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445.カワイイに負けない小話(宿題の日)
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「夏の課題もこれで終わり、と」
「ラス日に残してんの珍しくね? 湊はいつも早えじゃん」
「晴海と一緒にやるつもりだったから。少し残しておいたんだよね。案の定、晴海は今年もやってなかったし」
「う。まあそーだけど」
「ちゃんとやらないとダメだよ」
「じゃあ、もし、湊とやりてーからほっといた、っつつったらどーする?」
「んんん……可愛い」
「だろ」
「でも! 宿題はちゃんとやらないと」
「ちぇー」
ここで意思を曲げるわけにはいかない。湊は自分に言い聞かせる。
(了)220831
「ラス日に残してんの珍しくね? 湊はいつも早えじゃん」
「晴海と一緒にやるつもりだったから。少し残しておいたんだよね。案の定、晴海は今年もやってなかったし」
「う。まあそーだけど」
「ちゃんとやらないとダメだよ」
「じゃあ、もし、湊とやりてーからほっといた、っつつったらどーする?」
「んんん……可愛い」
「だろ」
「でも! 宿題はちゃんとやらないと」
「ちぇー」
ここで意思を曲げるわけにはいかない。湊は自分に言い聞かせる。
(了)220831
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