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22 言葉責め3(これ言葉責めであってる?)*

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 こんな屈辱的なこと、ヒューゴは絶対に許さない。だけど俺とダールによって開発されたヒューゴの身体は、もうダールのものがなければおさまらない。諦めて楽しんじゃおうぜヒューゴ。

 溢れる魔力の制御のために嫡子の座を追われて結婚する必要もなくなったヒューゴは、外見も力も関係なく、いつも傍らにあった魔力だけが友達だった。感情のない純粋な力である魔力は、何でも願いを叶えてくれる。それで満足していたはずなのに、ダールが他人と身体を重ねる喜びを教えた。彼が対等に語り、笑い合う楽しさを教えてくれたじゃないか。
 見上げたダールは、蔑むような口調とは裏腹に、楽しそうに笑っている。取り澄ました帝国の貴族たちとは違う、心からの笑顔だ。

「まだ恥ずかしがってんのか?」
「ダール……お前が、欲しい」
「お望みのままに、閣下?」

 寝台に座るダールの足元に跪いたまま、ヒューゴは、羞恥に震える手で服を脱いだ。今まではダールが襲い掛かるようにして脱がせていたから、自分から脱いでみせるなんて初めてではないだろうか。

 俯いているから少し伸びた銀の髪が視界に入る。そうだ、俺は美しく強い魔法使いだ。
 ダールが俺を捨てたくても、魔法で繋ぎとめることだってできる。何も不安に思うことなどない。
 かくなる上は、ギンギンにやる気を主張しているダールのものを攻略して、今度はダールにお願いだと言わせたい。
 俺からは鏡が見えないが、ダールからは俺の後ろ姿が見えている。美しい俺の裸体はさぞかし扇情的に見えていることだろう。

 ダールのものを手に取り、ちゅっと音を立てて先端に口づけた。ぴくりと反応するそれに可愛げなどかけらもないが、愛おしい。
 浮いている血管を舌先でツーっとなぞり、先端を唇で浅く食むと、ぷくりと雫が浮いてくる。ダールの手が俺の頭に置かれて、手触りを楽しむように髪に指を絡めてきた。

「帝国の偉大なる魔法使い、は、こちらも、ずいぶん上手だな」
「ん……、仕込んだのは、誰だ」
「はは、後ろが足りないのか。棒でも突っ込んでやろうか」
「……ここはダールの肉棒専用だ」

 ダールのものを舐めたり吸ったりしながら、空いた片手で己の後孔を弄っている。魔法の力が戻ったために少し出し過ぎた潤滑用の水分が、内腿を伝って下りている。
 後ろではぐちゅぐちゅと、口ではぴちゃぴちゃじゅるりと下品な音を立てている。

「ヒューゴ、くっ」
「ふぁ……っ」

 指では入口付近を広げるので精いっぱいだ。早くダールのモノがほしいと思い、咥えて吸ったところ、引きはがされて顔にかけられた。この俺の美貌になんてことを。
 イラっとしてダールを睨むと、いい笑顔で笑っている。

「お前の顔によく似合ってる」
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