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二章
15.第二回だと!?
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「よし、じゃあ第二回姫島天音対策会議を始めます」
「第二回が開催されただと!?」
「おう、詳しく作戦を決めようと思ってな」
第二回の開催予定なんてないなんて言っておきながら、即座に開催されてんじゃねぇか。
「今日は実行する時間と詳しい動き方の会議だ」
「言い方だけなら真面目だけど、中身はただの拉致と変わらないわよね」
「気のせいですよ先輩」
苦しい言い訳だな。
「さて、実行するだが、これは明日の放課後で問題無いよな」
まぁ、いつも用事がないからここに来てるわけだしな。
「そして捕獲する人員は女子三人。これも確定になる」
「何でですか?」
「それは俺ら男子が捕獲したら警察沙汰になるからだ」
「いや、女子だとしても普通に警察沙汰だからな?」
結局は拉致監禁しようとしてるわけだからな。
「まぁ、そこには触れるな。それ以上考えるな」
「完全に現実から目を逸らした人になってるな」
「そういう言い方は止めろ。話が進まなくなる。作戦を話すぞ?」
まぁ、話すのはいいが、ホントにこんなんで成功するのか?
「俺と祐希は正面から話す、その間に歩香が隠れて接近、そして拘束。それを恐らく慣れてるであろう、神流先輩がサポートって感じだな」
「あたしはどうするんですか?」
「琴音ちゃんは······説得かな?」
「なるほど、あたしの出番はないんですね」
琴音ちゃん、そこ察しちゃダメなとこなんだよ。
「まぁ、とりあえずそんな感じでいいだろ。というかこれ以外は思い付かん」
「わたしは羽交い締めにすれば良いのか?」
「······できるなら、それで」
「わかった」
できるんだ······体格的に劣ってるはずなのに······。
「よし、じゃあ決行は明日の放課後! 作戦は今言った通り! じゃ、今日の活動終了ー」
『おー』
ホントにこれで良かったのか······? というかホントに拉致するんだな。否定しなかったし。まぁ、なるようになる······のか?
「第二回が開催されただと!?」
「おう、詳しく作戦を決めようと思ってな」
第二回の開催予定なんてないなんて言っておきながら、即座に開催されてんじゃねぇか。
「今日は実行する時間と詳しい動き方の会議だ」
「言い方だけなら真面目だけど、中身はただの拉致と変わらないわよね」
「気のせいですよ先輩」
苦しい言い訳だな。
「さて、実行するだが、これは明日の放課後で問題無いよな」
まぁ、いつも用事がないからここに来てるわけだしな。
「そして捕獲する人員は女子三人。これも確定になる」
「何でですか?」
「それは俺ら男子が捕獲したら警察沙汰になるからだ」
「いや、女子だとしても普通に警察沙汰だからな?」
結局は拉致監禁しようとしてるわけだからな。
「まぁ、そこには触れるな。それ以上考えるな」
「完全に現実から目を逸らした人になってるな」
「そういう言い方は止めろ。話が進まなくなる。作戦を話すぞ?」
まぁ、話すのはいいが、ホントにこんなんで成功するのか?
「俺と祐希は正面から話す、その間に歩香が隠れて接近、そして拘束。それを恐らく慣れてるであろう、神流先輩がサポートって感じだな」
「あたしはどうするんですか?」
「琴音ちゃんは······説得かな?」
「なるほど、あたしの出番はないんですね」
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「まぁ、とりあえずそんな感じでいいだろ。というかこれ以外は思い付かん」
「わたしは羽交い締めにすれば良いのか?」
「······できるなら、それで」
「わかった」
できるんだ······体格的に劣ってるはずなのに······。
「よし、じゃあ決行は明日の放課後! 作戦は今言った通り! じゃ、今日の活動終了ー」
『おー』
ホントにこれで良かったのか······? というかホントに拉致するんだな。否定しなかったし。まぁ、なるようになる······のか?
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