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第5章
コング討伐でございます!①
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翌朝。
「おはようマリア!良く眠れた...?」
「...おはよう、ございます。...いい匂いでした。」
「ふぇっ?」
「はっ!いえ!!とても良くネムレマシタ!」
「......それにしては顔色ちょっと悪いけど...?」
「...気のせいです。朝食を食べましょうアリス様。」
「.........ふーん。」
「(ジト目も可愛らしいです!)」
でも、大丈夫かなぁ...。エルフさんの里に来た時よりも隈が酷くなってる...。
...ここ1週間無理させちゃったかなぁ...。...多分依頼を受けてから寝てないんだと思うの。
...1週間ずっと徹夜状態。「寝て」って言っても「寝てますよ」の一点張り。今日の討伐はマリア抜きで行くべきだよね...。
アリスを可愛いと思っているマリアとマリアが寝てない事を心配しているアリスは着替えて朝食を食べた。
借りた部屋に戻り、早速さっき決めた事をマリアに話す。
「......マリア。今日の討伐は貴女抜きで行くことにしたの...。」
「...え...?.........どうしてですか!?わ、私役に立ちませんか...!?」
「...うっ...。」
涙目で訴えてくるマリアが可愛い過ぎて行かせたくなっちゃうけどここは譲れない...!
「いえ。マリアはとっても役に立っています。...ですが、最近寝れてないのでしょう?」
「...うぐっ...で、ですが─!」
「...そんな状態で討伐なんて行った日にはそれこそ役立たずになってしまうわ。」
「......ぅぅ...」
「じゃあベッドに横たわって?」
「へ?あ、はい。」
「......おやすみ。」
.........チュッ
「え!?アアアリス様ぁ─!?」
「...──いい夢見てね」
「...............スゥスゥ」
「......行ってきます。」
────
──
「あっ!アリスちゃん来たわ!」
「お待たせしました。」
「さぁ。皆揃った事ですし、コング討伐行きますわよ。」
「はい。」
「そうねェ。」
「うん!」
さっきの決定は皆の総意でもあるの。隠してたつもりでもマリアのことなら私、なんでも分かるから。(なお、恋心を抱いている事は知らない模様。)
...マリア...。今日中に倒して戻って来るから待っててね...。
向かうのはエルリンの森の最奥。当然向かえば向かうほど魔物は強くなっていく。これは里に来る前までと変わらない。
だが、道が険しいのだ。今までが高低差5mぐらいだったけど、今は小さい山ぐらいはあるだろうか。
...まぁ、体力的に余裕なんだけどね...。
途中、コングの群れと会ったけどボスが小さかったからこの群れじゃないみたい。
今回討伐するのとは関係ない群れだと思うからそのままにしておく...今はまだ害がある訳では無いからね。
3時間ほど歩いて、ようやくそれっぽい所に出た。
辺りに木は生えておらず、あるのはでっかい岩山。ここに居るのだろう。
「──ごるぅぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「......出てきたわね...!」
「...そうねェ。中々に手応えありそうじゃなぁい?」
「...あ、あれが...!?」
「はい。」
体長10m。前回戦ったゴブリンキングよりはちょっと小さめだけど、強そう(小並感)。
あと闘気が凄まじい。
見た目もゴブリンキングと同じで血管が浮き出ていて、目が血走っている...と言うよりかは、目が真っ赤だった。
──よし!サポート頑張るか!
「おはようマリア!良く眠れた...?」
「...おはよう、ございます。...いい匂いでした。」
「ふぇっ?」
「はっ!いえ!!とても良くネムレマシタ!」
「......それにしては顔色ちょっと悪いけど...?」
「...気のせいです。朝食を食べましょうアリス様。」
「.........ふーん。」
「(ジト目も可愛らしいです!)」
でも、大丈夫かなぁ...。エルフさんの里に来た時よりも隈が酷くなってる...。
...ここ1週間無理させちゃったかなぁ...。...多分依頼を受けてから寝てないんだと思うの。
...1週間ずっと徹夜状態。「寝て」って言っても「寝てますよ」の一点張り。今日の討伐はマリア抜きで行くべきだよね...。
アリスを可愛いと思っているマリアとマリアが寝てない事を心配しているアリスは着替えて朝食を食べた。
借りた部屋に戻り、早速さっき決めた事をマリアに話す。
「......マリア。今日の討伐は貴女抜きで行くことにしたの...。」
「...え...?.........どうしてですか!?わ、私役に立ちませんか...!?」
「...うっ...。」
涙目で訴えてくるマリアが可愛い過ぎて行かせたくなっちゃうけどここは譲れない...!
「いえ。マリアはとっても役に立っています。...ですが、最近寝れてないのでしょう?」
「...うぐっ...で、ですが─!」
「...そんな状態で討伐なんて行った日にはそれこそ役立たずになってしまうわ。」
「......ぅぅ...」
「じゃあベッドに横たわって?」
「へ?あ、はい。」
「......おやすみ。」
.........チュッ
「え!?アアアリス様ぁ─!?」
「...──いい夢見てね」
「...............スゥスゥ」
「......行ってきます。」
────
──
「あっ!アリスちゃん来たわ!」
「お待たせしました。」
「さぁ。皆揃った事ですし、コング討伐行きますわよ。」
「はい。」
「そうねェ。」
「うん!」
さっきの決定は皆の総意でもあるの。隠してたつもりでもマリアのことなら私、なんでも分かるから。(なお、恋心を抱いている事は知らない模様。)
...マリア...。今日中に倒して戻って来るから待っててね...。
向かうのはエルリンの森の最奥。当然向かえば向かうほど魔物は強くなっていく。これは里に来る前までと変わらない。
だが、道が険しいのだ。今までが高低差5mぐらいだったけど、今は小さい山ぐらいはあるだろうか。
...まぁ、体力的に余裕なんだけどね...。
途中、コングの群れと会ったけどボスが小さかったからこの群れじゃないみたい。
今回討伐するのとは関係ない群れだと思うからそのままにしておく...今はまだ害がある訳では無いからね。
3時間ほど歩いて、ようやくそれっぽい所に出た。
辺りに木は生えておらず、あるのはでっかい岩山。ここに居るのだろう。
「──ごるぅぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「......出てきたわね...!」
「...そうねェ。中々に手応えありそうじゃなぁい?」
「...あ、あれが...!?」
「はい。」
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あと闘気が凄まじい。
見た目もゴブリンキングと同じで血管が浮き出ていて、目が血走っている...と言うよりかは、目が真っ赤だった。
──よし!サポート頑張るか!
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