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352.冷たくなくする小話(こんにゃくの日)
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「はーるーみ」
「うわっ、つめてッ」
「ふふふ、びっくりした? 晴海のほっぺはあったかいね」
「ちょーびっくりした。つか湊の手、冷たすぎじゃねえ? 生きてるよな?」
「元気だよ。さっき保冷剤に触ったから冷たいだけ」
「ケーキのやつか」
「そう。ちゃんとしまったから後で食べようね」
「食べる。お化け屋敷のこんにゃくとか、こんな感じすんのかな」
「古典的お化け屋敷だ」
「顔面にいきなり、ひやっ」
「ひやっ、とぬるっ、じゃない? 水で濡らして再現してもいいけど」
「再現はとりあえずさておき、湊の手ェあっためていい?」
湊がいいと言うより早く、晴海の両手が湊の手を包み込む。
「うわっ、つめてッ」
「ふふふ、びっくりした? 晴海のほっぺはあったかいね」
「ちょーびっくりした。つか湊の手、冷たすぎじゃねえ? 生きてるよな?」
「元気だよ。さっき保冷剤に触ったから冷たいだけ」
「ケーキのやつか」
「そう。ちゃんとしまったから後で食べようね」
「食べる。お化け屋敷のこんにゃくとか、こんな感じすんのかな」
「古典的お化け屋敷だ」
「顔面にいきなり、ひやっ」
「ひやっ、とぬるっ、じゃない? 水で濡らして再現してもいいけど」
「再現はとりあえずさておき、湊の手ェあっためていい?」
湊がいいと言うより早く、晴海の両手が湊の手を包み込む。
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