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63.肌寒い日の小話

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「急に寒い!」
「夏じゃないみたいだね」
「ってもまた明日は暑いんだろ」
「衣替えとかするほどじゃないのがまた微妙だよね。ってことで、はい」
 ベッドサイドに座り込んだ湊は、自分の隣の床をぽんぽんと叩く。秋服やブランケットを出してくるより、この際くっついているのが一番簡単だ。



(了)
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