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親バカ第二号誕生
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久々の再開で結構な時間いっちゃんと昔話で花を咲かせていた。そんなときふと、思い出した。そういえば理事長に会いに行く、ってことを思い出して時計を見た。今は.......14時5分...
...やばい
「悪ぃいっちゃん!俺、徹太郎さんに理事長に会うように言われてんだ!!」
「お~...ん?徹太郎さんって誰?」
「後で話す!!二時には会いに行くつもりだったから俺急ぐ!!」
「場所分かるのか?」
「レンさんに案内頼んでんの!!とにかく行ってくる!!!」
大慌てで部屋を飛び出て管理人室に向かった。来る途中に見つけた非常階段を使って管理人室の前まで来た。メッチャ疲れた...
インターフォンを鳴らしてレンさんが出てくるのを待った。すぐに出てきたのは村瀬さんでレンさんはすぐに来ると言われた。少しして若干顔が赤くなっているレンさんが出て来た
「ごめんなさいレンさん」
「いえ...問題ありません」
「早く行こ...これ以上は待たせられないや」
「はい」
「おい、芹沢首には気をつけよろ」
「ふざけんな馬鹿...///」
村瀬さんの一言で蓮也さんは村瀬さんの鳩尾あたりを思いっきり殴りつけて、さっさと歩いて行った。急いで後を追っているときに気づいたけど、首の後ろのシャツの襟のギリギリのところが赤くなっていた。虫刺されのような小さな痕だが...
俺には分かる......俺の信者的な自称部下の半数が時折体のどこかしらにはつけていたモノだからだ。外に出る一歩手前で蓮也さんにコッソリと教えておいた
「ボソ)レンさん、首にあるキスマークが見えてるよ」
「はい!?!?」
「あ...やっぱキスマークなんだ」
ただの虫刺されって可能性もあったけど、場所的にあんま刺さない場所だろうっておもったけど...ふ~ん、そんな関係なんだ。薄々感づいてたのは言わないでおこう
「...とりあえず乗ってください」
「え?」
「学園は寮からかなりの距離があります...何より水凪時学園の寮は他に五棟ほどありますので...」
「......マジかよ」
五棟もあるのかよ寮が...
どんだけ金かけんだよって思っていたそれが顔に出たらしい。蓮也さんも呆れ顔をしていた。とりあえず車に乗って学校を目指した。その道中、いろんなことを教えてくた。水凪時学園は基本的にエリートを教育するための学校でカリキュラムの中には帝王学や経済学などの社会的地位の高い人が受けるものがあるらしい。そして極まれに俺みたいな一般人も入園を許可するとのこと。その際は在校生レベルの学力や体力があるかをテストし、身内や友人を調べ上げ問題がないことが理事長と校長に認められれば入園できる。まぁ、診査が厳し過ぎて余程のことがないかぎり入れないみたいだけど...
そして、長期休暇以外での外出は御法度で思春期真っ盛りの奴らは男同士でそういったことをするのが当たり前だと...いう...
「そして、その対象の多くはカワイイ見た目の者だったり美形だったりします」
「だよね?」
「しかし、外部からの入園は稀なので絡まれるかも知れません...ですので、十分にお気をつけください」
「お~...ケンカなら負けねぇけど」
「..........はぁ...」
なんでため息をつかれたか分からないがとりあえず問題を起こさなければいいのだ。いろいろ教えて貰っているうちに校舎についたらしく、車を降りたのだが...
「宮殿かよ...」
「まぁ...そう思いますよね」
豪勢にも限度があるだろ...
って思うほど校舎は豪華だった。創立からかなりの年月が経っているはずなのに真っ白なままの壁や柱。ガラスも鏡張りの反射をしてるし、そもそも目立つ汚れがないことに俺は驚いている。さっさと校舎へ入っていく蓮也さんを追いかけていったが...
「無駄に広い」
「そうですね...当時はどうも思いませんでしたが、今改めて見ると無駄に広いですね」
もうね、廊下だけでも車が通れるぐらいの広さがある。無駄に広すぎて、用途を知りたくなった。広くした理由って何?
そんなことを思いながら蓮也さんについていき、やがて大きな扉の前についた。どうやらここが理事長室のようだ
「ありがとうレンさん。後は一人で大丈夫だから」
「いいえ。会長より理事長様に渡すように仰せつかった物がありますので...」
「そうなんだ」
ノックをして中に入ると...
「ようこそ、水凪時学園へ...降谷雪兎君」
ダンディなおじ様がいた
...やばい
「悪ぃいっちゃん!俺、徹太郎さんに理事長に会うように言われてんだ!!」
「お~...ん?徹太郎さんって誰?」
「後で話す!!二時には会いに行くつもりだったから俺急ぐ!!」
「場所分かるのか?」
「レンさんに案内頼んでんの!!とにかく行ってくる!!!」
大慌てで部屋を飛び出て管理人室に向かった。来る途中に見つけた非常階段を使って管理人室の前まで来た。メッチャ疲れた...
インターフォンを鳴らしてレンさんが出てくるのを待った。すぐに出てきたのは村瀬さんでレンさんはすぐに来ると言われた。少しして若干顔が赤くなっているレンさんが出て来た
「ごめんなさいレンさん」
「いえ...問題ありません」
「早く行こ...これ以上は待たせられないや」
「はい」
「おい、芹沢首には気をつけよろ」
「ふざけんな馬鹿...///」
村瀬さんの一言で蓮也さんは村瀬さんの鳩尾あたりを思いっきり殴りつけて、さっさと歩いて行った。急いで後を追っているときに気づいたけど、首の後ろのシャツの襟のギリギリのところが赤くなっていた。虫刺されのような小さな痕だが...
俺には分かる......俺の信者的な自称部下の半数が時折体のどこかしらにはつけていたモノだからだ。外に出る一歩手前で蓮也さんにコッソリと教えておいた
「ボソ)レンさん、首にあるキスマークが見えてるよ」
「はい!?!?」
「あ...やっぱキスマークなんだ」
ただの虫刺されって可能性もあったけど、場所的にあんま刺さない場所だろうっておもったけど...ふ~ん、そんな関係なんだ。薄々感づいてたのは言わないでおこう
「...とりあえず乗ってください」
「え?」
「学園は寮からかなりの距離があります...何より水凪時学園の寮は他に五棟ほどありますので...」
「......マジかよ」
五棟もあるのかよ寮が...
どんだけ金かけんだよって思っていたそれが顔に出たらしい。蓮也さんも呆れ顔をしていた。とりあえず車に乗って学校を目指した。その道中、いろんなことを教えてくた。水凪時学園は基本的にエリートを教育するための学校でカリキュラムの中には帝王学や経済学などの社会的地位の高い人が受けるものがあるらしい。そして極まれに俺みたいな一般人も入園を許可するとのこと。その際は在校生レベルの学力や体力があるかをテストし、身内や友人を調べ上げ問題がないことが理事長と校長に認められれば入園できる。まぁ、診査が厳し過ぎて余程のことがないかぎり入れないみたいだけど...
そして、長期休暇以外での外出は御法度で思春期真っ盛りの奴らは男同士でそういったことをするのが当たり前だと...いう...
「そして、その対象の多くはカワイイ見た目の者だったり美形だったりします」
「だよね?」
「しかし、外部からの入園は稀なので絡まれるかも知れません...ですので、十分にお気をつけください」
「お~...ケンカなら負けねぇけど」
「..........はぁ...」
なんでため息をつかれたか分からないがとりあえず問題を起こさなければいいのだ。いろいろ教えて貰っているうちに校舎についたらしく、車を降りたのだが...
「宮殿かよ...」
「まぁ...そう思いますよね」
豪勢にも限度があるだろ...
って思うほど校舎は豪華だった。創立からかなりの年月が経っているはずなのに真っ白なままの壁や柱。ガラスも鏡張りの反射をしてるし、そもそも目立つ汚れがないことに俺は驚いている。さっさと校舎へ入っていく蓮也さんを追いかけていったが...
「無駄に広い」
「そうですね...当時はどうも思いませんでしたが、今改めて見ると無駄に広いですね」
もうね、廊下だけでも車が通れるぐらいの広さがある。無駄に広すぎて、用途を知りたくなった。広くした理由って何?
そんなことを思いながら蓮也さんについていき、やがて大きな扉の前についた。どうやらここが理事長室のようだ
「ありがとうレンさん。後は一人で大丈夫だから」
「いいえ。会長より理事長様に渡すように仰せつかった物がありますので...」
「そうなんだ」
ノックをして中に入ると...
「ようこそ、水凪時学園へ...降谷雪兎君」
ダンディなおじ様がいた
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