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食好み
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皆さんおはようございます。徹夜でアニメやドラマを見ようとしたけど結局入学式があるからと諦めた雪兎です。ホントは見たかったんだけどそれで寝坊したらダサいと思ってやめた
「ふぁ......おはよう」
「おはよ...いっちゃんって朝強い方?」
「あ?......いや、朝は苦手」
「え?じゃ、なんでこんな時間に起きたの?」
現在朝六時を少し過ぎた頃。朝が強い人は普通に起きられるけど夜型の人には無理な時間。なんで起きたんだろ...
「......匂いで起きたの」
「あ...そう」
空腹に耐えられなくなったのか...
今、朝ごはんを作っている俺は近くにいるからどんぐらい匂いが強いかは分からないが起きちゃったんならいっちゃんの分も作るか...
っといっても魚焼くだけなんだよな。コーヒーを入れておいたからいっちゃんに聞いたけどいっちゃんは紅茶派みたい
「ん、焼けたな」
「何作ったの?」
「ご飯とワカメの味噌汁と鮭の塩焼き...それと卵焼きにほうれん草のごま和え。後は納豆とヨーグルト」
「.......多くないか?」
「全然。俺昼弁当だし...作り置きできるの作ったから」
「だから起きるの速かったのか...?」
「うん。いつも六時半ぐらいに起きるから」
納豆を練りながら朝の情報番組を見る。暖かい春の陽気って言うけど早朝かなり冷え込んでいましたが?納豆が良い感じになってきたから醤油とからし入れたらいっちゃんが驚いた顔をした。なぜに?
「何入れた?」
「醤油とからし」
「は!?納豆は醤油だけだろ!?」
「俺はからし入れる派だ」
パック入りの納豆だから自分で食べる分だけを練っているのに...
でも、好み以前にアレルギーがあったら大変だな...でもいっちゃんってアレルギー無かった気がする
「いっちゃんってアレルギーある?」
「ない」
「ふーん」
「....なぁ、うさちゃん」
「なに」
「なんで卵焼き甘くないの?」
「だってだし巻きだもん」
甘い卵焼きも作るけど今日はだし巻きが食べたい気分だった。明らかガッカリしてる様子からいっちゃんは甘めの卵焼きが好きなんだな。明日の朝リベンジしてやる
「ところでさ、誰に料理習ったの?」
「ん?姐さんとその部下の人達から」
「姐さん?お姉さんいたの?」
「違う。姐さんは宇槍で闘技場支配人兼繁華街のボスをしてる倉持統彦(くらもちつねひこ)さん。源氏名は天宮香織(あまみやかおり)ね」
唯一女性の参加が許されている闘技場『ジェナー』は女性の参加者に対してかなり優しいシステムを取り入れているが男に対しては容赦ない。実際俺以外の男が闘技場から出て来たなんて記録はない。全員ソッチの方に目覚めさせられたからだ
「へぇ~...かなり親しいんだ」
「そんな楽しげなもんじゃないぞ?姉さんは外科としての資格持ってるし、手術の腕立ってピカイチだし...俺も一時期マジで息子取られそうになったし...」
あの時は本当に大変だった。息子を取るか女装して店を手伝うか、その選択を迫られて苦渋の選択から女装を選んだんだ。だって息子を取られたら他の奴らに犯されて子供作られそうだったし...
そもそも、姉さんはそのつもりだったらしい...
だから、俺は姉さんだけには逆らえないのだ。逆らったら絶対に女にされて確定事項作られるから...
「マ......マジか...」
「恐ぇだろ?」
「うん。俺がその立場なら絶対に女装選んでる」
「まぁ、そのおかげで女装スキルと家事スキルは女顔負けなレベルにまでしごかれたぜ」
「喜べないレベルアップだね」
うるせぇ、息子を守るためだと思えば喜べるもんなんだよ
「ふぁ......おはよう」
「おはよ...いっちゃんって朝強い方?」
「あ?......いや、朝は苦手」
「え?じゃ、なんでこんな時間に起きたの?」
現在朝六時を少し過ぎた頃。朝が強い人は普通に起きられるけど夜型の人には無理な時間。なんで起きたんだろ...
「......匂いで起きたの」
「あ...そう」
空腹に耐えられなくなったのか...
今、朝ごはんを作っている俺は近くにいるからどんぐらい匂いが強いかは分からないが起きちゃったんならいっちゃんの分も作るか...
っといっても魚焼くだけなんだよな。コーヒーを入れておいたからいっちゃんに聞いたけどいっちゃんは紅茶派みたい
「ん、焼けたな」
「何作ったの?」
「ご飯とワカメの味噌汁と鮭の塩焼き...それと卵焼きにほうれん草のごま和え。後は納豆とヨーグルト」
「.......多くないか?」
「全然。俺昼弁当だし...作り置きできるの作ったから」
「だから起きるの速かったのか...?」
「うん。いつも六時半ぐらいに起きるから」
納豆を練りながら朝の情報番組を見る。暖かい春の陽気って言うけど早朝かなり冷え込んでいましたが?納豆が良い感じになってきたから醤油とからし入れたらいっちゃんが驚いた顔をした。なぜに?
「何入れた?」
「醤油とからし」
「は!?納豆は醤油だけだろ!?」
「俺はからし入れる派だ」
パック入りの納豆だから自分で食べる分だけを練っているのに...
でも、好み以前にアレルギーがあったら大変だな...でもいっちゃんってアレルギー無かった気がする
「いっちゃんってアレルギーある?」
「ない」
「ふーん」
「....なぁ、うさちゃん」
「なに」
「なんで卵焼き甘くないの?」
「だってだし巻きだもん」
甘い卵焼きも作るけど今日はだし巻きが食べたい気分だった。明らかガッカリしてる様子からいっちゃんは甘めの卵焼きが好きなんだな。明日の朝リベンジしてやる
「ところでさ、誰に料理習ったの?」
「ん?姐さんとその部下の人達から」
「姐さん?お姉さんいたの?」
「違う。姐さんは宇槍で闘技場支配人兼繁華街のボスをしてる倉持統彦(くらもちつねひこ)さん。源氏名は天宮香織(あまみやかおり)ね」
唯一女性の参加が許されている闘技場『ジェナー』は女性の参加者に対してかなり優しいシステムを取り入れているが男に対しては容赦ない。実際俺以外の男が闘技場から出て来たなんて記録はない。全員ソッチの方に目覚めさせられたからだ
「へぇ~...かなり親しいんだ」
「そんな楽しげなもんじゃないぞ?姉さんは外科としての資格持ってるし、手術の腕立ってピカイチだし...俺も一時期マジで息子取られそうになったし...」
あの時は本当に大変だった。息子を取るか女装して店を手伝うか、その選択を迫られて苦渋の選択から女装を選んだんだ。だって息子を取られたら他の奴らに犯されて子供作られそうだったし...
そもそも、姉さんはそのつもりだったらしい...
だから、俺は姉さんだけには逆らえないのだ。逆らったら絶対に女にされて確定事項作られるから...
「マ......マジか...」
「恐ぇだろ?」
「うん。俺がその立場なら絶対に女装選んでる」
「まぁ、そのおかげで女装スキルと家事スキルは女顔負けなレベルにまでしごかれたぜ」
「喜べないレベルアップだね」
うるせぇ、息子を守るためだと思えば喜べるもんなんだよ
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