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全てを諦めてしまった空、諦めないといけないと感じた空模様
甘い季節
しおりを挟む春、別れの季節。私の中ではそうだった。
甘い匂いのしそうな季節。なんだか余計に辛くなった。胸が、心が苦しくなった。
好きな人に呼んでもらう事。
好きな人に触れてもらう事。
好きな人を呼ぶ事。
好きな人を触る事。
「愛してる。」と言い合う事。
私が普通の事だと思っていた事が、1番大切な…奇跡のような瞬間だった事に、あなたが隣にいなくなった時やっと気づいた。
遅かった。気づかなかった。バカと何度私に言っても、あなたが戻ってくる事はなかった。
あなたのその笑顔を独り占め出来た瞬間
その記憶がいずれ無くなる事が分かるからこそ
握りしめたハンカチが水滴を作るくらい
《写真の中のあなたは、微笑んでいた。甘い匂いがする季節。私はあなたを亡くしました。
そして、》←読んでも読まなくても大丈夫です!
あなたを「愛してました」。
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