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自分が最強だと思っている転生者は大体井の中の蛙
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爆炎の中から出てきたライドはゆっくりと男に近づいていく。男はそんなライドに向かって再び数多くの火球を放つ。
しかし、火球はライドの身体へと吸い込まれるように消え、代わりにライドの纏う炎がより一層苛烈になる。
「ならこれで・・・!」
男は火球の代わりに氷の礫を放つがライドの纏う炎に触れた瞬間に蒸発してしまう。
「俺の魔法は最強なんだ!なのに・・・なのにぃ!!」
男の表情は明らかに焦っていた。自信が最強と信じる魔法は何一つとして効かず、じりじりと追い詰められる。男は先程までの余裕は何処へやら、形振り構わず魔法を乱射する。しかし、魔法は何一つとしてライドの身体を傷つけることはなかった。
「や、やめろ来るな・・・!来るなあアアアア!!1」
恐怖の余り男は後ずさる。ライドはその歩みを止めることなく男へと近づいていく。
そして
男がライドに睨まれた瞬間
突如として男は倒れた。
・・・・・・
・・・
お、おわったの・・・?ライドの足下では私を襲ってきた男の人が倒れている。
と、とりあえず今のうちに・・・
私は男の人から髪の毛を手に入れるために近づく。ちょっと卑怯かもしれないけど先に襲ってきたのは向こうだ。震える手でなんとか髪の毛を抜き取る。男の人は
「・・・」
よかった・・・動かない。呼吸はしているみたいだから気絶しているだけだろう。ほっと胸をなで下ろす。
ていうかライド!
ありがと~あなたのおかげで助かったよ~
全身全霊でライドをなで回す。
「ヴォウウォウ!」
よーしよしよし!良い子良い子~
私が半泣きになりながらライドをなで回していた、そのとき
「あらあら終わってしまいましたか」
聞き覚えのある声がして振り返ると、
「お久しぶりですね望結さん」
三女神の次女ラケシスさんがいた。
ど、どうして・・・
驚いて固まっている私にラケシスさんは近寄り
私の首を掴んだ
「殺してやる」
しかし、火球はライドの身体へと吸い込まれるように消え、代わりにライドの纏う炎がより一層苛烈になる。
「ならこれで・・・!」
男は火球の代わりに氷の礫を放つがライドの纏う炎に触れた瞬間に蒸発してしまう。
「俺の魔法は最強なんだ!なのに・・・なのにぃ!!」
男の表情は明らかに焦っていた。自信が最強と信じる魔法は何一つとして効かず、じりじりと追い詰められる。男は先程までの余裕は何処へやら、形振り構わず魔法を乱射する。しかし、魔法は何一つとしてライドの身体を傷つけることはなかった。
「や、やめろ来るな・・・!来るなあアアアア!!1」
恐怖の余り男は後ずさる。ライドはその歩みを止めることなく男へと近づいていく。
そして
男がライドに睨まれた瞬間
突如として男は倒れた。
・・・・・・
・・・
お、おわったの・・・?ライドの足下では私を襲ってきた男の人が倒れている。
と、とりあえず今のうちに・・・
私は男の人から髪の毛を手に入れるために近づく。ちょっと卑怯かもしれないけど先に襲ってきたのは向こうだ。震える手でなんとか髪の毛を抜き取る。男の人は
「・・・」
よかった・・・動かない。呼吸はしているみたいだから気絶しているだけだろう。ほっと胸をなで下ろす。
ていうかライド!
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「お久しぶりですね望結さん」
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「殺してやる」
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