生きるのが下手すぎる僕と電柱

殺意

殺される殺してやる殺される殺してやる
思いが交差し気が狂う。

人は簡単に殺意を抱く、あいつを殺してやろうか、あいつに殺されるのではないか。
一日のうちに私はどれ程の殺意にまみれるのであろう。
イライライライラ
喧嘩し絶縁したあいつへの殺意。
殺すという思いを抱くストレス。
ビクビクビクビク
通り過ぎざまに自分よりも恰幅のいいやからと肩をぶつけ、舌打ちされる。
殺されるのではないかという恐怖によるストレス。

日常生活を送っているだけで塗れ増していく殺意。

殺せば相手の人生も自分の人生も終わる。
滅亡主義、イライラを物理的に終わらせたい願望。

動物の根源的な衝動。
優しい顔の裏で煮えたぎる感情。
したり顔の裏で怯え震えている感情。

私にはこの感情が払い除けれない。
全てが憎く全てが怖い、愛はそこになく全ては負のエネルギーに変換される。
救いを求め殺意に縋る。

あまりにも人類の繁栄とかけ離れた人間だと自分でも思う。
私こそ1番殺されるべき人間だと。

イライライライラ

「なんで、私が、死ななきゃ、いけねぇんだよ」