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第5章
エルリンの森にて①
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でこぼこが多い道無き道を進んでいく私達。前世の体だったら間違いなく疲れ果ててるけどこの体だと余裕なので楽しく感じられる。
─ウキィィィ!!
─キィキィ!!
─ウキャ!!
目の前に現れたのは数十体はいるモンキー達だった。...多分群だろう。
反響定位で木の上にもいる事が分かった。
因みに、反響定位は無詠唱で出来るようになった。称号:魔法を極めし者のお陰か、出来るまでにそう時間は掛からなかった。
...そして、どうやら私達は囲まれているようだ。
森に影響の出る魔法は使えない。
自然魔法でいいかな。
「──樹ノ舞」
───ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴノコウチャ
唱えると突然、地鳴りし始めた。
──ビュンッ
─ウギャッ!!
周りの樹がまるで舞を踊るかのように動いてモンキー達を攻撃する。
範囲はここから50m圏内。
当然、ものの数秒でモンキー達は絶命した。
......そして、さっきは言わなかったけど、木の上には人が...いや、エルフさんがいる。
「......何を観察しているんですか?エルフさん。」
「ん?あぁ、あの黒いコートの奴...ら!?」
この女性のエルフさん視点だと、急に私が消えて隣に現れただろう。...瞬間移動したからね。
でも、この時代に瞬間移動はそう使える人がいないのだ。こういう反応になるのは分かってたし驚くのも仕方ない。
...だから、武器を向けられるのも仕方ない...。
「お、お前!一体どうやって!?」
「それは秘密ですよ。でも、他の質問だったら答えますよ?」
「じゃあ!人間が何の用があってここに来たのだ!!」
木の上で剣をこちらに向けながら問うエルフさん。
「...そうですね。エルフさんがみたいっていう、ただそれだけの事ですよ。」
「は、はぁ!?見てどうするのですか!」
「...どうもしないよ~。」
「......」
「......」
無言になる2人。
木の下ではマリアが待ってくれている。早く話をしなければ...。
「あ、あの?」
「な、なんだ...?」
「...エルフさんって何処に住んでいるんですか?」
「..................ルーナだ...。」
「え?」
「...私の名前はルーナだ!」
「へ?あ!ルーナさんですか!」
「そうだ。」
「で、何処に住んでいるんですか?」
「...見ず知らずの奴に教える馬鹿は居ないだろう。」
「......名前は教えたのに?」
「うぐっ......。そ、それは!...そのぉ...。」
「それは?」
「............うぅ...。」
か、可愛い...!エルフさんは美形が多いって聞いてたけどその通りで、今目の前にいるルーナさんもすごい美人さんだ。
しかも言動が勇ましいけど、ちょっとドジっ子っぽくて可愛い~...。
...もっと...。
「...そこまでですよ。アリス様。」
「えぇ~!可愛いかったのにぃ~。」
「「なっ!!」」
そういうと、マリアとルーナさんがハモった。ルーナさんは顔を赤くして、こちらを見てるから分かりやすいけど、マリアが分からない...。どうして黒い笑顔をルーナさんに向けてるの...?
でも、エルフさんと出逢えたから良いよね!!
─ウキィィィ!!
─キィキィ!!
─ウキャ!!
目の前に現れたのは数十体はいるモンキー達だった。...多分群だろう。
反響定位で木の上にもいる事が分かった。
因みに、反響定位は無詠唱で出来るようになった。称号:魔法を極めし者のお陰か、出来るまでにそう時間は掛からなかった。
...そして、どうやら私達は囲まれているようだ。
森に影響の出る魔法は使えない。
自然魔法でいいかな。
「──樹ノ舞」
───ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴノコウチャ
唱えると突然、地鳴りし始めた。
──ビュンッ
─ウギャッ!!
周りの樹がまるで舞を踊るかのように動いてモンキー達を攻撃する。
範囲はここから50m圏内。
当然、ものの数秒でモンキー達は絶命した。
......そして、さっきは言わなかったけど、木の上には人が...いや、エルフさんがいる。
「......何を観察しているんですか?エルフさん。」
「ん?あぁ、あの黒いコートの奴...ら!?」
この女性のエルフさん視点だと、急に私が消えて隣に現れただろう。...瞬間移動したからね。
でも、この時代に瞬間移動はそう使える人がいないのだ。こういう反応になるのは分かってたし驚くのも仕方ない。
...だから、武器を向けられるのも仕方ない...。
「お、お前!一体どうやって!?」
「それは秘密ですよ。でも、他の質問だったら答えますよ?」
「じゃあ!人間が何の用があってここに来たのだ!!」
木の上で剣をこちらに向けながら問うエルフさん。
「...そうですね。エルフさんがみたいっていう、ただそれだけの事ですよ。」
「は、はぁ!?見てどうするのですか!」
「...どうもしないよ~。」
「......」
「......」
無言になる2人。
木の下ではマリアが待ってくれている。早く話をしなければ...。
「あ、あの?」
「な、なんだ...?」
「...エルフさんって何処に住んでいるんですか?」
「..................ルーナだ...。」
「え?」
「...私の名前はルーナだ!」
「へ?あ!ルーナさんですか!」
「そうだ。」
「で、何処に住んでいるんですか?」
「...見ず知らずの奴に教える馬鹿は居ないだろう。」
「......名前は教えたのに?」
「うぐっ......。そ、それは!...そのぉ...。」
「それは?」
「............うぅ...。」
か、可愛い...!エルフさんは美形が多いって聞いてたけどその通りで、今目の前にいるルーナさんもすごい美人さんだ。
しかも言動が勇ましいけど、ちょっとドジっ子っぽくて可愛い~...。
...もっと...。
「...そこまでですよ。アリス様。」
「えぇ~!可愛いかったのにぃ~。」
「「なっ!!」」
そういうと、マリアとルーナさんがハモった。ルーナさんは顔を赤くして、こちらを見てるから分かりやすいけど、マリアが分からない...。どうして黒い笑顔をルーナさんに向けてるの...?
でも、エルフさんと出逢えたから良いよね!!
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