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 次の日、疲れていたのかいつもより遅く起きた。

 ベッドから出てリビングに向かった。

「おはよう」

「おはようございます。すぐに朝食を準備いたします」

 リビングにいたガパートに挨拶をすると、すぐに朝食を持ってきてくれた。

「ありがとう。いただきます」

 ガパートの作ってくれた朝食を食べ終えると、リビングを出て錬金術工房に向かった。

 まずはオランが昨日なくなったと言っていたA級ポーションとB級ポーションの作成をする。

 ポーションを作ろうと思い、素材ボックスを見ると材料となる薬草が少ししかなかった。

「今から取りに行くと遅くなるから明日にしよう」

 ポーションが作れなかったので、昨日約束したウェートとウィルのところへ向かうことにした。

 まずはウェートの元へ向かう。ウェートの錬金術工房のドアを開ける。

「おはよう」

「おはようございます、タイチ様。来てくださったんですね」

「今日は何する予定?」

「いつものようにお店の商品を作りながら錬金術スキルのレベル上げをしようと思っています」

「レベル5まで上がったら新しい商品を作ってみてもいいかもね」

「今レベル4なので5になったら作ってみます」

 しばらくウェートの作業を見てから、ウィルの錬金術工房へやってきた。

「おはよう」

「おはようございます」

「昨日言ってた新商品の進捗を聞きにきたんだけどどんな感じなの?」

「オランさんがお客さんに聞かれたらしいんですよ、髪の毛を伸ばすポーションはないのか?って。それでそのポーションの開発を進めていました」

「あー育毛剤か、なるほどね。それは売れそうだ」

 その後、ウィルと意見を出し合いながら試行錯誤を繰り返し、育毛剤の試作品が作成した。

「【鑑定】」

名前:育毛ポーション
品質:C級
効能:毛が伸びる
材料:ヒール草、ワイバーンの血、水

「完成かな」

「完成ですね。ありがとうございます」

「これは明日商業ギルドで特許申請してこないとな。ウィルさんの名前で申請しちゃって大丈夫ですか?」

「私の名前で申請するんですか?ほとんどタイチ様のお陰でできた様なものなのですよ?タイチ様のお名前で申請してください」

「じゃあ二人で申請しよう」

「わかりました。ありがとうございます」

 その日はもう錬金術を終えて、夕食を食べた。
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