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405.君がすることがわかる小話(お題:メッセージ)#文披31題

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「今日はちょっと不思議な日だったな」
「なんで」
「小さなラッキーが重なって。電車の椅子がちょうど空いたり、部活の先輩たちがアイスを奢ってくれたり」
「じつは宇宙からのメッセージじゃね? ラッキー重なりまくってんの」
「もしかしてこないだ見た映画の原作、読んだでしょ?」
「正解。面白かった」
「ふふふ、オススメした甲斐があったなあ。嬉しいから晴海にはこれをあげます」
「あっ。アイスの当たり棒だ! マジで最強にツイてんじゃん」
 あなたの人生の物語――というまっすぐな邦題を思い出す。晴海が瞳を輝かせてコンビニに吸い込まれてゆくところまで、湊が想像した通りだった。



(了)220722
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