4 / 8
④
しおりを挟む転生して2日目。今日は家電を買いに行く。
ベッドルームから出て顔を洗った後、昨日クリーニングをしてもらった洋服に着替えて出かける準備を整える。そして、黒田さんが来るのをソファーに座りながら待っている。
9時55分になったので部屋を出て、エレベーターで1階に降りる。すると、既にマンションの前に車が停まっていた。
「おはようございます、秋庭様」
「おはようございます黒田さん。今日もよろしくお願いします」
黒田さんにエスコートされ車に乗る。
「今日はどちらに行かれますか?」
「家電を買いに行きたいので、家電量販店にお願いします」
「かしこまりました。30分ほどで到着致します」
30分ほど車を走らせ、家電量販店に到着した。
「到着致しました」
俺は、黒田さんにドアを開けてもらい車から降りると、お店の中に入っていく。
お店の中に入り、まずは冷蔵庫を見ているた。しばらく見て、買う冷蔵庫を決めたので店員さんを探す。
「いらっしゃいませ、何をお探しでしょうか」
「この冷蔵庫欲しいんですけど」
「かしこまりました、他にお買い物はございますか?」
「はい、あと洗濯機とパソコン、電子レンジなどの調理家電とドライヤーなどです」
「では、ご案内させていたきます。こちらです」
店員さんに付いて行く。まずは洗濯機のようだ。
「こちらが洗濯機のコーナーです。その中でもこちらの洗濯機は一番最新のものになっております」
「乾燥機能付いてますか?」
「もちろんです」
「じゃあこれにします」
洗濯機を決めたので、次は調理家電コーナー。
「こちら、調理家電コーナーになっております。」
俺は店員さんにオススメを聞き、電子レンジとコーヒーメーカー、炊飯器、ポットなどの家電と鍋やフライパンなどの調理器具を大量に購入した。
その後、1番最新のドライヤーを買って、最後にパソコンを見に行く。
「こちらがパソコンのコーナーになります」
俺は30分かけてパソコンを選んだ。店員さんに説明をしてもらい結局一番最新のものにした。
「他にお買いになるものはございますか?」
「もう大丈夫です」
「では、レジの方に案内させていただきます」
俺は冷蔵庫や洗濯機などの購入する家電の詳細が書いてある紙を渡され、レジに案内してもらった。
「こちらがレジになります。この紙を渡せば、購入する商品がわかるようになっていますので、レジの店員にお渡しください」
俺はお礼を言い、レジに並んだ。
「いらっしゃいませ」
「これお願いします」
しばらくすると俺の番になったので紙を店員さん渡した。
「配送はどうなさいますか?」
「配送お願いします」
「かしこまりました、お会計が終わりましたらサービスカウンターに行って、書類の記入をお願いします」
「わかりました」
「お会計が配送料込みで、1,057,100円になります」
「カードで」
俺はカードを出し支払いを終えた。
「では、こちらの紙を持ってサービスカウンターの方にお願いします」
俺はサービスカウンターに向かい、紙を出した。
「配送お願いします」
「かしこまりました。こちらに記入お願いします」
氏名、住所、電話番号を書いて店員さんに紙を渡す。
「はい、ありがとうございます。配送日時はどうなさいますか?」
「一番早い日でいつですか?」
「明後日5月10日の午前中になります」
「じゃあそれで」
「かしこまりました」
配送を頼むと、俺はお店を出た。車に戻ると、黒田さんにドアを開けてもらい中に入る。
「次はどこに向かいますか?」
「もう家に戻って大丈夫です」
「かしこまりました」
黒田さんは車を出発させた。
車に乗っている間、俺は黒田さんのスカウトをした。
「黒田さん、俺の家で働きませんか?」
「運転手と言うことですか?」
「運転手もそうだけど、家事とかもお願いしたいんですけど」
「かしこまりました。そうすると、今の会社を辞めなくてはいけないのですぐには無理なのですが、一ヶ月後からの契約でよろしいですか?」
「いいんですか?ありがとうございます。それまでに黒田さんに納得していただける契約書準備しときますね」
話が終わる頃にちょうどマンションに到着した。
「今日もご利用ありがとうございました」
「こちらこそありがとうございました。連絡先交換しときませんか?」
「はい、かしこまりました」
黒田さんと連絡先を交換する。
「何かあれば連絡してください。俺もまたすぐに頼むかもしれませんが」
「はい。秋庭様のところでお世話になる準備が整いましたらご連絡いたします。では、今日のところは失礼いたします」
黒田さんとは別れ、部屋に帰った。
それから2日後、家電が届いた。冷蔵庫や洗濯機は業者の方に運んでもらい、俺はパソコンの設定をすることにした。
すると、また神様からの連絡が届いた。
『君はまだ15歳なのだから、学校に通ってもいいんじゃないかな?通うなら書類の準備は整ってるよ』
神様に言われて思い出す。
「学校か~行こうかな」
神様に返信する。
『どこの学校ですか?』
『そこから一番近い、赤嶺学園高等部だよ。君の経歴が書かれている紙と書類は今から君のパソコンに送るね』
『わかりました』
すると、パソコンにデータが送られてきた。
そのまま俺はパソコンで赤嶺学園高等部の転入手続きをした。
0
お気に入りに追加
30
あなたにおすすめの小説

異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。

「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。

私のスローライフはどこに消えた?? 神様に異世界に勝手に連れて来られてたけど途中攫われてからがめんどくさっ!
魔悠璃
ファンタジー
タイトル変更しました。
なんか旅のお供が増え・・・。
一人でゆっくりと若返った身体で楽しく暮らそうとしていたのに・・・。
どんどん違う方向へ行っている主人公ユキヤ。
R県R市のR大学病院の個室
ベットの年配の女性はたくさんの管に繋がれて酸素吸入もされている。
ピッピッとなるのは機械音とすすり泣く声
私:[苦しい・・・息が出来ない・・・]
息子A「おふくろ頑張れ・・・」
息子B「おばあちゃん・・・」
息子B嫁「おばあちゃん・・お義母さんっ・・・」
孫3人「いやだぁ~」「おばぁ☆☆☆彡っぐ・・・」「おばあちゃ~ん泣」
ピーーーーー
医師「午後14時23分ご臨終です。」
私:[これでやっと楽になれる・・・。]
私:桐原悠稀椰64歳の生涯が終わってゆっくりと永遠の眠りにつけるはず?だったのに・・・!!
なぜか異世界の女神様に召喚されたのに、
なぜか攫われて・・・
色々な面倒に巻き込まれたり、巻き込んだり
事の発端は・・・お前だ!駄女神めぇ~!!!!
R15は保険です。

異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。

【コピペ】を授かった俺は異世界で最強。必要な物はコピペで好きなだけ増やし、敵の攻撃はカットで防ぐ。え?倒した相手のスキルももらえるんですか?
黄舞
ファンタジー
パソコンが出来ない上司のせいでコピーアンドペースト(コピペ)を教える毎日だった俺は、トラックに跳ねられて死んでしまった。
「いつになったらコピペ使えるようになるんだ―!!」
が俺の最後の言葉だった。
「あなたの願い叶えました。それでは次の人生を楽しんでください」
そういう女神が俺に与えたスキルは【コピペ(カット機能付き)】
思わぬ事態に最初は戸惑っていた俺だが、そのスキルの有用性に気付き、いつのまにやら異世界で最強の存在になっていた。

器用貧乏の意味を異世界人は知らないようで、家を追い出されちゃいました。
武雅
ファンタジー
この世界では8歳になると教会で女神からギフトを授かる。
人口約1000人程の田舎の村、そこでそこそこ裕福な家の3男として生まれたファインは8歳の誕生に教会でギフトを授かるも、授かったギフトは【器用貧乏】
前例の無いギフトに困惑する司祭や両親は貧乏と言う言葉が入っていることから、将来貧乏になったり、周りも貧乏にすると思い込み成人とみなされる15歳になったら家を、村を出て行くようファインに伝える。
そんな時、前世では本間勝彦と名乗り、上司と飲み入った帰り、駅の階段で足を滑らし転げ落ちて死亡した記憶がよみがえる。
そして15歳まであと7年、異世界で生きていくために冒険者となると決め、修行を続けやがて冒険者になる為村を出る。
様々な人と出会い、冒険し、転生した世界を器用貧乏なのに器用貧乏にならない様生きていく。
村を出て冒険者となったその先は…。
※しばらくの間(2021年6月末頃まで)毎日投稿いたします。
よろしくお願いいたします。
異世界で等価交換~文明の力で冒険者として生き抜く
りおまる
ファンタジー
交通事故で命を落とし、愛犬ルナと共に異世界に転生したタケル。神から授かった『等価交換』スキルで、現代のアイテムを異世界で取引し、商売人として成功を目指す。商業ギルドとの取引や店舗経営、そして冒険者としての活動を通じて仲間を増やしながら、タケルは異世界での新たな人生を切り開いていく。商売と冒険、二つの顔を持つ異世界ライフを描く、笑いあり、感動ありの成長ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる