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異世界家族

25※R18

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凶器のようなペニスが俺の中に入ってくるのが分かる。

ユルユルと焦らすタロー様に、自分から腰を押し付けて催促をしてみると、勢いよく奥まで挿れられた。

「んぁぁあああ!!!」

ぱちゅん!ぱちゅん!ばちゅん!

「ん!ん!ん!!ぁっ!」

揺さぶられ、ペニスが激しく抽送されるたびに、快感が走り俺のおちんちんから精液がちょろっと漏れていた。

「アキの中はいつも優しくて、貪欲で、気持ちいい」

「ん、たろ、さ、、ま、ぁぁん
 きも、ちい、いいーからぁ!
 すき!すき!
 たろーさ、ま、すきぃ!!」

ぐちゅん、ぱちゅん、ぱん!ぱん!はん!

「ほら、アキの大好きな俺のペニスだ」

「ん、好き、これ、好き」

何も考えられなくなる快感を追いかけて、タロー様の腰に自分のお尻を擦り付ける。

「アキ、もっと気持ちよくしてあげるから、
 ちゃんと自分のをぎゅっと握っていなさい
 イクのを我慢できるね?」

「あ、やぁ、いじわる、やだぁ」

「ふふ、アキ、可愛い
 どうして欲しいの?」

「あ、ん
 ココ、お尻の中
 ぐちゅぐちゅにして、いっぱい奥突いて」

「うーん、どうしようかなぁ
 あんまりしたら、赤ちゃんできちゃうかもしれないよ?」

「うそ、できないもん、いじわるぅ」

「アキは、欲しくないの?」

こんな事を言いながら、俺の中のタロー様はぐちゅぐちゅと動いている。

「だって、ライカスをちゃんと愛してあげてない
 もっと、ライカスを愛して、育ててあげたいんだ」

ライカスを犠牲にするようなことは、もうしたくないから。

「そうか、アキ
 愛してる、お前の優しさを改めて愛してるよ」

タロー様が優しく笑って、俺の最奥に突きたてた。

「あぅ!!」

「アキ、ちゃんとこれからの事を話し合おう
 いつもアキは周りを優先して、自分を蔑ろにしがちで
 私は心配ばかりしているよ。」

「俺だって、タロー様が、
 ん、ん、俺を見てくれなくなったら、
 いつも不安で、不安で」

びっくりしたような顔をしたタロー様を初めて見た気がした。

「タロー様が、カッコいいから」

ぐちゅん!くちゅん!

「これでも、不安?」

「あ、あ、だって
 だって!あ、あ、あ、あ、あん」

「私も不安だ。
 いつも、アキを狙うやつらから守るために、
 こうやって愛してても、すり抜けて行ってしまいそうで」

「ふふ、ぁ
 タロー様も不安だったの?
 俺だけが不安だったんだと思ってた
 愛してる、タロー様だけ愛してる」

俺は自分の事ばっかりで、タロー様がどう考えてるかって、思いやることが足りなかったんだ。

「アキ、これからは、もっと幸せになろう」

「うん、俺も、タロー様を幸せにする」

体を愛するだけじゃなくて、心ごと愛しあうのが一番気持ちいい。

切なくなるほど、深く突き挿れまたギリギリまで引き出されると、それを追いかけて腰を押し付ける。

「あん、あん、ん、あああ、あ、あ、ああん」

ぱちゅん、ぱちゅん、ぱん!!

不規則な動きで、快感を余計に引き出させて、俺の体の奥もすべてを夢中にした。

タロー様を不安にさせたくない、幸せにしたい、ライカスを愛していっぱいの愛情と幸せをこの人と与えたい、そう思っていたら、体の紋様が光り始めた。

快感が増し、体が熱くて、タロー様の紋様が触手のように俺の紋様に絡まり体に入ってきた。

「ああああああああああぁぁぁ!!!!!!」

「アキ!アキ!アキ!!」

激しく打つ音が俺のお尻と、タロー様の腰がぶつかる音と、体の中に入り込んだ紋様の這いずりまわるのが更に快感を呼んだ。

「タローさま!
 イク!!!イッちゃう!!!!」

「あぁ、私も、イク!!」

「一緒に、いっしょに!!」

「イクよ、イク!イク!イッ!」
「イク!!!ああああああああああ!!!!」

殆ど同時だった。最奥に受けたのと痙攣しながらイッた瞬間、紋様は再び絡まりながら体から出てくると、ライカスの時のように卵のような光る球を包括していた。

形が少しいびつな、ピーナツのような形をしていた。










 
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