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49 人が恋をしはじめた時は、生きはじめたばかりのときである
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その後のことだ。
オルフェくんは仲間内から逆玉婚おめでとうと言われ、からかい半分、嫉妬半分の祝福を受けたと言っていた。あれは僕の収入による嫉妬のようでそうではない、真意は憧れのマドンナを真っ先に手に入れやがってコノヤロー、という嫉妬だと悪い笑みを浮かべながら言っていた。
マドンナ扱いは特に嬉しくはないが、元居候のカイくん、ではなく、魔獣通訳士のカイくん、として見てくれているなと感じるときがなにより嬉しい。あのままぼーっと日々を過ごしてしまっていたら、ルート号と会うこともなく元居候のままだった。
一応ここで働いてはいたが、居候でもある僕にお給料を渡してくれるマウラさんたちには申し訳なく思っていたし、できることが少ない自分に対して早々に落ち込んでいただろう。僕の能力は偶然の産物だったが、フルに生かすと決めてよかった。
オルフェくんはずっと家業を手伝っている。上に独立した兄たちはいるものの、自分が跡を継ぐと言っていた。それは既にみんな了承済みのことだった。オルフェくんは料理が上手い。凄く上手い。ずっとマテウスさんかマウラさんの作るものしか食べていなかったが、マテウスさんが風邪をひいて出られないときなどは彼がメインで厨房に立った。
マテウスさんと遜色がない彼の働きは目を見張るものがあった。早い、美味い、正確。小さい頃から修行をさせられていたという彼は『だって父さん、めちゃくちゃ厳しかったから。ハイかイエスしか言えなかった』と語っていた。
いつも口数は少ないが、にこにこと穏やかに見守ってくれるお父さん、というイメージしかなかったマテウスさんの教育法は軍隊式であったらしい。競走馬の鞭の如く、お玉で喝を入れられていたという。キッチンのシンクにもたれて腕を組みながらそう話してくれた。その腕にある古い傷は、喧嘩傷もあるが火傷も多い。調理の火によるものだった。
本格的に跡を継ぐことになったらいつもオルフェくんの料理が食べられるんだね、と言ったら彼は『そうだな。実質、カイの身体を構成している粒子を俺が作ることになるわけだ。このまま一生。法的にも物理的にも俺のもんになるんだな。だろ?』と重いことを言っていた。だろ? じゃないよ。欲望のスパイスが瓶ごと入っているじゃないか。もっと上手に隠してよ。
マウラさんは最近腰の調子を悪くしていたので、仕事の関係で王城に行ったついでに最新の魔術薬を手に入れて、飲んだり貼ったりしてもらうとみるみるうちに回復した。いや、元より元気になった。深夜に一度は起きてしまうのがなくなったと言っていた。なぜ効能がそこにも影響したかは僕なんかじゃわからない。
治療魔術師さんに一番いいやつをください、と言ったからだろうか。『ありがとうねカイくん、うちの暴れ馬なんかと結婚してくれて。もう何も思い残すことはないよ』と言いながら、あと五十年は元気に生きてそうな調子で今日もくるくると働いている。
王城に行ったとき、ばったり会った王子様が『王城発のお菓子があるから持っていきなよ』と手配してくれたので、錐鞘亭のみんなに配った。ネズミのおばちゃんたちは『ああ美味しい。ここで働くと決めてよかったわぁ』『それに暴れ馬がカイくんに手を出してくれて良かったよぉ』『暴れ馬は喧嘩もアッチも手が早いもんだね』とカラカラ笑って、真っ昼間から明け透けなことを話していた。ここの人はどうもそういうところに恥じらいがない。味に感動してくれたのは良かったが、僕はどういう顔で聞けばいいのだ。
猫耳のサシャさんは配達人なので、わりと頻繁に訪れる。郵便受けはあるのだが、僕が帰ってきてから庭でルート号の世話や掃除をしているときなんかに、わざわざ直接何かしらを届けてくれる。
ある日、サシャさんは郵便物に手を伸ばした僕の手を自然に取り、キスをした。ただのいたずらだとわかっていたが、いつの間にか背後にいたオルフェ君がサシャさんの襟を掴んで持ち上げた。『冗談だって!! 冗談だから!! ぐえぇ』と叫ぶサシャさんを、『俺の妻に、何してやがる、ああ!?』と言いながら柵越しにガクガクと振るオルフェくんの顔は魔王のように怖かった。なんとかして止めさせた。
アードルフさんもたまに来て、世間話をすることがある。彼は悪口なんかを言わない人で、いつも穏やかで上品で紳士然としているが、時折『もしオルフェに飽きたり嫌になったらうちに来てくださいね。いつまでもお待ちしています』との言葉で話を締めくくる。サシャさんみたいなことになって欲しくはないので、命は大事にしてください、とお返事をしているが。
黒猫のおねえさんことルーミイさんと、シャム猫のおねえさんことユーリさんとはたまにお茶をする仲だ。ルーミイさんは『ついに結婚しちゃったのかー。やだあー。人妻よ人妻』なんて言われる。それを聞いたユーリさんは『あら、アツアツの時期も四年続いたら終わっちゃうって言うじゃない。そこが狙い時! だーいじょうぶ、獣人はよその子種の子供でも大事に育てる文化があるから。ね?』とか言って浮気を誘い同意を得ようとしてくる。他愛ない話は楽しいが、その辺は全く油断ならない。二人とも隙あらば僕の手を撫で回すのをやめないので、帰ったら必ずしっかり洗わねばならなくなる。じゃあ会うなという話だが、この二人の誘いは断れない。ファン心理と浮気心は全く別のものなのだ。
あまり擬態の意味を成さなかったつけ耳や三角巾は、着けるのをやめた。お店を手伝うときはバンダナを着けるだけだ。目立たないようにしようとしても、鼻のいい彼らは獣人じゃない僕がいることにすぐ気がついてしまうのだ。
オルフェくんは相変わらず僕の防犯に力を入れてくれてはいるが、行けるところは飛馬で行くので今のところ問題はない。ルート号は優秀なので、近づいてきた人には僕より先に気づいて警戒をしてくれる。生きる戦車と名高い飛馬に挑もうという人はいない。
飛馬といえば、守衛地のアーリー号。お菓子を持って会いに行ったら、飛び跳ねて喜んでくれた。厩舎がガタガタ揺れていたが。横で微睡んでいた相方さんが『地面が揺れとる!? 世紀末じゃ』と驚いていた。相方さん、おじいさん喋りなんだ。衛兵さんとはつかず離れずで付き合えているようだが、たまに堪えきれなくなった思いの丈をぶつけてきてウザイらしい。衛兵さんがウザイというのは変わらなかった。
雷雲犬のシャギーにも会いに行って色々と話したあとに『僕の仕事を見て!』と、豪邸ツアーに誘われた。敷地外だと思っていたところがまだ敷地内だったり、中庭に大きなプールがあったり、景色が歪まない高価なガラスをふんだんに使った大きな窓があったりの、海が見える豪華なセレブ邸宅だった。僕の収入をかき集めてもここまでのものは建てられない。口が開きっぱなしになってしまった。ちなみに寝室まで見せようとしてくるのでそこは丁重にお断りした。そういうのはいけないんだよ、シャギー。
あと最後に。僕たちが結婚したあと続いて結婚した知人がいた。ラグーさんだ。連行
されたあと、お付き合いをした女の子がいた。猫耳の子だ。オルフェくんの元カノの誰かではない。多分。社交的だが広く浅くで、深い付き合いを求めていない現代獣人だった彼女はラグーさんの歌を聞いて一目惚れならぬ一耳惚れしたらしい。芸術家タイプで綺麗なものが好きな人だそうだ。
好きなものはずっと好きで、情熱が継続するタイプの彼女は熱心にラグーさんに関わった。彼のぶっきらぼうな態度を気にもせず、あなたは良い人、素敵な人だと何度も言う彼女に彼は撃ち落とされたのだ。彼女の愛はラグーさんを救った。『春か夏くらいに父親になる。自信はないが』と苦笑いしていた彼の表情はとても輝き、まぶしかった。
ところでラグーさんがプロポーズするとき、彼女に贈った物がある。ネックレスなのだが、ちょっと驚くくらいの価格だった。たまに井戸端会議をするようになったラグーさんの奥様に見せて貰ったが、大天使石というそうだ。魔力残滓を閉じ込めたような、それはそれは美しいものだった。
宝石がすっごく綺麗だったとオルフェくんに話したら、『俺はもっといいものを贈るから。待ってろよ、何にしよう』と考え始めてしまい、お金の無駄遣いはダメだよとか、なくしたら嫌だからいいよとか、意を決してオルフェくんがいてくれるだけでいい、と恥ずかしい台詞を言ってみても彼の意識は完全に買い物をする方向へと舵を切っていた。喜んでくれはしたが。
ただの話のネタのつもりだったのに。すぐに競争したがるんだから。君は今すぐ競走馬として十分にやっていけるよ。
騎手は僕がやるからね。もう手綱はつけたから。君は突っ走りすぎるところがあるけれど、落ち着いて。言うこと聞いて。落とさないで走ってよ。
────────────────────
アライグマと猫でも子供はムズいだろ、という突っ込みをしたくなったリアリストなお嬢さんはお気に入り登録お願いしまーす!
© 2023 清田いい鳥
オルフェくんは仲間内から逆玉婚おめでとうと言われ、からかい半分、嫉妬半分の祝福を受けたと言っていた。あれは僕の収入による嫉妬のようでそうではない、真意は憧れのマドンナを真っ先に手に入れやがってコノヤロー、という嫉妬だと悪い笑みを浮かべながら言っていた。
マドンナ扱いは特に嬉しくはないが、元居候のカイくん、ではなく、魔獣通訳士のカイくん、として見てくれているなと感じるときがなにより嬉しい。あのままぼーっと日々を過ごしてしまっていたら、ルート号と会うこともなく元居候のままだった。
一応ここで働いてはいたが、居候でもある僕にお給料を渡してくれるマウラさんたちには申し訳なく思っていたし、できることが少ない自分に対して早々に落ち込んでいただろう。僕の能力は偶然の産物だったが、フルに生かすと決めてよかった。
オルフェくんはずっと家業を手伝っている。上に独立した兄たちはいるものの、自分が跡を継ぐと言っていた。それは既にみんな了承済みのことだった。オルフェくんは料理が上手い。凄く上手い。ずっとマテウスさんかマウラさんの作るものしか食べていなかったが、マテウスさんが風邪をひいて出られないときなどは彼がメインで厨房に立った。
マテウスさんと遜色がない彼の働きは目を見張るものがあった。早い、美味い、正確。小さい頃から修行をさせられていたという彼は『だって父さん、めちゃくちゃ厳しかったから。ハイかイエスしか言えなかった』と語っていた。
いつも口数は少ないが、にこにこと穏やかに見守ってくれるお父さん、というイメージしかなかったマテウスさんの教育法は軍隊式であったらしい。競走馬の鞭の如く、お玉で喝を入れられていたという。キッチンのシンクにもたれて腕を組みながらそう話してくれた。その腕にある古い傷は、喧嘩傷もあるが火傷も多い。調理の火によるものだった。
本格的に跡を継ぐことになったらいつもオルフェくんの料理が食べられるんだね、と言ったら彼は『そうだな。実質、カイの身体を構成している粒子を俺が作ることになるわけだ。このまま一生。法的にも物理的にも俺のもんになるんだな。だろ?』と重いことを言っていた。だろ? じゃないよ。欲望のスパイスが瓶ごと入っているじゃないか。もっと上手に隠してよ。
マウラさんは最近腰の調子を悪くしていたので、仕事の関係で王城に行ったついでに最新の魔術薬を手に入れて、飲んだり貼ったりしてもらうとみるみるうちに回復した。いや、元より元気になった。深夜に一度は起きてしまうのがなくなったと言っていた。なぜ効能がそこにも影響したかは僕なんかじゃわからない。
治療魔術師さんに一番いいやつをください、と言ったからだろうか。『ありがとうねカイくん、うちの暴れ馬なんかと結婚してくれて。もう何も思い残すことはないよ』と言いながら、あと五十年は元気に生きてそうな調子で今日もくるくると働いている。
王城に行ったとき、ばったり会った王子様が『王城発のお菓子があるから持っていきなよ』と手配してくれたので、錐鞘亭のみんなに配った。ネズミのおばちゃんたちは『ああ美味しい。ここで働くと決めてよかったわぁ』『それに暴れ馬がカイくんに手を出してくれて良かったよぉ』『暴れ馬は喧嘩もアッチも手が早いもんだね』とカラカラ笑って、真っ昼間から明け透けなことを話していた。ここの人はどうもそういうところに恥じらいがない。味に感動してくれたのは良かったが、僕はどういう顔で聞けばいいのだ。
猫耳のサシャさんは配達人なので、わりと頻繁に訪れる。郵便受けはあるのだが、僕が帰ってきてから庭でルート号の世話や掃除をしているときなんかに、わざわざ直接何かしらを届けてくれる。
ある日、サシャさんは郵便物に手を伸ばした僕の手を自然に取り、キスをした。ただのいたずらだとわかっていたが、いつの間にか背後にいたオルフェ君がサシャさんの襟を掴んで持ち上げた。『冗談だって!! 冗談だから!! ぐえぇ』と叫ぶサシャさんを、『俺の妻に、何してやがる、ああ!?』と言いながら柵越しにガクガクと振るオルフェくんの顔は魔王のように怖かった。なんとかして止めさせた。
アードルフさんもたまに来て、世間話をすることがある。彼は悪口なんかを言わない人で、いつも穏やかで上品で紳士然としているが、時折『もしオルフェに飽きたり嫌になったらうちに来てくださいね。いつまでもお待ちしています』との言葉で話を締めくくる。サシャさんみたいなことになって欲しくはないので、命は大事にしてください、とお返事をしているが。
黒猫のおねえさんことルーミイさんと、シャム猫のおねえさんことユーリさんとはたまにお茶をする仲だ。ルーミイさんは『ついに結婚しちゃったのかー。やだあー。人妻よ人妻』なんて言われる。それを聞いたユーリさんは『あら、アツアツの時期も四年続いたら終わっちゃうって言うじゃない。そこが狙い時! だーいじょうぶ、獣人はよその子種の子供でも大事に育てる文化があるから。ね?』とか言って浮気を誘い同意を得ようとしてくる。他愛ない話は楽しいが、その辺は全く油断ならない。二人とも隙あらば僕の手を撫で回すのをやめないので、帰ったら必ずしっかり洗わねばならなくなる。じゃあ会うなという話だが、この二人の誘いは断れない。ファン心理と浮気心は全く別のものなのだ。
あまり擬態の意味を成さなかったつけ耳や三角巾は、着けるのをやめた。お店を手伝うときはバンダナを着けるだけだ。目立たないようにしようとしても、鼻のいい彼らは獣人じゃない僕がいることにすぐ気がついてしまうのだ。
オルフェくんは相変わらず僕の防犯に力を入れてくれてはいるが、行けるところは飛馬で行くので今のところ問題はない。ルート号は優秀なので、近づいてきた人には僕より先に気づいて警戒をしてくれる。生きる戦車と名高い飛馬に挑もうという人はいない。
飛馬といえば、守衛地のアーリー号。お菓子を持って会いに行ったら、飛び跳ねて喜んでくれた。厩舎がガタガタ揺れていたが。横で微睡んでいた相方さんが『地面が揺れとる!? 世紀末じゃ』と驚いていた。相方さん、おじいさん喋りなんだ。衛兵さんとはつかず離れずで付き合えているようだが、たまに堪えきれなくなった思いの丈をぶつけてきてウザイらしい。衛兵さんがウザイというのは変わらなかった。
雷雲犬のシャギーにも会いに行って色々と話したあとに『僕の仕事を見て!』と、豪邸ツアーに誘われた。敷地外だと思っていたところがまだ敷地内だったり、中庭に大きなプールがあったり、景色が歪まない高価なガラスをふんだんに使った大きな窓があったりの、海が見える豪華なセレブ邸宅だった。僕の収入をかき集めてもここまでのものは建てられない。口が開きっぱなしになってしまった。ちなみに寝室まで見せようとしてくるのでそこは丁重にお断りした。そういうのはいけないんだよ、シャギー。
あと最後に。僕たちが結婚したあと続いて結婚した知人がいた。ラグーさんだ。連行
されたあと、お付き合いをした女の子がいた。猫耳の子だ。オルフェくんの元カノの誰かではない。多分。社交的だが広く浅くで、深い付き合いを求めていない現代獣人だった彼女はラグーさんの歌を聞いて一目惚れならぬ一耳惚れしたらしい。芸術家タイプで綺麗なものが好きな人だそうだ。
好きなものはずっと好きで、情熱が継続するタイプの彼女は熱心にラグーさんに関わった。彼のぶっきらぼうな態度を気にもせず、あなたは良い人、素敵な人だと何度も言う彼女に彼は撃ち落とされたのだ。彼女の愛はラグーさんを救った。『春か夏くらいに父親になる。自信はないが』と苦笑いしていた彼の表情はとても輝き、まぶしかった。
ところでラグーさんがプロポーズするとき、彼女に贈った物がある。ネックレスなのだが、ちょっと驚くくらいの価格だった。たまに井戸端会議をするようになったラグーさんの奥様に見せて貰ったが、大天使石というそうだ。魔力残滓を閉じ込めたような、それはそれは美しいものだった。
宝石がすっごく綺麗だったとオルフェくんに話したら、『俺はもっといいものを贈るから。待ってろよ、何にしよう』と考え始めてしまい、お金の無駄遣いはダメだよとか、なくしたら嫌だからいいよとか、意を決してオルフェくんがいてくれるだけでいい、と恥ずかしい台詞を言ってみても彼の意識は完全に買い物をする方向へと舵を切っていた。喜んでくれはしたが。
ただの話のネタのつもりだったのに。すぐに競争したがるんだから。君は今すぐ競走馬として十分にやっていけるよ。
騎手は僕がやるからね。もう手綱はつけたから。君は突っ走りすぎるところがあるけれど、落ち着いて。言うこと聞いて。落とさないで走ってよ。
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