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589.幸運のブランチの小話(ふたごの日)

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「あっ。ねえ晴海、来て来て見て」
「どーしたどーした」
「卵が! ふたごだ!」
「おあ、マジじゃん。スゲー!」
「初めて見ちゃった。ホントにあるんだね」
「写真撮ろーぜ。オレのスマホとー、湊のスマホと」
「はいピース。スクランブルエッグかなって思ってたけど、これは断然目玉焼きにしないと」
 黄身がふたつの目玉焼きをふたりできれいに分け合って食べた。幸先のよいブランチである。



(了)230205
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