて力を流し込んだ。キラキラと輝きを放つそれを美しい装飾がされた箱に戻した。

(あの人がコレを持ってきたときは驚いたな~。真っ赤な顔してた! なぁ、おまえ、頑張ってくれよ?)

 箱を胸元に隠しダリウスと一緒に晩餐会の会場へ行けば、多くの客で賑わっていた。ヒルダーヌ様たちは最後の登場だ。

「おお、神子様の登場だっ!!」

 誰かが騒いで、あっという間に囲まれる。侯爵、伯爵、子爵に男爵……横文字の名前は覚えにくいが、前回来たときに覚えた人の名前を全部手帳に書き込んでおいたので、なんとか対応はできた。 

「巡行で来訪された際、湖のうわさをお話ししましたが、本当に素晴らしい恩恵をいただけたのですよ。神子様の慈悲のお力は誠に奇跡ですね」

 確かに言われましたね。ちょっと恥ずかしいけど、明るい話題の提供をしたってことで!!

「ヒルダーヌ様のご登場だ!! メフリー様もお美しい……」

 登場した二人に拍手を送りながら、メフリー様がすっかり元気になっているのが嬉しかった。あいさつに行くのが楽しみだな。

「お二人とも、われわれもごあいさつに行ってまいります」

 あいさつに向かう彼らを見送り二人になると、思わずため息が出る。疲れた~!

「兄上たちのところには、あいさつラッシュが落ち着いた頃に行こうぜ。今行ったらろくに話せないからな。少し庭にでも出ないか?」
「うん、ちょっと外の空気が吸いたいな」

  社交からようやく解放されて中庭に出ると、魔灯がほの明るく木々を照らしていた。

「ここに座るか? 疲れただろう?」
「ん~? そうだなぁ。先に、あんたが座って」
「そうか? って、ジュンヤッ!」

 ベンチに座ったダリウスの膝に横向きに乗ると、驚きつつもギュッと抱き込んでくれた。

「ヘヘヘ……俺、こうされるの、好きなんだ」

 分厚い胸板に頬を寄せて抱きつく。

「そうか? 嫌がってるのかと思ってたが……」
「子ども扱いみたいで恥ずかしかっただけ。あの頃は俺、素直じゃなかった。でも、こうしてるとすごく安心するんだ」
「——俺も安心する。腕の中におまえがいるって……幸せだ」
「俺も幸せ……んっ……」

 ちゅっ……くちゅっ……

 舌を絡めあって、唾液を交換し合う。

「はぁ……早く終わらねぇかな。俺たちの、二度目の初夜だ。二人だけの……」
「ふふっ。楽しみだな?」

 二人で少しの間話をして広間に戻ると、ヒルダーヌ様の周囲の人垣は減っていて、俺たちの気配を察した貴族は静かに下がっていった。

「兄上、メフリー殿。おめでとうございます」
「お二人とも、本当におめでとうございます」

 並んで立つ二人は輝いていた。ヒルダーヌ様はいつもより頬が赤いし、隣のメフリー様を見つめる視線が優しい。メフリー様は、最後にあったのは浄化をしたときで、あの時はまだ痩せ細っていた。でも、今のメフリー様は艶やかな薄水色の髪にグリーンの瞳がキラキラしていて、うっとりとヒルダーヌ様を見つめている。全幅の信頼を寄せる様子を心の底から祝福をした。

「神子様には命を助けていただいたのに、ごあいさつもできませんでした。ようやくお目にかかれて、心からの感謝を伝えられます。ありがとうございました」
「いいえ。本当によかったです。これからは家族ですね」
「ええ。一緒にお家を盛り立ててまいりましょうね」

 ふんわりと笑うメフリー様を、ヒルダーヌ様が熱い視線でガン見している……あの、ちょっとほほ笑むくらいしたほうがいいよ?! なんて不器用な人なんだ!! あれか、チェリフ様に似て素直じゃないんだ……

「ヒルダーヌ様、あの、お話が」
「あっ、ああ……そうだ。メフリー、少し外すが……」

 ヒルダーヌ様はそう言って、チラッとダリウスを見た。

「兄上、ご心配なく。私が警護しています」
「——そうか。頼む」

 ダリウスの言葉に頷いたヒルダーヌ様だが、まだ少し気になっているみたいだ。確かに元婚約者同士だけど、大丈夫だと思いますよ?
 そそくさとまたバルコニーに出て、俺は懐からあの箱を取り出した。

「……ありがとう。確認をしても良いか?」
「どうぞ」

 蓋を開けると、そこにあったのはいつも使うギョクよりほんの少し大きい虹色に光る玉だ。それは、もともとは違う色をしていた。

「なんと……これは本当に同じ胎珠なのか……?」
「はい。俺が治癒と浄化を流すと、みんなこの色になります」
「——ありがとう。これがあれば、きっとあの方の負担も小さく済むだろう」
「そうですね。きっと、元気な赤ちゃんが生まれますよ」 
「そ、そうだな」

 ヒルダーヌ様は、ますます顔を赤くして大事そうに箱を自分の懐にしまった。

「この恩は忘れない。私にできることがあれば、いつでも言ってくれ」
「はい」

 メフリー様は回復したとはいえ心配なんだろう。きっと、この胎珠が守ってくれる。俺はそう信じてる。

 俺たちはまた広間に戻り二人に合流した。

「ダリウス、俺たちはもう失礼しよう。ね? ヒルダーヌ様たちもお疲れでしょう?」
「? そうか? ——ああ、そうだな」
「そうか。二人ともありがとう。私たちはこれで失礼する。——行こうか、メフリー殿」
「旦那様、呼び捨てにしてくださるお約束をお忘れですか?」

 ツンと唇を尖らせすねるメフリー様、可愛いぞ!!

「そうだった。メフリー、夫婦の部屋に下がろう」
「はい!」

 幸せそうな二人を見送る。

「いやぁ~、兄上メロメロじゃねぇか。昨日と今日、何をヒソヒソ話してたんだ?」
「後で話すよ。俺の役目も終わったし。あ、俺、グラントと話したかったんだ!」
「え~?! 俺たちも部屋に戻ろうぜぇ~!」
「だめ! 話したい!」

 ダリウスをずるずると引きずってザンド団長のところに行くと、ザンド団長の隣にはグラントと焦げ茶色の髪に白肌のマッチョさんがいた。

 マッチョしかいない世界に、俺はいる……!!

(奥さんだよな?)

「はじめまして、ジュンヤです」
「やぁ、やっと会えたね!! 私はイラジだ、よろしく」

 イラジ様も元騎士で、団長の右腕の補佐官だったそうだ。でも、結婚を機に引退して家のあれこれを任されている。

「グラントに家に入ってもらえて助かったよ」
「そうなんですか。お仕事が多いんでしょうね」
「ん~? 主に、夜のお仕事を頼もうと思っているよ。そろそろキツくてね~。若い子が相手をしてくれれば、私は家のことに専念できるからね」
「イラジ様っ!! そんなことをここで言わなくてもっ!!」
「アッハッハ!! グラント、旦那様は今夜を手ぐすね引いてお待ちかねだよ? おまえ、旦那様とだけは経験がないのだろう?」
「それはっ! あの……! どうか、ご勘弁を……」

 真っ赤になってプルプル震えるグラント。こんなグラント見たことない!! 偉そうにふんぞり返ってたのと別人だよ~!

「ふっ……そうだなぁ、グラント。良い加減あきらめて初夜を楽しもうぜ? 社交を長引かせようとしてもムダだぜ」
「そんなつもりではっ」
「じゃあ、良いよな? ディー、ジュンヤ、あいさつに来てくれてありがとよ。でも、俺はさすがに我慢できねぇから、グラントを食いに行くわ~」
「「はい……」」

 俺たちは三人の背中を見送った。グラントの腰にはザンド団長の腕がガッチリまわり完全に捕獲されている。頑張れグラント! 長年の片思いが叶ったんだから、抱き潰されても本望だろう……! でも尻はお大事に!!

「あいつ、叔父上に抱き潰されるな……」
「ザンド団長、手加減を知らなそうだよなぁ……」

 目をあわせてから、俺たちは思わず笑った。

「俺たちも帰ろうぜ」
「うん」

 手を繋いで会場を後にしてダリウスの部屋に戻ったが、キスしてこようとするダリウスを押し返す。

「なんだよぉ~」
「支度したい……」
「何を考えてる?」
「——秘密」
「じゃあ、湯だけ一緒に入ろうぜ。我慢するからよ」
「できる?」
「できる!!」

(本当にできるのかな?)

 そう思いながらも押し負けて浴室に向かった。

ーーーー
終わらなかった!! エッチは別腹にします~!

このお話では、子ブタ様からいただいたグラントへのリクエストもこなしております。
彼単独では1話書けるか自信がなく、こちらに組み込んだのでご希望に添えなかったもしれません。
ですが、こっそり胸に秘めていたサイドストーリを形にするきっかけを頂き、ありがとうございました。
 
 
 
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