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291.服装は自由な小話(作業服の日)

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「湊の作業服はクラTかー古いスウェットだよな」
「そうそう、墨で汚れてもいいやつ。晴海の場合は……作業服っていうか、そもそも晴海の作業ってなんだろ」
「テニスとか、バスケとか?」
「部活の助っ人ならユニフォームだよね」
「あとは湊の作業を見守る作業? ……や、作業っつーのはなんかヤダな」
「晴海の見守りは大事だからね、僕にとっても」
「湊を見守る大切なお仕事」
「服装は自由なお仕事です」
「自由でいーんだ」
「もちろん。何を着ても可愛いもん」
「ふふん。そこは自信ある」
 晴海は猫のように瞳を細め、にんまりと笑う。そんな仕草がもう可愛い。



(了)220329
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