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黄昏時という世界

屋敷童子

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 次に聡椛が目を覚ましたのは、何処かの部屋だった。
 「あれっ?」
 体を起こすと、左手に痛みが走った。
 見ると手当てがされた後のようで、そこには丁寧にガーゼが貼られていた。
 「…………う~ん、これは昨日のケガよね?ってことはあれは夢じゃなかったってこと?……それにここ……家じゃない……」

 『……起きたか?』
 扉の開く音と共に一人の男が入ってきた。
 髪は黒く、後でひとつに結んでいる。何とも和装の似合う20代前半の男だった。
 「あのここは?それにこの手……」
 『あぁ、お前があそこで気を失ったから私がここまで運んだんだ。ついでに怪我も治療しておいた』
 「それはお手数をおかけしま……ん?……あそこに居ましたっけ?」
 記憶の中ではしゃべる動物(そう動物がしゃべったのだ!!って、それは今は置いておいて……)と着物の子供だけだったような……聡椛は首を傾げた。

 『あぁこの姿だから分からなくても仕方がないな』
 そういうと男の体が一瞬光り、小さな子供の姿に変わる。
 「きっ昨日の!」
 聡椛は思わず指を指して叫んだ。
 「なっ……え……えっ?」
 『まぁまぁ落ち着け。昨日、自己紹介は後ですると言っただろう?』
 まだ混乱の最中にある聡椛を無視して、目の前の子供は話を続けた。
 『僕は屋敷童子やしきどうじ。家の守り神という方が分かりやすいかな?』
 「屋敷…童子……?」
 『そう。僕は初代の臥月家当主と契約を交わして、君の家を代々守ってきた』
 「守……あぁ!だからおばあちゃん、あの程度ですんだのね!」
 『あれには驚いたよ。まさか崖から落ちるとは……状況的に無傷だとおかしいから…とりあえず最小のケガにしておいたんだよ』
 「私の傷の手当てといい、祖母のことまで…本当にありがとうございました」
 布団から起き上がって正座になると、両手をついて頭を下げた。
 『あの人も年なんだから無理をしないよう伝えておいてよね』
 それには苦笑いで答える。体が小さくなると喋り方も変わるようだ。

 『さてと…話を続けるけどいい?まず君が気になっているの説明から……』
 
 屋敷童子の話を要約すると──
 《は八百万の神々や妖などの人ならざるものたちが住む″黄昏時”と呼ばれる世界で、十三夜月と呼ばれる月夜に、現世あちら黄昏時こちらが繋がる門が現れるらしい。
 それがあの蹲の水面に映った月で、あの夜、屋敷童子はちょっと慌てていて、聡椛が後をついてきていることに気づかなかったらしい。
 (いいのかそれで…)
 それでも本来なら開くはずのなかった門が開いたのには、たぶん臥月の血だろうということだった。》

 「臥月家ウチって何なの?」
 『それは……その内わかるよ』
 「…………」
 『………………今は答えられない…』
 「…………私は元の世界に戻れるの?」
 『あぁそれなら大丈夫。君は元々ここの住人ではないからね。せいぜい居れてもあちらが夜の間だけだよ』
 一番聞きたかったことの答えが聞けてホッとする。

 『とりあえず、人である君にとってこの世界は危険だ。無事に帰れるまで、ここにいてもらうからね』
 「えぇ~…せっかくだからちょっと堪能し『ダメ』…たい」
 聡椛の願いは即座に却下された。
 「いいじゃない。少しだけ……こんなこと滅多に起きないし、君がいたら安心でしょう?」
 『……はぁ…僕はこれでも忙しいんだよ……いいかい?ここでは現世あちらの常識は通用しない……見た目に騙されて危ない目に合うことだってある……此処にいるのは総じてだってことを忘れないでよね』
 「……わかった」
 軽い気持ちで探索しようとした聡椛は、やっぱり戻れるまでこの屋敷でじっとしておこうと思った。
 『…………まぁでもこの建物の中なら歩き回っても大丈夫だよ』
 「ありがとう!」
 屋敷童子が出した妥協案に喜んで飛びついた。

 ・
 ・
 ・

 「いつ戻れるのかな……」
 広いとはいえ時間があれば見回れる大きさの屋敷に、聡椛は早々に暇をもて余していた。
 元居た部屋に戻り、窓から外の景色を眺める。和洋入り乱れた建物が並ぶ景色は、どこか懐かしさを感じさせると共に、新鮮さも感じた。
 「いいなぁ……」
 人間ダメと言われれば余計に気になるもので、屋敷童子の言葉が一瞬頭をよぎったが、(屋敷からあまり離れないようにして、少し見てすぐに戻れば大丈夫!)という謎の自信により、聡椛はコッソリと裏口から抜け出した──・・・

 ⛩ ⛩ ⛩

 「うわぁ~」
 思わず口を閉じるのも忘れて、辺りをキョロキョロと見渡した。
 勝手な想像で和風の建物を想像していたが、明治時代を思わせる和洋が入り乱れた建物が並んでいた。
 「これはこれで可愛い!」
 とりあえず、最初に決めた通りに今出てきた屋敷を視界に留めつつ、辺りの散策を始めた。
 しばらく歩くと、前から子供が二人歩いてきた。二人とも三、四歳の姿だが、耳には丸と三角、おしりにはふさふさな尻尾がついていた。
 『あっ昨日のお姉ちゃん!』
 丸い耳で赤い上着を羽織った男の子が走りよってきた。
 その後ろから三角の耳に緑の上着を羽織った男の子も走ってきた。
 「昨日?」
 昨日という言葉が気になり尋ねると、
 『もう!昨日僕たちと会ったでしょう?』
 頬を膨らませて丸い耳の子供が言えば、
 『もう忘れたのかよ』
 と三角の耳の子供も不貞腐れたように呟いた。
 「赤と緑……昨日……丸…三角……四角……って四角は関係なかった!ええっと……あっ!昨日の子狸ちゃんと子狐ちゃん?!」
 『覚えてくれてた~』
 嬉しそうに言う丸い耳の子供。
 『…………』
 三角の耳の子供は何も言わなかったが、尻尾が元気よく振られていた。
 (あぁこれ嬉しいんだな……)
 あまりの可愛さに身悶えしそうになるのを、理性で押し止める。
 「君たち昨日と姿が違うのね?」
 聡椛が尋ねると、二人は恥ずかしそうに顔を赤らめ『ビックリして変化がとけちゃった…』と説明してくれた。
 (あぁ可愛い!もう抱き締めてもいいよね?うん!)
 聡椛は欲望のままに二人を抱き締めた。
 二人は驚いた様子だったが、嬉しそうに尻尾が揺れているあたり、嫌ではないのだろう。
 ある程度満足するまで抱き締めた。
 『そういえばお姉ちゃん何してたの?』
 「う~んと探索かな?」
 『なら僕たちが案内してあげるよ』
 二人の申し出を喜んで受けた聡椛は、まだ名前を聞いていないことに気づいた。
 「君たち…そういえば名前何て言うの?」
 『僕?僕はね赤殿中あかでんちゅう!』
 『僕は緑殿中みどりでんちゅう
 (……あまり可愛くない名前ね)
 聡椛は胸の中で失礼なことを考えていた。
 「君たちは狸と狐の妖なのね?」 
 『うん……でもまだ小さいから上手く変化できないんだ』
 二人は言いながら落ち込んだ。
 「あぁ…と…でも私は君たちの変化可愛いと思うなぁ!」
 『ホント?!』
 赤殿中が分かりやすく顔を輝かせた。
 そして、聡椛の方を見て恥ずかしそうに、『……えっとね…………おんぶして欲しいの』とお願いしてきた。
 「おんぶ?えっ急に?」
 『僕たち人におんぶしてもらうのが大好きなんだ!』
 えへへと嬉しそうに言う赤殿中だったが、「でも私…おんぶなんてしたことないから、出来るかわかんないよ?」そう告げると、見るからに落ち込んだので、「だっ…抱っこなら出来るよ」と慌てて付け足した。
 『『抱っこ?』』
 「抱っこ知らないの?ええっと……それじゃあね……よっと…」
 頚を傾げる二人に説明しようとするが、言葉が出てこなかったので、まずは実践と赤殿中を抱えあげれば、嬉しそうにキャッキャッとはしゃいだ。
 順番に緑殿中も抱っこしてあげると、嬉しそうに尻尾を振った。
 (あぁ至福!)
 
 それから聡椛は、二人に町中の案内をお願いした……
 「ところで赤殿中と緑殿中って言いにくいんだけど、他に呼び名は無いの?」
 『僕らの名前って言うより、僕みたいなのを赤殿中』 
 『僕みたいなのを緑殿中っていうから、他はないよ?』
 「なら君たちみたいなのがいっぱいいたら、殿中だらけじゃない!どうやって見分けるの?」
 『『………………何となく?』』
 二人は顔を見合わせ頚を傾げて考えると、曖昧な返事をした。
 「それじゃあ私がつけてもいいかしら?」
 『僕らに名前?』
 赤殿中は目をキラキラさせて聡椛を見上げた。
 『へ…変なのつけないでよね』
 緑殿中も満更でもなさそうな返事をした。
 「ありがとう!へへへっ……う~んとね…赤殿中はソワちゃん、緑殿中はハクタクちゃんね♪」
 (タヌキは蕎麦だし、きつねはうどんだもんね)
 失礼な名付け方だか、二人は喜んでいたので、理由は告げない。
 


─小話─

 ソワちゃんを抱っこして歩いているとき─ハクタクちゃんは聡椛の服を握っていた─、聡椛は屋敷童子の言葉が頭を過った。

 《見た目に騙されるな》
 
 (そうよ!こんなに可愛くても妖だわ!抱っこしてると徐々に重くなって、人を潰すとかいう妖だっている!この子達もそうとは限らないじゃない!)
 「あ……あぁ何だか腕が疲れちゃたなぁ……」
 聡椛は恐る恐る口にする。
 『あっ!じゃあ僕きちんと歩くよ』
 何の抵抗もせずソワちゃんは腕から降りていった。
 『これなら腕は疲れないな!』
 ハクタクちゃんが聡椛の手を握ってニカッと笑った。
 『あっ僕も僕も』
 ソワちゃんも空いている方の手に、慌てて両手でしがみついてきた。

 (ただの可愛い妖だった━━!)

 聡椛はそれぞれと手を繋いで、楽しく町の探索を続けた。




    
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