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自衛官がやってきた。

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いよいよ自衛官が家に来る日がやってきた。

どんなゴツい人が来るかと構えてしまった。

「いや父さん普通の人やから緊張せんでええよ」

と息子に笑われるぐらい緊張してしまったぐらいだ。

嫁はイライラしてるし空気でわかる。

そして来る時間14時って聞いてた通り14時ちょうどに来た。

自分の家は自営業をして税務調査が来た時にも時間ちょうどに来たのを思い出した。公務員の宿命か?ちょうどに行くように何処で調節してるんだろ?不思議だ。

「こんにちは自衛官広報の〇〇です」

と玄関で笑顔いっぱいで挨拶をして名刺を渡された。
笑顔には気を緩ます効果があるよな。緊張が解けて良かった。

「どうぞ」

と家の中に案内をする。

さぁ本番だ。
と思ったが自衛官の人がまず。

「おめでとうございます。これが幹部候補生の合格書です」

と白い紙を渡された。
ホントに合格通知書と書いて。
で間も開けずに分厚くもない普通のパンフレットみたいな本とプリントを3枚ぐらい渡してくる。

「ここに今からの予定など流れを書いてます質問は何でも答えます」

と笑顔で伝えてくる。とその前にこちらからある程度説明をと慣れた口調で話出した。

「まず大学を卒業しなくても大学卒業程度で4年間通った証明と学力があれば大卒扱いなので心配ありません保証も大手などと違い解雇もありませんし待遇も大手と変わりなく国家公務員扱いになり訓練なども一般と違い幹部候補生は余裕がりそんなに厳しいものではありません」

など聞こうと思ったことなどを具体的に説明していく。
どんだけ慣れてんだよ。
簡単に説得されそうだ。
嫁もコミニケーションが得意ではないので簡単にイライラがなくなり頷いてパンフレットを見出すし。

俺がしっかりしなくては。ある程度自衛官の説明が終わった後に嫁は説明に納得してしまった。

「とくに質問はないです父さんは何か聞きたい事がある?」

と嫁が俺に話をふる。
なんだ簡単に説得されるなよと思い質問する。

「台湾有事や災害など最近ぶっそうだし危険ないのですか?」

とか

「大学辞めて自衛隊を無理だと諦めた時に大学に戻れるように説得してくれますか」

とか聞くと自衛官でなく息子が答える。
そうだ息子は自衛官側だった1言も喋らないから存在が

「それは父さん危険はあるよ自衛隊でなくても国民全員危険だよ大学はもしもの為に休学届を出す予定」

マジかよコイツ誰だよ息子のいつもの話し方と全然違う人は外面は息子といえわからない。

コイツ外ではこんな感じなのかよと初めて知った。
でも自分は外面がないから変わらない口調で

「なら奨学金使って今までの努力を捨てるのか?薬剤師の夢はどうするだ?」

「夢は変わるし自衛隊で科学の勉強をする。薬は科学が面白く研究する為だから自衛隊でも出来ると言われた」

「いやいや科学の方にいける保証ないだろ調べたけどいろんな部署あるみたいだぞ」

「それはその時」

マジかよコイツ…
国家公務員って上級国民みたいになるのかよ一般人から幹部候補生って飛びすぎで意味がわからない。

自衛官に聞く

「幹部候補生って基本はどうなんですか?海外に行くんですか?家には帰って来るんですか?」

「候補生学校の1年は家には年ゴールドウィークと盆と正月だけでその後は配属先次第ですね」

マジか来年から巣立ちかよ。
それからも2時間ぐらいは話をした防衛省とか県庁で壮行会とか違う世界すぎてわからない。

息子は自衛隊に行く気満々でやる気もあるし反対の理由は危険と大学を後悔しないかだし。

金はどうにでもなるから気にしないけど後悔しなければいい。

息子は考えてたのか?たった数ヶ月で人生を決めた気がする人生の分岐点なんてこんなもんなんだろうか?

絶対に考えてないだろと思ってしまう。

成り行きだと昔から運が良いし友達知り合いに恵まれてるしいつも自分より人の為だしカルマの法則ってやつかな。

もし自衛隊でなくても息子の人生だからアドバイスぐらいしかできないよな。

自分の分岐点はサラリーマンを辞めた時と税務調査と結婚だったよな息子に比べるとしょーもない普通の人生だったな。

この話の続きは半年後ぐらいになりそうだよな。
息子の話ならいくらでもかけるけど面白くないしな。

今現実で進んでる話だから小説の物語みたいに結末がわからない。次に動きがあるのは壮行会ってやつが3回もあるみたいだけど息子に聞かないとかけないから小説などと変わらない。

次に驚いた話は元気な知り合いが会社の健診でガンと分かり半年で亡くなった話かな。

この自衛隊の話はまた動きがあれば書いてみる。
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