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53 ブラッキー号とお空の練習
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「カイさん。既婚者だということと、年齢は正直に言っても良いですが……ここにいる間だけは、女の子のふりをしておいたほうがいいです」
「えっ?……なんででしょう、理由がよく……」
「もし男の子だってバレてしまうと……子供ができないのを良いことに、イタズラしようと考える者が出てくるかもしれないのです。うちの飛馬がそばにいるときは大丈夫でしょうが、それ以外の時間は一人にならないよう気をつけて。私かあなたのルート号のそばにいてください」
「……それは……、女の子のふりをしているほうがむしろ危ないのでは……?」
「いいえ。万が一があったときに罪が重くなるのは、合意なく婦女を虐げたときですから。男性はそうじゃない。子供を産めないからというのが理由のひとつ。その場合、比較的に加害者の罪が軽くなる。その辺の法整備が進んでいないのです。本当に、比較してという話ですが」
「…………そんなことをするような、悪い人はいないように見えますが……」
「人間も獣人も、所詮動物の一種です。そうならないよう法で縛っているだけの。でも法は目に見えるものではない。あなたには安心して働いていただき、何事もなく家にお帰ししたいと思っています。すみません、怖くなるようなことを言ってしまって……」
考えてもみなかった。むしろ男だと認識してもらうほうが、安全だろうと思っていたからだ。
下卑た話題を持ち込む人も確かにいたが、嫌な目線で見られてはいない。……今のところはだが。
少し不安が頭をもたげたというのが本音だが、何事もなく家に返してあげたい、と言ってくれたタピオさんの静かな声が、今はかえって心強く感じた。
落とさなくていい声をさらに落として、僕に言いにくいことを言ってくれた。身内である従業員を過大評価せず、かといって貶めるような意も込めず。
彼の公明正大さはその時折やや震える低い声と、背中から発されているような清閑な雰囲気だけで感じ取れた。そんな気がしていた。
──────
「カイちゃん! それは重いからいいよ。こっちにしな。ちょっと嵩張るけど」
「あーカイちゃん! それも重いから、寝藁の掃除だけお願い!」
「カイちゃんカイちゃん! それ重いでしょ。俺がやるからブラッキー号の厩舎行きな! カイちゃんのこと待ってるよー!」
さほど重くはないし、いつもやっているのだからそれくらい易々とは出来るのだが、なんせ僕は女の子のふりをせねばならない事情がある。
こういうのが紳士っていうものなのか? と思いながらお言葉に甘えさせてもらい、ルート号と一緒にブラッキーくんの馬房へ顔を出しに行ってみた。
あっ、自分の尾羽根を追いかけてぐるぐる回ってる。ワンコみたい。鳥みたいで馬みたいなのに、そういう遊び方もするんだな。
そういえば前に赤ちゃん飛馬とフライングディスクで遊んだよなあ。あれはちょっと大変だった。だんだん腕が上がらなくなってきて。オルフェくんまで遊び出すんだもん、いくら僕が女の子じゃなくても限界ってもんがある。
「ブラッキーくーん。そろそろ散歩の時間だよ。歩くのもいいけどさ、僕と一緒にお空の練習してみない? 楽しいよ!」
『いやー。だっておんりできなくなるもん。お空ってこわいんだよ。ピカピカドーン落ちてくるし』
「雷が怖いのはわかるけど、降りられなくなる? ……ルートくん、そんなことってあるもんなの?」
『うーん……小さいころのことはよく覚えてないけど、飛んでみれば多分わかると思う』
「じゃあ……ブラッキーくん、飛ばないと羽根が萎えちゃう、萎えちゃうってわかるかな? 怖いピカピカドーンが来たとき、飛んでお家に帰れなくなっちゃうんだ。そんなのイヤでしょ?」
『…………うん、でも』
「大丈夫、今日は晴れてるから雷は来ないよ。もし降りられなくなったらルート号が降ろしてくれるから、僕たちと練習しに行こう! ねっ!」
『んー……』
飛行の練習自体はやっているのだ、とタピオさんからは聞いていた。しかしつきっきりになれるわけではなく、タピオさん自身が飛べるわけでもなく、ましてや言葉が通じるわけでもない。
いくら先輩を見習いなさいと促しても、パニックを起こした子供の飛馬、しかも人間育ちの飛馬では、なかなか学ぶ気概を持たせることができなかった。からの藁をも掴む気持ちで彼は僕宛てに依頼をしてくれたのだ。
しかし、まだ幼い女の子にしか見えない僕が来た。王宮どころか王子様のお膝元に繋がる者とは頭でわかってはいても、自分たちが世話をしている飛馬を任せるに値する人間なのか、彼はしっかり見極めようとしていたらしい。
無理だという判断になれば、こんな小さな子はすぐに家へと帰さねばならぬと彼は考えていた。それは一切不快な気持ちにならないもので、見知らぬ僕に対する誠実さと、仕事に対する真剣さが垣間見える行動だと心からそう感じていた。
僕にブラッキーくんを任せられると彼が判断してくれたのは、大人の飛馬相手に指示を出せたこと、何も言っていないうちからブラッキーくんが親と思っているのはタピオさんだ、と僕が即座に見抜いたことからだった。ブラッキーくんが喋っていたからわかったというだけだけど。
午後の休憩が終わってすぐ、彼はわりと矢継ぎ早にこういうことで困っている、心配だ、と事細かく僕に教えてくれた。そのひとつが飛行に関することだった。
「あんまり高いところに行かなくていいからね! ルートくんについてきてー!」
『いくよー』
『あー、まってぇー』
飛び立つことは上手だ。ルート号の声掛けで意識が切り替わったようにパッと羽根を広げ、すぐ発つことができた。
問題は滑空だ。一周して、高度を徐々に下げ、着地する。このやり方は完全に飛馬任せで、人間は『降りて』と指示を出すだけでいいのだが。
『おねえちゃん、やっぱりぼく、おんりできないよ、おそらのほうにいっちゃうよー』
「あー、空中で回っちゃってるな。ねえルートくん、降りるときってどうやってるの?」
『ええと……こんな感じで』
『あー! おいてかないで! できないよ、こわいよー!』
「ごめんごめん! 今行くからちょっと待っててねー! 大丈夫だよー! ルートくん、もうちょっと詳しく教えて。身体をどう動かして、どう羽ばたくのかとか」
『うーん…………まず、お尻を下に……下ろす?』
「ブラッキーくん! お尻を下に下ろして! お尻! えっーと、あんよが下! あんよが下だよー!」
『お、お、おちちゃうよー! やだー!』
身体の動きを教える、というのは常識を教えるのと同じことで、本当に難しいものである。水泳の授業のように、手足を実際に掴んでフォームを教えるというわけにはいかない。
ここは空中であるからして、近づくにも限度がある。僕がここで巨大化して、手を差し伸べてあげたいけどそんな魔術はない。ドライヤー程度もできない僕には、声をかけるしか出来ることがない。
地上での様子を見たところ、おそらくブラッキーくんは同じ飛馬を自分の仲間だとしっかり認識できていない。自由時間に脱兎のごとく走る他の飛馬につられて、ついていくことは出来る。
しかし、はたと気づいたように振り返り、人間のそばへとにかく行こうとする。今はかけっこの時間だよ、と言っても顔をこすりつけて甘えてくる。
タピオさんがいると彼に向かって一直線になってしまうので、最近の彼は外に出る時間は一緒に出ないようにしているらしい。
困った。本当に困った。一体どうすれば。僕は安易な考えだとは思うが、ブラッキーくんのそばに接近し、上がりっぱなしのお尻と足を下げてやろうと思いついた。
はっきり言って、危険である。赤ちゃんを卒業した幼児くらいにはなるが、走れるほどの脚力はつけてきているのだ。もし蹴られたらそれなりの怪我はする。しかし、状況が状況だ。
僕は自覚がなかったが、多分焦っていた。人の間でのパニックは概ね伝染するもの。なまじ会話ができてしまうため、ブラッキーくんの感情を知らぬ間に僕も譲り受けてしまっていたのだ。
「えっ?……なんででしょう、理由がよく……」
「もし男の子だってバレてしまうと……子供ができないのを良いことに、イタズラしようと考える者が出てくるかもしれないのです。うちの飛馬がそばにいるときは大丈夫でしょうが、それ以外の時間は一人にならないよう気をつけて。私かあなたのルート号のそばにいてください」
「……それは……、女の子のふりをしているほうがむしろ危ないのでは……?」
「いいえ。万が一があったときに罪が重くなるのは、合意なく婦女を虐げたときですから。男性はそうじゃない。子供を産めないからというのが理由のひとつ。その場合、比較的に加害者の罪が軽くなる。その辺の法整備が進んでいないのです。本当に、比較してという話ですが」
「…………そんなことをするような、悪い人はいないように見えますが……」
「人間も獣人も、所詮動物の一種です。そうならないよう法で縛っているだけの。でも法は目に見えるものではない。あなたには安心して働いていただき、何事もなく家にお帰ししたいと思っています。すみません、怖くなるようなことを言ってしまって……」
考えてもみなかった。むしろ男だと認識してもらうほうが、安全だろうと思っていたからだ。
下卑た話題を持ち込む人も確かにいたが、嫌な目線で見られてはいない。……今のところはだが。
少し不安が頭をもたげたというのが本音だが、何事もなく家に返してあげたい、と言ってくれたタピオさんの静かな声が、今はかえって心強く感じた。
落とさなくていい声をさらに落として、僕に言いにくいことを言ってくれた。身内である従業員を過大評価せず、かといって貶めるような意も込めず。
彼の公明正大さはその時折やや震える低い声と、背中から発されているような清閑な雰囲気だけで感じ取れた。そんな気がしていた。
──────
「カイちゃん! それは重いからいいよ。こっちにしな。ちょっと嵩張るけど」
「あーカイちゃん! それも重いから、寝藁の掃除だけお願い!」
「カイちゃんカイちゃん! それ重いでしょ。俺がやるからブラッキー号の厩舎行きな! カイちゃんのこと待ってるよー!」
さほど重くはないし、いつもやっているのだからそれくらい易々とは出来るのだが、なんせ僕は女の子のふりをせねばならない事情がある。
こういうのが紳士っていうものなのか? と思いながらお言葉に甘えさせてもらい、ルート号と一緒にブラッキーくんの馬房へ顔を出しに行ってみた。
あっ、自分の尾羽根を追いかけてぐるぐる回ってる。ワンコみたい。鳥みたいで馬みたいなのに、そういう遊び方もするんだな。
そういえば前に赤ちゃん飛馬とフライングディスクで遊んだよなあ。あれはちょっと大変だった。だんだん腕が上がらなくなってきて。オルフェくんまで遊び出すんだもん、いくら僕が女の子じゃなくても限界ってもんがある。
「ブラッキーくーん。そろそろ散歩の時間だよ。歩くのもいいけどさ、僕と一緒にお空の練習してみない? 楽しいよ!」
『いやー。だっておんりできなくなるもん。お空ってこわいんだよ。ピカピカドーン落ちてくるし』
「雷が怖いのはわかるけど、降りられなくなる? ……ルートくん、そんなことってあるもんなの?」
『うーん……小さいころのことはよく覚えてないけど、飛んでみれば多分わかると思う』
「じゃあ……ブラッキーくん、飛ばないと羽根が萎えちゃう、萎えちゃうってわかるかな? 怖いピカピカドーンが来たとき、飛んでお家に帰れなくなっちゃうんだ。そんなのイヤでしょ?」
『…………うん、でも』
「大丈夫、今日は晴れてるから雷は来ないよ。もし降りられなくなったらルート号が降ろしてくれるから、僕たちと練習しに行こう! ねっ!」
『んー……』
飛行の練習自体はやっているのだ、とタピオさんからは聞いていた。しかしつきっきりになれるわけではなく、タピオさん自身が飛べるわけでもなく、ましてや言葉が通じるわけでもない。
いくら先輩を見習いなさいと促しても、パニックを起こした子供の飛馬、しかも人間育ちの飛馬では、なかなか学ぶ気概を持たせることができなかった。からの藁をも掴む気持ちで彼は僕宛てに依頼をしてくれたのだ。
しかし、まだ幼い女の子にしか見えない僕が来た。王宮どころか王子様のお膝元に繋がる者とは頭でわかってはいても、自分たちが世話をしている飛馬を任せるに値する人間なのか、彼はしっかり見極めようとしていたらしい。
無理だという判断になれば、こんな小さな子はすぐに家へと帰さねばならぬと彼は考えていた。それは一切不快な気持ちにならないもので、見知らぬ僕に対する誠実さと、仕事に対する真剣さが垣間見える行動だと心からそう感じていた。
僕にブラッキーくんを任せられると彼が判断してくれたのは、大人の飛馬相手に指示を出せたこと、何も言っていないうちからブラッキーくんが親と思っているのはタピオさんだ、と僕が即座に見抜いたことからだった。ブラッキーくんが喋っていたからわかったというだけだけど。
午後の休憩が終わってすぐ、彼はわりと矢継ぎ早にこういうことで困っている、心配だ、と事細かく僕に教えてくれた。そのひとつが飛行に関することだった。
「あんまり高いところに行かなくていいからね! ルートくんについてきてー!」
『いくよー』
『あー、まってぇー』
飛び立つことは上手だ。ルート号の声掛けで意識が切り替わったようにパッと羽根を広げ、すぐ発つことができた。
問題は滑空だ。一周して、高度を徐々に下げ、着地する。このやり方は完全に飛馬任せで、人間は『降りて』と指示を出すだけでいいのだが。
『おねえちゃん、やっぱりぼく、おんりできないよ、おそらのほうにいっちゃうよー』
「あー、空中で回っちゃってるな。ねえルートくん、降りるときってどうやってるの?」
『ええと……こんな感じで』
『あー! おいてかないで! できないよ、こわいよー!』
「ごめんごめん! 今行くからちょっと待っててねー! 大丈夫だよー! ルートくん、もうちょっと詳しく教えて。身体をどう動かして、どう羽ばたくのかとか」
『うーん…………まず、お尻を下に……下ろす?』
「ブラッキーくん! お尻を下に下ろして! お尻! えっーと、あんよが下! あんよが下だよー!」
『お、お、おちちゃうよー! やだー!』
身体の動きを教える、というのは常識を教えるのと同じことで、本当に難しいものである。水泳の授業のように、手足を実際に掴んでフォームを教えるというわけにはいかない。
ここは空中であるからして、近づくにも限度がある。僕がここで巨大化して、手を差し伸べてあげたいけどそんな魔術はない。ドライヤー程度もできない僕には、声をかけるしか出来ることがない。
地上での様子を見たところ、おそらくブラッキーくんは同じ飛馬を自分の仲間だとしっかり認識できていない。自由時間に脱兎のごとく走る他の飛馬につられて、ついていくことは出来る。
しかし、はたと気づいたように振り返り、人間のそばへとにかく行こうとする。今はかけっこの時間だよ、と言っても顔をこすりつけて甘えてくる。
タピオさんがいると彼に向かって一直線になってしまうので、最近の彼は外に出る時間は一緒に出ないようにしているらしい。
困った。本当に困った。一体どうすれば。僕は安易な考えだとは思うが、ブラッキーくんのそばに接近し、上がりっぱなしのお尻と足を下げてやろうと思いついた。
はっきり言って、危険である。赤ちゃんを卒業した幼児くらいにはなるが、走れるほどの脚力はつけてきているのだ。もし蹴られたらそれなりの怪我はする。しかし、状況が状況だ。
僕は自覚がなかったが、多分焦っていた。人の間でのパニックは概ね伝染するもの。なまじ会話ができてしまうため、ブラッキーくんの感情を知らぬ間に僕も譲り受けてしまっていたのだ。
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