読むと気分が悪くなる小説

ペニカス健康法

最近始めた健康法がある。

それはペニスの皮をめくった時にあるカスを飲んだり食べたり塗ったりすること。

テレビで紹介されていた時は度肝を抜いたが、飲尿健康法が流行ってた時代もある、そういうもんかと気づけば実践していた。

「さぁて、3日間風呂に入ってないペニカスの具合わぁ～っとぉ～」

ワクワクしながらペニスをめくる。

「WOW！！FANTASTICK！！！！」

期待通りビッシリとカスが張り付いていた。

貴重なカスを無駄にしないように丁寧にバターを塗る時に使うあのナイフっぽい何かでこそぎ取る。

「うおほううおおおおう（ꉺ▿ꉺ）！！」

なんという快感。
この感触が好きで続けているところもある。

カスがこびりついたバター塗る時に使うあのナイフっぽい何かでそのまま食パンに塗りたくる。

ぬるりぬるりと塗ったあとはそのままパンにかぶりつく！！

「う～ん、生臭い匂いと圧倒的苦味、たまらないね～」

鼻にふきぬける雄の香りは体の奥底から野性的な元気を引き出し、過酷すぎる日常生活の鬱憤や疲れを一瞬で吹き飛ばしてくれる。

その雄の香りを残したままペニカスを溶かしこんだ水を流し込む。

ごく、ごく、ごく

「ぷっはぁ～！！ううんん！！最 ＆ っっっっっ高おおおおおおおう！！！！」

喉越しならぬ鼻越し。
鼻の奥底でペニカスの香りを感じ、胃の奥底に落とし込んだペニカスパンが消化されるのに意識を向ける。

「...きた」

「キタキタキタキタキタァァァ！！！！」

体の隅々までペニカスが行き渡り、元気が満ち溢れてくる。

「やっぱすごいなぁ、ペニカス」

下半身を見ると、ペニスがビンビンになっていた。

このまま自慰行為に移行し、ペニカスをチャージするのもありだが、あいにく今から出社である、仕方なくスーツに手を通し会社に向かう。

身体中ギンギン状態で電車に揺られていると、社長と鉢合わせた。

「きみきみきみぃ～、雄の匂いがぷんぷんするからすぐ分かっちゃったよ～、まだ続けてるの？ペニカス健康法」

そう言う社長の口からは自分と同じく雄の香りがする。

「もちろんですよ、仕事の効率も良くなったし、辞める理由なんか無いですよ～」

「だよね～、私も最近始めたんだけど、体の動きが全然違うよ～、この歳になってこんなにハツラツと動けるなんて、ペニカス健康法さまさまだねぇ」

確かに、顔のハリも良くなっている気がする。

「よぉぉし！！社長！！我社もペニカス商品出しちゃいましょう！！」

「いいなぁ！その案、乗った！！」

ガシッと社長と腕組みをし、ペニカス健康法を世界広めるための野心をたぎらせる。

これからペニカス健康法は世界中に広まるだろう。
ペニカスで元気に過ごす人々、想像するだけでギンッッギンになる。