【共依存DK】幼なじみのハルミナト

4.千葉県民の日と聞いて夢の国の話をするDK小話

「ねえ晴海、六月十五日は千葉県民の日だって。ニュースで言ってる」
「フーン。夢の国にタダで入れたりすんのかな？　飯、お代わりしてもイイデスカ」
「聞いたことないけどなあ。たくさん炊いたからイイデスヨ。僕にもよそって」
「学校休みくらいにはなるんじゃねーの？　なー湊、オレたちも遊びいこーぜ。お代わりリョーカイ」
「夢の国までサボりで？　晴海、また着ぐるみ見て泣いちゃうんじゃないの？　ありがと」
「昔の話だろそれは！」
　二杯めの白米をきれいに平らげ、揃って「ごちそうさまでした」と手を合わせる。帰りの待ち合わせを決めたところでちょうど家を出る時間だった。


（了）210615