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466.七変化の小話(ファッションショーの日)

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「湊、このハットどう?」
「かっこいいよ」
「こっちは?」
「よく似合ってる」
「まじか。オレ、もしかしなくても無敵……じゃん?」
「真理だねえ。晴海のファッションショーが開催されたら僕はイチコロだと思うな。全晴海が最高だから」
「ファッションショー、ちいちぇーときに風呂敷でやったよな」
「あった! マントにしたり頭に被ったりして。あのときの晴海もかっこよくて可愛かったなあ……」
 晴海が風呂敷の巻き方を変えるたび、手を叩いて喜んだことを覚えている。七変化する晴海に今も昔もイチコロである。



(了)220921
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