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533.二人で作る小話 (組立家具の日)
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「あのね。僕ひとりじゃ難しいことがあって、晴海に手伝ってもらいたいんだ」
「何? なんでも来いだし」
「ふふふ、ありがとう。晴海は頼もしいね」
「とーぜん」
「実はねえ……家具の組み立て」
「家具」
「自分でねじを巻いたりするやつ。僕が作ろうとすると微妙に曲がっちゃったり、重たかったりして大変で」
「なんか買ったのか」
「妹の部屋に棚を置くんだ。一緒に選んだんだけど、案外難しいねえ」
「フーン。ミサキの部屋、もともと棚あったろ」
「アレと組み合わせるのに、組み立て家具のほうが自由度が高くて調整しやすかったんだ」
「なるほどな。まァ腕力も器用さも併せ持つオレに期待しとけよ」
「さすが過ぎ。僕も頑張る」
晴海と肩を並べての作業となれば、気合いの入り方が全く変わる。
(了)221127
「何? なんでも来いだし」
「ふふふ、ありがとう。晴海は頼もしいね」
「とーぜん」
「実はねえ……家具の組み立て」
「家具」
「自分でねじを巻いたりするやつ。僕が作ろうとすると微妙に曲がっちゃったり、重たかったりして大変で」
「なんか買ったのか」
「妹の部屋に棚を置くんだ。一緒に選んだんだけど、案外難しいねえ」
「フーン。ミサキの部屋、もともと棚あったろ」
「アレと組み合わせるのに、組み立て家具のほうが自由度が高くて調整しやすかったんだ」
「なるほどな。まァ腕力も器用さも併せ持つオレに期待しとけよ」
「さすが過ぎ。僕も頑張る」
晴海と肩を並べての作業となれば、気合いの入り方が全く変わる。
(了)221127
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