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322.隠しきれない小話(タオルの日)
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「すっげー動いた! 汗かいた」
「かっこよかったよ。ボード、どんどん高く跳べるようになるね」
「やった。あ、でもタオル忘れてんなオレ。かっこよさ減じゃねえ?」
「そのくらいで晴海のかっこよさは減らないし、タオルは僕が持ってきてます」
「天才じゃん」
「はい、どうぞ」
「サンキュ。……て、うわ」
「どうして隠れるの?」
「湊んちの匂いして、なんか照れた」
タオルを頭から被って、晴海は顔を隠そうとする。何かに似ていると思ったらシーツおばけだ。汗が滲んだ額と少し困ったような瞳が、スポーツタオルでは隠しきれていなくて可愛かった。
「かっこよかったよ。ボード、どんどん高く跳べるようになるね」
「やった。あ、でもタオル忘れてんなオレ。かっこよさ減じゃねえ?」
「そのくらいで晴海のかっこよさは減らないし、タオルは僕が持ってきてます」
「天才じゃん」
「はい、どうぞ」
「サンキュ。……て、うわ」
「どうして隠れるの?」
「湊んちの匂いして、なんか照れた」
タオルを頭から被って、晴海は顔を隠そうとする。何かに似ていると思ったらシーツおばけだ。汗が滲んだ額と少し困ったような瞳が、スポーツタオルでは隠しきれていなくて可愛かった。
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