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親バカ第二誕生③

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生徒会長になるための誓約書みたいなのに署名していろいろ説明をうけた。その時に蓮也さんが鐵太郎さんから預かっていたと思われる手紙を渡した。五六さんは手紙を読んで少しだけ顔をしかめた

「...あの...」

「鐵さんは余程君のことが心配なんだね...」

「へ?」

「君になにかあったら覚悟しとけ...っと書かれているよ」

「あ~...ははは...」

確かに鐵太郎さんとは意外と心配性だ。甥っ子ってもあるけど辰兄以上に俺に構ってる。正直言って、ちょっとだけウザいときもある

「じゃ、明日の放課後、生徒会室で顔合わせがあるから、忘れずに」

「はい...生徒会室ってどこにあるんですか?」

「それは担任に聞くと良いよ。君のクラスの担任が生徒会の顧問だから」

「わっかりました」

話を終え、俺は理事長室を出た。蓮也さんはここでお別れだ。まだ話すことがあるらしい。とりあえず帰り...は.....
...........あ
学校から寮までかなりの距離があるんだった...どーしよ
って思ってたら、蓮也さんが後を追ってきた

「雪兎様、車に愛車を乗せております。理事長には許可を貰っているます。ヘルメットを着用した上で乗車してください」

「マジ?ありがと、レンさん...寮に着いたらどこに置けば良い?」

「寮のすぐ脇に責任者専用の駐車場があります。そこに置けるように村瀬には話をとうしてあります」

「わかった。ありがと」

蓮也さんと別れた後、車が置いてある玄関まで行くと見慣れたバイクがあった。黒のオートバイでスピードを重視した形をしたモノだ。俺が宇槍町にいた頃は俺の足として頑張ってくれたものだ。宇槍町だとバイク免許なら十三歳から取ることが出来ることになっている。もちろん宇槍町内だけの走行になるけどな
蓮也さんに言われたとおりにヘルメットとつけてからエンジンを入れた

***************

一方、理事長室では...

「芹沢さん、鐵さんから他に何か頼まれてんだろ?」

「えぇ...さすがに本人のいる前で言うのは気が引けたので」

「何となく察しはついたが...宇槍町への移住は刑務所内での無期懲役者が殆どと聞いた。そんな所に僅か五歳で移住したのはどうも...何か良からぬことが浮かぶ」

「えぇ...言い方を変えてしまえば、宇槍町は政府から公式された公開牢獄場...一般人の立ち入りは禁止され、出入口には警官が二四時間体制で監視しています」

「そんな所に.....何故彼が?」

「彼も、同じ穴の狢だからです...こちらが会長よりお預かりした手紙にございます」

「うむ.................!」

「このことは他言無用に」

「...あぁ........承知した」

「では、私はこれで」

蓮也にが出ていった後、紳也は手紙を重要書類をしまっている鍵付きの棚にしまい込んだ。そして、深いため息をつきながら雪兎の行動を思い出した。この学園にいる生徒の誰よりも礼儀正しく、素直な雪兎にある思いを抱いた


「この学園にいる限り...必ず守ろう...彼の......雪兎の笑顔を...」





───────────────
こにゃちは(・ω・)ノ

最後の宇槍町については、そーなんだ~
ぐらいで流してくれるとありがたいです。(あんまこの設定でないと思うので(^_^;))

紳也理事長様は素直な子が好みで礼儀正しいとドストライクになります( ´艸`)





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