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赤ちゃんフリマ

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今巷では、赤ちゃんフリマが大流行している。
自分の好みではない顔の赤ちゃんや、望まなくして生まれてしまった赤ちゃんなどを売ることが出来るのだ。
タブ検索も充実している。
黒人×白人や俳優×スポーツ選手等、親を指定して買うことも出来るのだ。
いっけん非人道的に見えるが、中絶や育児放棄などのリスクを減らすことが出来る上に、お金まで稼げるのだ。
売りに出さずに殺してしまうよりも、よっぽ人道的ではないか。
それに政府的にも得があった。今日本は超高齢化社会である、これを解決したのが赤ちゃんフリマである。
赤ちゃんを売ることによって生活する人が増え、子供の数が爆増したのだ。
これによって超高齢化社会は終わりを迎え、それと同時に子供に恵まれなく嘆いている人達もいなくなった。
この功績は大きく、今後の教科書にもこの赤ちゃんフリマの偉大さが載ることが決定している。
今や日本は子供達の笑顔が溢れる素敵な国になった。赤ちゃんフリマには感謝してもしきれない。

ありがとう赤ちゃんフリマ。
感謝感激赤ちゃんフリマ。
永遠にあれ、赤ちゃんフリマ。
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