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548.きみと魔法の小話(杖の日)

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「おっ、キャンディーケーンじゃん」
「です。赤と白のしましまが眩しいねっ
「ツリーの飾りが出てくるとクリスマスって感じするよなー。湊、それ持ってっと魔法とか使えそう」
「魔法使いの杖かあ。ぽいかもね」
「なんか使ってくんね? 呪文とか」
「無茶振りじゃない? んんん……ちちんぷいぷい……ハルミダイスキ~」
「うっっわっっ! 雑でも許す」
「嘘じゃないもん」
 晴海への気持ち、晴海からの気持ち、どちらも湊をなんでもできるような気分にしてくれる。


(了)221212
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