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1 本当は怖い異世界転移
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急行の最終駅は、見知らぬ土地だった。
しまった、やらかしたと思った。冬の電車は足元から暖かい風が吹き出しぬくぬくと温かく、あの気持ち良い揺れと共についつい眠ってしまうのだ。
もう上りの電車はない。駅で寝るなどとんでもない。凍死してしまう。マンガ喫茶やカプセルホテルがあればいいがと思いながら携帯でマップを確認したが、繋がらない。圏外、と出ている。参ったな、とんでもない田舎に来てしまった。
駅が木造だ。しかも無人駅。切符を入れる箱はあれど、交通カードをタッチする機械がない。これはホテルなんてないかもしれない。せめて民宿くらいはあってくれ。
どこかで見た観光地の商店街に似ている。レンガ道とガス灯のようなランプがオシャレだ。しかし灯りはそれしかない。照らされた道と店構えの他は塗りつぶされたような暗闇だ。やばい。泣きそう。満天の星の美しさに。明日も仕事なんですけど。
どこかに人はいないかと、とぼとぼ歩いていたときだ。僕と同じくらいの背丈のおばさんが店から出てきた。看板を仕舞っている。頭になにか可愛い飾りがついてるけど、パーティーでもしてたのかなあ。
「ちょっとあんた! こんな暗い時間にひとりでどうしたの。お母さんは? お父さんは?」
「えっ!? いやっ、さすがに僕、大人です……」
「はいはい。お家はどこ? ここから近い?」
「あのっ、電車で寝てたらここに着いちゃって、泊まるとこを今探してまして」
近づくと、街灯に照らされてネズミのような耳が見えた。顔は真剣なのにネズミ。浮かれた様子は全くないのにネズミ。あのテーマパークのアレでもない、リアルなネズミ。いやもう、今日は何のイベントだったんだ。予測がつかない。
「デンシャはわかんないけどね、だめだよあんた、泊まる所はあるけどさ、あんたみたいな子がひとりで行ったら危ないよお。うちにおいで。ご飯は食べた? お腹空いてないかい?」
──あんたみたいな子が??
普通のスーツにコートを着て、四角い鞄を持った男が危ない目に遭う宿泊施設ってなんだろう。ハッ、まさか、ここ結構治安悪い? 置き引きとか、引ったくりとか。こんなにオシャレでおいでませ感たっぷりなのに。夜は別の顔なのか。
すみません、と何度も頭を下げ、ネズミの耳をつけたグレイヘアーのおばさんのお店に入れて貰うことにした。レストランかな。うわあ、レトロ。クラシカル。
ダークブラウンを基調とした天井や壁に、燻した金色のガス管みたいなものが這っている。吊り下げランプは裸電球らしきものに、金の金具で囲んだデザイン。黒の窓枠の上部は丸くて矢羽根つき。うわ、ガラスはわざわざ昔の作り方で作ったやつだ。反射した室内の景色が揺らいでる。素晴らしい。世界観が徹底している。
これは終電逃して良かったかもしれない。石畳の床に立ち、艶々とした縁に細工のあるテーブルに触りながらものすごく感動していると、おばさんが店の奥に向かって声をかけた。『なんだよ』と男の声がする。
うわ、大きい。なにかスポーツやってる人かな。
格好いいけど不機嫌そうで怖い感じの男の人が、奥の階段から降りてきた。おばさんのとは違う茶色い耳を着けている。耳と似た色の長めの茶髪だ。オシャレだな。おばさんのネズミ耳と髪もそうだが、髪色と合わせているところも徹底している。あ、こっちに気づいた。ぽかんとしてる。
「夜分遅くにすみません。私、甲斐と申します。お世話になります」
「ぼーっとしてんじゃないよオルフェ! この子うちに泊まるから、バスルーム連れてったげて! 着替えの用意も!」
へー。外国の人なのかなあ。若いなー。格好いい。どこの国の人だろう。でも慣れてないのかなあ、うろたえている。
「おいババア! 俺に女の子の世話は無理だって!!」
「男の子だよアホンダラ!! 見とれてないでさっさと仕事しな!!」
──ここだけ下町感がすごい。オシャレ空間なのにここだけ葛飾区亀有。
なにやらブツブツ言いながら彼が近づいてきて、掌を差し伸べられた。握手かな? と思い、片手で握ったら変な顔をされた。しまった。どうやら違ったようだ。
恥ずかしくなり手を離そうとすると掴まれ、引き寄せられて背中に手を置かれた。異国の人の距離感、慣れないなー。
彼が始めて僕にかけた言葉は『ひとりで入れるか? 使い方わかるか?』だった。…大丈夫だって。
なんとなくこれがお湯かな、とグリグリ回すと、上からザッと冷水が降ってきた。やめて! 冬なのに!
うわー! と思わず叫ぶと、後ろでブフゥと噴き出す音が聞こえた。初対面のイケメンに笑われるダメージの高さよ。
冷水と熱湯のどちらかしか出ないみたいだ。うまく調節して適温にするらしい。なるほど、調節機能はついていないのか。世界観作り込んでるな。設定温度が出る給湯器のタッチパネルとかがここにあったらおかしいもんな。
わあ猫足のバスタブ可愛い、シャンプーの容器が陶器のやつだ、中身が飴色だといちいち感動したあと、ここまで完璧なホテルって料金高いんじゃないの…? カードで払えるかなあと不安になってきた。今時、さすがに出来るよな? カード払い。
『終わったか? 大丈夫だったか?』とあの大きい彼が声をかけてきた。大丈夫だって。なんなんだその謎の心配性。
バスローブみたいなものを着て出ると、ソファーに座った彼が手招きをしてトントンと膝を叩いた。…いやー、まさか膝に乗れってことじゃないよな。外国人のジェスチャーってわかんない。
とりあえず近くまで行ってみた。そしたら遠慮なく腰を掴まれ、彼の脚の間に座らされた。うわあ、急な接触、距離近ぁ!!
体温が届く密着感に固まっていると頭を撫でられ、さらに硬直した。覚えのある温かい風を感じる。ドライヤーかけられてる? 音がしないし、手の感触しかしないんだけど。しかし振り返るのが怖い。ちょっと気持ちいいけど怖い。次の行動が読めない怖さを感じてされるがままになっていると、左右から大きな手が伸びてきた。
……後ろからそっと、とても優しく抱きしめられている。
どうしようこれ。この人どうしたの。あっ、まさか、男が好きな人? 女の子に死ぬほどモテそうなのに。え、まさかワンナイトに持ち込もうとしてる? 好みがないのかなこの人。どうしよう、どうしよう、声が出ない。どうやって断ろう。
「ひっ!! なんでっ、なにすんですかっ」
「じっとしな。そのまま」
──明らかに、首筋に舌を当てられている。下から、耳の後ろまで。ゆっくりと。
反射的に振り払おうとしたが、明らかに自分と質の違うがっしりとした腕に拘束された。ビクともしない。大人に挑む子供になった気分だ。あしらわれているかの如く。
やばいやばい、これワンナイト確定だ、僕経験ないから困る、僕はそっちじゃない、風呂入ったばっかりなのに何してくれてんだ、うわあやめろゾクゾクするううう!!
恐怖にさらされ、硬直して益々声が出なくなる。これは捕食者に見つかったとき、動かない方が生き残れるから、という説がある。人間は集団でこそ威力を発揮できる生き物。僕みたいな最近ボールペンしか持っていないひょろひょろなど、ひとりじゃどうせこんなもんだ。情けない。
何もできずにぷるぷるしていると、バーンという大きな音が部屋中に響いた。
「コラァ!! オルフェ!! 匂いつけてんじゃないよ! 許可は取ったのかい!」
──天の助けがやってきた!
「うるせーババア!! こんな奴こうしとかないとすぐ襲われんだろうが!!」
「言い訳してんじゃないよ!! 許可は取ったのかと聞いてんだよ馬鹿息子!!」
「うるせーな!! 取ってねーよ悪いか鼠ババア!!」
「開き直るんじゃないよ!! この駄馬が!!」
おーよしよし、怖かったねえとおばさんが僕をひょいと持ち上げ、手をひいて連れ出してくれた。エプロンでぐいぐい首筋を拭いてくれる。
…僕いま、座った形のまんまで持ち上げられたよな? 女性なのに凄い力持ちだなあ。
──────
ホロホロと崩れる根菜らしきものが入った温かいスープと平べったくて甘いパンをご馳走になった。早口で聞き取れなかった彼の名前はオルフェウスさんというらしい。その彼に見つめられながらの食事は正直食べにくかった。『火傷するなよ』って。しないよ。
部屋に戻って身支度をして、やけに高さのあるベッドによじ登って眠った。布団からは暖かなお日様の匂いがした。
明日始発で帰らないと。仕事、間に合うかなあ。当たり前にそう考えていた。
しかし僕があの銀色の電車に乗れる日は、ついぞ訪れなかったのである。
────────────────────
あの有名な、行ってはいけない駅のことを思い出しながら書きました。さーもう帰れませんよ。二度とね。知らぬは本人ばかりなり。
続き読んでほしいんだろ?と察してくださる勘のいいお嬢さんはお気に入り登録お願いしまーす!
© 2023 清田いい鳥
しまった、やらかしたと思った。冬の電車は足元から暖かい風が吹き出しぬくぬくと温かく、あの気持ち良い揺れと共についつい眠ってしまうのだ。
もう上りの電車はない。駅で寝るなどとんでもない。凍死してしまう。マンガ喫茶やカプセルホテルがあればいいがと思いながら携帯でマップを確認したが、繋がらない。圏外、と出ている。参ったな、とんでもない田舎に来てしまった。
駅が木造だ。しかも無人駅。切符を入れる箱はあれど、交通カードをタッチする機械がない。これはホテルなんてないかもしれない。せめて民宿くらいはあってくれ。
どこかで見た観光地の商店街に似ている。レンガ道とガス灯のようなランプがオシャレだ。しかし灯りはそれしかない。照らされた道と店構えの他は塗りつぶされたような暗闇だ。やばい。泣きそう。満天の星の美しさに。明日も仕事なんですけど。
どこかに人はいないかと、とぼとぼ歩いていたときだ。僕と同じくらいの背丈のおばさんが店から出てきた。看板を仕舞っている。頭になにか可愛い飾りがついてるけど、パーティーでもしてたのかなあ。
「ちょっとあんた! こんな暗い時間にひとりでどうしたの。お母さんは? お父さんは?」
「えっ!? いやっ、さすがに僕、大人です……」
「はいはい。お家はどこ? ここから近い?」
「あのっ、電車で寝てたらここに着いちゃって、泊まるとこを今探してまして」
近づくと、街灯に照らされてネズミのような耳が見えた。顔は真剣なのにネズミ。浮かれた様子は全くないのにネズミ。あのテーマパークのアレでもない、リアルなネズミ。いやもう、今日は何のイベントだったんだ。予測がつかない。
「デンシャはわかんないけどね、だめだよあんた、泊まる所はあるけどさ、あんたみたいな子がひとりで行ったら危ないよお。うちにおいで。ご飯は食べた? お腹空いてないかい?」
──あんたみたいな子が??
普通のスーツにコートを着て、四角い鞄を持った男が危ない目に遭う宿泊施設ってなんだろう。ハッ、まさか、ここ結構治安悪い? 置き引きとか、引ったくりとか。こんなにオシャレでおいでませ感たっぷりなのに。夜は別の顔なのか。
すみません、と何度も頭を下げ、ネズミの耳をつけたグレイヘアーのおばさんのお店に入れて貰うことにした。レストランかな。うわあ、レトロ。クラシカル。
ダークブラウンを基調とした天井や壁に、燻した金色のガス管みたいなものが這っている。吊り下げランプは裸電球らしきものに、金の金具で囲んだデザイン。黒の窓枠の上部は丸くて矢羽根つき。うわ、ガラスはわざわざ昔の作り方で作ったやつだ。反射した室内の景色が揺らいでる。素晴らしい。世界観が徹底している。
これは終電逃して良かったかもしれない。石畳の床に立ち、艶々とした縁に細工のあるテーブルに触りながらものすごく感動していると、おばさんが店の奥に向かって声をかけた。『なんだよ』と男の声がする。
うわ、大きい。なにかスポーツやってる人かな。
格好いいけど不機嫌そうで怖い感じの男の人が、奥の階段から降りてきた。おばさんのとは違う茶色い耳を着けている。耳と似た色の長めの茶髪だ。オシャレだな。おばさんのネズミ耳と髪もそうだが、髪色と合わせているところも徹底している。あ、こっちに気づいた。ぽかんとしてる。
「夜分遅くにすみません。私、甲斐と申します。お世話になります」
「ぼーっとしてんじゃないよオルフェ! この子うちに泊まるから、バスルーム連れてったげて! 着替えの用意も!」
へー。外国の人なのかなあ。若いなー。格好いい。どこの国の人だろう。でも慣れてないのかなあ、うろたえている。
「おいババア! 俺に女の子の世話は無理だって!!」
「男の子だよアホンダラ!! 見とれてないでさっさと仕事しな!!」
──ここだけ下町感がすごい。オシャレ空間なのにここだけ葛飾区亀有。
なにやらブツブツ言いながら彼が近づいてきて、掌を差し伸べられた。握手かな? と思い、片手で握ったら変な顔をされた。しまった。どうやら違ったようだ。
恥ずかしくなり手を離そうとすると掴まれ、引き寄せられて背中に手を置かれた。異国の人の距離感、慣れないなー。
彼が始めて僕にかけた言葉は『ひとりで入れるか? 使い方わかるか?』だった。…大丈夫だって。
なんとなくこれがお湯かな、とグリグリ回すと、上からザッと冷水が降ってきた。やめて! 冬なのに!
うわー! と思わず叫ぶと、後ろでブフゥと噴き出す音が聞こえた。初対面のイケメンに笑われるダメージの高さよ。
冷水と熱湯のどちらかしか出ないみたいだ。うまく調節して適温にするらしい。なるほど、調節機能はついていないのか。世界観作り込んでるな。設定温度が出る給湯器のタッチパネルとかがここにあったらおかしいもんな。
わあ猫足のバスタブ可愛い、シャンプーの容器が陶器のやつだ、中身が飴色だといちいち感動したあと、ここまで完璧なホテルって料金高いんじゃないの…? カードで払えるかなあと不安になってきた。今時、さすがに出来るよな? カード払い。
『終わったか? 大丈夫だったか?』とあの大きい彼が声をかけてきた。大丈夫だって。なんなんだその謎の心配性。
バスローブみたいなものを着て出ると、ソファーに座った彼が手招きをしてトントンと膝を叩いた。…いやー、まさか膝に乗れってことじゃないよな。外国人のジェスチャーってわかんない。
とりあえず近くまで行ってみた。そしたら遠慮なく腰を掴まれ、彼の脚の間に座らされた。うわあ、急な接触、距離近ぁ!!
体温が届く密着感に固まっていると頭を撫でられ、さらに硬直した。覚えのある温かい風を感じる。ドライヤーかけられてる? 音がしないし、手の感触しかしないんだけど。しかし振り返るのが怖い。ちょっと気持ちいいけど怖い。次の行動が読めない怖さを感じてされるがままになっていると、左右から大きな手が伸びてきた。
……後ろからそっと、とても優しく抱きしめられている。
どうしようこれ。この人どうしたの。あっ、まさか、男が好きな人? 女の子に死ぬほどモテそうなのに。え、まさかワンナイトに持ち込もうとしてる? 好みがないのかなこの人。どうしよう、どうしよう、声が出ない。どうやって断ろう。
「ひっ!! なんでっ、なにすんですかっ」
「じっとしな。そのまま」
──明らかに、首筋に舌を当てられている。下から、耳の後ろまで。ゆっくりと。
反射的に振り払おうとしたが、明らかに自分と質の違うがっしりとした腕に拘束された。ビクともしない。大人に挑む子供になった気分だ。あしらわれているかの如く。
やばいやばい、これワンナイト確定だ、僕経験ないから困る、僕はそっちじゃない、風呂入ったばっかりなのに何してくれてんだ、うわあやめろゾクゾクするううう!!
恐怖にさらされ、硬直して益々声が出なくなる。これは捕食者に見つかったとき、動かない方が生き残れるから、という説がある。人間は集団でこそ威力を発揮できる生き物。僕みたいな最近ボールペンしか持っていないひょろひょろなど、ひとりじゃどうせこんなもんだ。情けない。
何もできずにぷるぷるしていると、バーンという大きな音が部屋中に響いた。
「コラァ!! オルフェ!! 匂いつけてんじゃないよ! 許可は取ったのかい!」
──天の助けがやってきた!
「うるせーババア!! こんな奴こうしとかないとすぐ襲われんだろうが!!」
「言い訳してんじゃないよ!! 許可は取ったのかと聞いてんだよ馬鹿息子!!」
「うるせーな!! 取ってねーよ悪いか鼠ババア!!」
「開き直るんじゃないよ!! この駄馬が!!」
おーよしよし、怖かったねえとおばさんが僕をひょいと持ち上げ、手をひいて連れ出してくれた。エプロンでぐいぐい首筋を拭いてくれる。
…僕いま、座った形のまんまで持ち上げられたよな? 女性なのに凄い力持ちだなあ。
──────
ホロホロと崩れる根菜らしきものが入った温かいスープと平べったくて甘いパンをご馳走になった。早口で聞き取れなかった彼の名前はオルフェウスさんというらしい。その彼に見つめられながらの食事は正直食べにくかった。『火傷するなよ』って。しないよ。
部屋に戻って身支度をして、やけに高さのあるベッドによじ登って眠った。布団からは暖かなお日様の匂いがした。
明日始発で帰らないと。仕事、間に合うかなあ。当たり前にそう考えていた。
しかし僕があの銀色の電車に乗れる日は、ついぞ訪れなかったのである。
────────────────────
あの有名な、行ってはいけない駅のことを思い出しながら書きました。さーもう帰れませんよ。二度とね。知らぬは本人ばかりなり。
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© 2023 清田いい鳥
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