ヒーロー王子

今日は月曜日だ。仕事しないと金がなくなって死ぬだろうとか言う俗人がいる。面白い、かかってこい。そんなことでヒーロー王子の魂は殺せやせぬ。

そういえば今日は、お尻が僕好みのビーチバレー選手のグラビアが載った雑誌が発売されるんだよなー。
ラインでその情報を得たが、プリンとしたお尻の画像が貼ってあったからきっと雑誌でもあのプリプリしたお尻をさらしてくれてるに違いない。
そろそろ10時だな。本屋に雑誌が入る。よーし、買いにいこう。買いに…買い…
…………金が必要だな…
おかしなことだ、僕のそのプリプリお尻ちゃんへの想いは青春の夏の青空のようなものなのに、金とか何とか言う汚ならしい物と交換しなければ手に入らない。
なぜ青空のような想い1つでプリプリお尻ちゃんを僕のこの胸に抱きとめることができないのだろう。
しかし、考えてみればイヤだねー。雑誌とかテレビでよく見るキレイな姉ちゃんたちの成れの果て。
イケメンと恋愛、金持ちと結婚。世の中、欲望だらけじゃないか。
そんな汚ない女たちのケツなんてなー、見たくな…見たくな…
……………見たくない…こともない…
やれやれ仕方ない、金とかいうやつを青春の日に夢見た世界のような広い心を持って手に入れて差し上げるか。
しかし…女の尻のことが頭から離れんな…
僕はウソをついては生きられない性分でね。
そうだ！女の尻を見て金を我が手に入れよう!!
そういう…仕事…とか何とか言うのを始めよう!!
決めた！ヒーロー王子の新しい冒険の地は…
「ケツと尻とが出会う街  決めろ！ロマンの光で！」だ!!
次回につづく！☆