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274.特有の形の小話(サイズの日)
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「晴海、手に触ってもいい?」
「喜んでドーゾ」
「うーん、やっぱり僕の手よりぜんぜん大きい」
「なに。比べっこ?」
「そう。晴海は足も大きいし背も高いよね」
「まあデケーほうだな」
「ちいちゃい頃は同じくらいだったのにな。食べてるものとかそんなに変わんないのに、不思議だねえ」
「運動すっからかな」
「バスケもバレーもやるもんね」
「助っ人程度に。湊もデカくなりてえの?」
「んー。もう少し背が伸びたらうれしいかもしれないけど、それよりね」
「おお」
「僕の形とまた違う、晴海ならではの形がすごく好きだなって思ってた」
手も、足も、体中どこもかしこも違う。だからこそ好ましい。湊は晴海の手のひらを、形を確かめるように丁寧に握る。
(了)220312
「喜んでドーゾ」
「うーん、やっぱり僕の手よりぜんぜん大きい」
「なに。比べっこ?」
「そう。晴海は足も大きいし背も高いよね」
「まあデケーほうだな」
「ちいちゃい頃は同じくらいだったのにな。食べてるものとかそんなに変わんないのに、不思議だねえ」
「運動すっからかな」
「バスケもバレーもやるもんね」
「助っ人程度に。湊もデカくなりてえの?」
「んー。もう少し背が伸びたらうれしいかもしれないけど、それよりね」
「おお」
「僕の形とまた違う、晴海ならではの形がすごく好きだなって思ってた」
手も、足も、体中どこもかしこも違う。だからこそ好ましい。湊は晴海の手のひらを、形を確かめるように丁寧に握る。
(了)220312
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