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指名依頼

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 ダンジョンから出て、冒険者ギルドに向かった。

 冒険者ギルドに着き、受付嬢へ依頼達成の報告をする。

「ダンジョン内の依頼終わりました」

「タイチさんですね、確認致しました。お疲れ様でした」

 ギルドカードと報酬を受け取り帰ろうとすると、別の受付嬢に呼び止められた。

「すいませんタイチさん待ってください」

「なんですか?」

「タイチさんに指名依頼が入っています。少し時間大丈夫ですか?」

「大丈夫です」
 
 受付嬢に個室へ案内され、席に着く。

「商人のラオトさんという方から王都までの護衛の指名依頼が来てます」

「王都ですか?」

「はい。詳しくはこの依頼書をご覧ください」

 渡された依頼書を見る

〈指名依頼書〉
指名:タイチ
内容:エルドアナの街から王都までの往復護衛
報酬:120000s
その他:道中の食事代と宿代は依頼者持ち

「どうなさいますか?」

「受けます」

「では、そのように返事をしておきます。その他にも指名依頼ではありませんが通常依頼として依頼を出しています。三名依頼を受けた人がいますので、その三人との顔合わせが明後日にあります。なので、明後日の朝一でギルドへ来てください」

「わかりました。失礼します」

 その日はギルドを出て家に帰った

 その日の夜。みんなをリビングに集めて護衛依頼で王都まで行くのでしばらく家を留守にするとの報告をした。

 それから二日。顔合わせの日になった。

 朝一でギルドへ行くと、この間と同じ個室へ案内された。

 部屋に入ると、昨日の受付嬢と俺と同い年くらいの冒険者の三名がすでに待っていた。

「タイチさん、おはようございます」

「おはようございます。遅くなってすいません」

「いえ、大丈夫ですよ。では自己紹介からしましょうか」

 受付嬢が俺をイスに座るよう促し、顔合わせが始まった。

「俺の名前はタイチです。よろしくお願いします」

 まずは俺から自己紹介をした。すると、すぐに他の人たちも自己紹介を始めた。

「俺はクリスだ。よろしく!」

「私はルカ!よろしくね」

「私はマリアです。よろしくお願いします」

 三人はパーティーを組んでいるそうだ。パーティー名は黄金の剣。Dランクパーティだそうだ。

 自己紹介と挨拶も終えたところで、依頼についての話をした。

 少し話をしたところで今日のところは解散になった。




 


 
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