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110.衣替えの小話(クリーニングの日)

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「あれ。湊、なんで制服広げてんの」
「明日のぶんだけ取っといて、あとは袋にまとめておこうと思って」
「なんで……あ、衣替えか!」
「そう。晴海もだよね」
「思い出した。まあ最悪ジャージでなんとかすっけど、お説教回避」
「というわけで、夏服はクリーニングに出すからまとめてる」
「なるほどな……」
「なんで拝むの」
「湊の夏服姿も今年は見納めかと思って、感謝捧げてる」
「感謝なんだ」
「夏服サンキューまた来年……」
 そして冬服の季節がやってくる。久しぶりに見る冬服姿の晴海も楽しみである。



(了)210929
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