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帰港
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船員が接収した二隻の海賊船を操船してセバルに向けて帰港する。同じくそれぞれに冒険者も乗り込み、捕縛された海賊の護送を担っていた。
「貴様ら、ワシを拘束してタダで済むとでも思っているのか?」
「はぁ?アンタは海賊だろうがよ。帝国の法律では山賊や海賊の類は捕らえ次第縛り首にして良いことになっているんだが?」
「まぁ待て、マイク。どうやら裏に誰かいると白状したいようだ。ぜひ背後関係を聞いてみようではないか。」
「ぐっ!と・・・とにかく、ワシを縛り首にしない方がだなぁ・・・」
「ヒヨったぞ。」
「あぁ、ヒヨったな。」
「ヒヨヒヨ。」
「ひ、ヒヨってなどおらん!今すぐ解放しろ!」
「バカ言え、お前らには数々の嫌疑があるんだ。陸に上がってからは司直にたっぷり可愛がってもらえ。お前らが本当はどこの誰であろうと、今まで行って来た海賊行為の責任はキッチリとってもらうから覚悟しておけよ。」
「くそーっ!」
首脳陣が海賊の船長を囲んで尋問しているところ、私を見つけたマイクが駆け寄って来た。どうしたんだ?
「おいリーファ、あのキツネ耳もやるじゃねーか。見たことねーけどアイツ、新顔か?」
「いや、シンディーは冒険者じゃないよ。火炎魔術が使えるから連れて来たんだ。でも炎が青いんだよねぇ。あれって何だろう?マイクは知ってる?」
「いやー、俺は魔術に詳しくねーから。リアンに聞いてみると良い。おーいリアン、こっちに来てくれ。」
「どうしたのだマイク?」
え?私が聞きたいだけだからリアンを呼ばなくても自分で聞きに行くのに。尋問中にもかかわらず、そんなことしたら私が怒られちゃうよ。
「ゴメンね、用があるのは私だったのに来てもらっちゃって。」
「何だ、リーファなら歓迎だ。どうした?」
するとどこからか件のキツネ耳が私の横に飛び込んで来た。お前、今までどこ行ってたんだよ?
「アタシの出す炎が何で青いかって話なんだ。アタシも理由は知らなくってさぁ。」
「ん?そう言えばアイサツがまだだったな。私はリアン、リーファの友人だ。よろしく頼む。」
「お?あぁ、アタシはシンディー=アロア。料理屋の看板娘ってとこかな。」
おい、ドサクサまぎれに勝手に看板娘を名乗ってんじゃねぇよ!
「見たところ狐人種のようだな。それは単に種族特有のもので、特に異常な事ではない。ただ青炎は通常の火炎魔術よりも威力は強いというのが違いだ。原理はわからない。」
「へぇ、知らなかった。他の人に指摘されるまで火炎魔術は青いもんだと思ってたからなぁ。」
「しかし、またリーファには助けられたな。デラックスな俺でも多勢に無勢だったよ。」
「スアレスは船酔いから面倒見てもらったしなぁ。俺も背中を貫かれるところだったぜ。あれリーファだろ、正直助かった。」
まぁ、私というより直接的にはバトラーたちのおかげなんだが。本当のことを言えないのは仕方ないか。教えてしまえば、どんな弱点をつかれるかわかったもんじゃない。今回発覚したことだけど、実は強風も弱点なんだもんなぁ。いずれにせよ無敵ってわけじゃないんだから、勘違いしないようにしないとね。
「あれって嬢ちゃんなのか?俺も助かったぜ、ありがとよ。」
「防御を受け持つって、船だけじゃなかったんだな。俺も何度も切られたはずなのに傷一つねーよ。どうやったんだ?こんな魔術、聞いたことないぜ。」
「海賊にとっちゃ悪夢だな。攻撃は通らねーのに反撃だけは喰らうんだぜ。倍の戦力なのに戦意喪失するわなぁ、どうやったって勝ち目ねーよ。」
私はセバルに到着するまでの間、感謝と質問の嵐だった。悪い気はしないが、あまり目立つのも考えものだ。
***
「どうやらあの海賊船の船長はユグルトの部下らしい。罪一等を減じることを条件に背後関係を語ったよ。」
「まぁそんなことだろうと誰もが思っていたところですね。ところで次の方針は決まっているのですか、グレン?」
冒険者部隊の指揮を担当するリアンが次の方針を具体化するべく質問する。本来はこの場にいるべき人間ではないが、功績や人間関係から私も話に加わっている。
「海賊を沈めてやった以上、ユグルトも露骨な力押しに打って出られなくなったはずだ。セバル近辺に出没する野盗の類も今後は少なくなるだろうが、しばらく冒険者の部隊は野盗狩りをする。」
「ねぇグレン、ユグルトの弱みも握ったんだしこちらから強く出られないの?」
「おそらく弱みにならない。ユグルトは知らぬ存ぜぬで、部下を切り捨てるだろうからな。というか、これは他ならぬ奴の部下が言っていた言葉さ。ユグルトは認めないから自称部下か?だからユグルトに義理立てなんてするだけ損なのだそうだ。」
「救いの無い話だねぇ。」
「それはそれとして明日はワシと来い、リーファ。セバルを案内してやる。」
「おいボーネランド、明日も会議があるだろ?」
「明日は実力部隊の方針についてだ、それはお前が仕切れば良い。もうあらかた決まっておるし、それ以上のことなどワシに説明なぞできんぞ。後で要点だけワシに教えろ。」
「んなろー、テメェだけズラかろうって腹か?退屈なのは俺も一緒なんだぞ!」
「ワシもやらねばならぬことがあるのだ、決して遊びに行くのではない!お前はモーゼルトの命で動いているワシが遊びに出かける度胸があるとでも思っているのか?」
「た・・・確かに。良いだろう、今回は目をつむってやる。」
「貴様ら、ワシを拘束してタダで済むとでも思っているのか?」
「はぁ?アンタは海賊だろうがよ。帝国の法律では山賊や海賊の類は捕らえ次第縛り首にして良いことになっているんだが?」
「まぁ待て、マイク。どうやら裏に誰かいると白状したいようだ。ぜひ背後関係を聞いてみようではないか。」
「ぐっ!と・・・とにかく、ワシを縛り首にしない方がだなぁ・・・」
「ヒヨったぞ。」
「あぁ、ヒヨったな。」
「ヒヨヒヨ。」
「ひ、ヒヨってなどおらん!今すぐ解放しろ!」
「バカ言え、お前らには数々の嫌疑があるんだ。陸に上がってからは司直にたっぷり可愛がってもらえ。お前らが本当はどこの誰であろうと、今まで行って来た海賊行為の責任はキッチリとってもらうから覚悟しておけよ。」
「くそーっ!」
首脳陣が海賊の船長を囲んで尋問しているところ、私を見つけたマイクが駆け寄って来た。どうしたんだ?
「おいリーファ、あのキツネ耳もやるじゃねーか。見たことねーけどアイツ、新顔か?」
「いや、シンディーは冒険者じゃないよ。火炎魔術が使えるから連れて来たんだ。でも炎が青いんだよねぇ。あれって何だろう?マイクは知ってる?」
「いやー、俺は魔術に詳しくねーから。リアンに聞いてみると良い。おーいリアン、こっちに来てくれ。」
「どうしたのだマイク?」
え?私が聞きたいだけだからリアンを呼ばなくても自分で聞きに行くのに。尋問中にもかかわらず、そんなことしたら私が怒られちゃうよ。
「ゴメンね、用があるのは私だったのに来てもらっちゃって。」
「何だ、リーファなら歓迎だ。どうした?」
するとどこからか件のキツネ耳が私の横に飛び込んで来た。お前、今までどこ行ってたんだよ?
「アタシの出す炎が何で青いかって話なんだ。アタシも理由は知らなくってさぁ。」
「ん?そう言えばアイサツがまだだったな。私はリアン、リーファの友人だ。よろしく頼む。」
「お?あぁ、アタシはシンディー=アロア。料理屋の看板娘ってとこかな。」
おい、ドサクサまぎれに勝手に看板娘を名乗ってんじゃねぇよ!
「見たところ狐人種のようだな。それは単に種族特有のもので、特に異常な事ではない。ただ青炎は通常の火炎魔術よりも威力は強いというのが違いだ。原理はわからない。」
「へぇ、知らなかった。他の人に指摘されるまで火炎魔術は青いもんだと思ってたからなぁ。」
「しかし、またリーファには助けられたな。デラックスな俺でも多勢に無勢だったよ。」
「スアレスは船酔いから面倒見てもらったしなぁ。俺も背中を貫かれるところだったぜ。あれリーファだろ、正直助かった。」
まぁ、私というより直接的にはバトラーたちのおかげなんだが。本当のことを言えないのは仕方ないか。教えてしまえば、どんな弱点をつかれるかわかったもんじゃない。今回発覚したことだけど、実は強風も弱点なんだもんなぁ。いずれにせよ無敵ってわけじゃないんだから、勘違いしないようにしないとね。
「あれって嬢ちゃんなのか?俺も助かったぜ、ありがとよ。」
「防御を受け持つって、船だけじゃなかったんだな。俺も何度も切られたはずなのに傷一つねーよ。どうやったんだ?こんな魔術、聞いたことないぜ。」
「海賊にとっちゃ悪夢だな。攻撃は通らねーのに反撃だけは喰らうんだぜ。倍の戦力なのに戦意喪失するわなぁ、どうやったって勝ち目ねーよ。」
私はセバルに到着するまでの間、感謝と質問の嵐だった。悪い気はしないが、あまり目立つのも考えものだ。
***
「どうやらあの海賊船の船長はユグルトの部下らしい。罪一等を減じることを条件に背後関係を語ったよ。」
「まぁそんなことだろうと誰もが思っていたところですね。ところで次の方針は決まっているのですか、グレン?」
冒険者部隊の指揮を担当するリアンが次の方針を具体化するべく質問する。本来はこの場にいるべき人間ではないが、功績や人間関係から私も話に加わっている。
「海賊を沈めてやった以上、ユグルトも露骨な力押しに打って出られなくなったはずだ。セバル近辺に出没する野盗の類も今後は少なくなるだろうが、しばらく冒険者の部隊は野盗狩りをする。」
「ねぇグレン、ユグルトの弱みも握ったんだしこちらから強く出られないの?」
「おそらく弱みにならない。ユグルトは知らぬ存ぜぬで、部下を切り捨てるだろうからな。というか、これは他ならぬ奴の部下が言っていた言葉さ。ユグルトは認めないから自称部下か?だからユグルトに義理立てなんてするだけ損なのだそうだ。」
「救いの無い話だねぇ。」
「それはそれとして明日はワシと来い、リーファ。セバルを案内してやる。」
「おいボーネランド、明日も会議があるだろ?」
「明日は実力部隊の方針についてだ、それはお前が仕切れば良い。もうあらかた決まっておるし、それ以上のことなどワシに説明なぞできんぞ。後で要点だけワシに教えろ。」
「んなろー、テメェだけズラかろうって腹か?退屈なのは俺も一緒なんだぞ!」
「ワシもやらねばならぬことがあるのだ、決して遊びに行くのではない!お前はモーゼルトの命で動いているワシが遊びに出かける度胸があるとでも思っているのか?」
「た・・・確かに。良いだろう、今回は目をつむってやる。」
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