595 / 623
595.安眠を守る小話(お題「猫」「ツンデレ」) #創作BL版深夜の60分一本勝負
しおりを挟む
「ふあ……」
「眠いの? 晴海。大あくびしてても可愛いね」
「だろ。んー、きのー上手く寝付けなかったんだよな」
「一大事だ! そうと聞いたら今日はここから出してあげません」
「いきなりデスゲームみてーになるじゃん」
「美味しいごはんを食べてあったかいお風呂に入って、ふかふかのお布団で熟睡するまで解放しないよ」
「やば。楽園だ」
「あ。ここであれかな」
「おお?」
「べ、別に晴海のためじゃないんだからね! たまたま気が向いただけなんだからねっ」
「っは、ツンデレが雑すぎねえ?」
「晴海にはミリも責任感じてほしくないんだよねえ」
「ふふん。湊のそーゆーとこ、男前でスゲースキ」
晴海はもう一度あくびをこぼし、猫のように伸びをする。眦に浮かんだ雫で黒い睫毛が重たげに濡れていた。
(了)230218
「眠いの? 晴海。大あくびしてても可愛いね」
「だろ。んー、きのー上手く寝付けなかったんだよな」
「一大事だ! そうと聞いたら今日はここから出してあげません」
「いきなりデスゲームみてーになるじゃん」
「美味しいごはんを食べてあったかいお風呂に入って、ふかふかのお布団で熟睡するまで解放しないよ」
「やば。楽園だ」
「あ。ここであれかな」
「おお?」
「べ、別に晴海のためじゃないんだからね! たまたま気が向いただけなんだからねっ」
「っは、ツンデレが雑すぎねえ?」
「晴海にはミリも責任感じてほしくないんだよねえ」
「ふふん。湊のそーゆーとこ、男前でスゲースキ」
晴海はもう一度あくびをこぼし、猫のように伸びをする。眦に浮かんだ雫で黒い睫毛が重たげに濡れていた。
(了)230218
0
お気に入りに追加
90
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる