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第3章
漆黒の狐団VS.山賊②
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私達は山賊がいる山の麓へと向かった。途中で魔物と出会わなくて良かったと思う。
魔物とは主にこの世界の空気中にあるマナでできている動物?のことで小さな動物のネズミから大きい動物であるドラゴンまでもいるらしい。らしいなのは、見たことがある人がいないからだそう。
魔物は空気中のマナが一定量を越えると発生する。マナがその一定量を遥かに越えると、スタンピードと呼ばれる、魔物が大量に発生する現象がおこるの。
だけど、そのスタンピードが起きた際に冒険者ギルドと呼ばれるところから冒険者が沢山派遣され、その発生した魔物を討伐するそうだ。
冒険者というのは、街中での雑用、薬草採取から魔物討伐までの仕事をする所謂何でも屋みたいな職業だ。
冒険者にはランクがあって、上からS、A、B、C、D、E、Fの順で強く、ベテランで、S級冒険者になると物凄い待遇がいいらしい。私も帰ったらなってみようかな......
町の方から村の方へしばらく歩いていると小さな明かりが見えた。
その明かりに近づくとトラック二台が楽々通れそうな大きな洞窟の入り口に見張りらしき山賊が二人いた。
皆が影に入ってしまったので私は入り口の近くの木の側でそれを見学することにした。私も影に入ると皆の勇姿が見れなくなるからね!因みに今回はマリアは不参加だそうだ。
私がかろうじて見ることのできる蠢く影が山賊達の後ろにつくと同時に盛り上がって魔法で眠らせた。...あれは、シュリナとセナか!あんなに可愛い子がねぇ...
その後山賊をシルビアが凍らせ、洞窟の中に入っていった。皆が入ったと同時にクレアが獄炎魔法で入り口に柵を作っていた。...逃がさないってことか...
「よし、私達も入ろっか!」
「はい。」
私達も続いて入った。獄炎魔法で作られた柵は瞬間移動で越えた。...まあ今の私だったら無傷で通れると思うけどね...あはは......
奥に進むと既に戦いが始まっていた。いや、戦いと書いて蹂躙と読むかな。うん。
「ぎゃーー!!助けてくれぇぇ!!」
「ち、違うんだ!!ちょっ!待ってくれ!!」
「うわぁぁぁぁ!!!」
「あぅ...ぅぅ、ぅぁ...ぁあ...」
─────
これはひどい☆
一方的な戦い(主にエリーによる)を見せつけられた私は絶句した。いやしないはずがなかった。むごいねぇ...
「あ、アリス様!」
「どうでしたか!?」
「ど、どうって言われてもねぇ...」
と曖昧に返事してしまうのは仕方ないだろう。
「い、いいんじゃない...?」
「改善点などはあるでしょうか!?」
改善点は私はよく分からないなぁ...
「...私はないと思うよ?」
「そうですか!ありがとうございます!」
「いえいえ...?」
皆の勢いが凄い...
ちなみに山賊はというと百近くの人が一年前、私が盗賊に対して行った氷の戦場で凍らせた時みたいになっていた。
その後詰所に山賊を置いて帰った。その際に詰所の人が「まさか!漆黒の狐団の皆様が来てくださるとは!」と言っていた。そんなに有名なの?
────翌日
魔物とは主にこの世界の空気中にあるマナでできている動物?のことで小さな動物のネズミから大きい動物であるドラゴンまでもいるらしい。らしいなのは、見たことがある人がいないからだそう。
魔物は空気中のマナが一定量を越えると発生する。マナがその一定量を遥かに越えると、スタンピードと呼ばれる、魔物が大量に発生する現象がおこるの。
だけど、そのスタンピードが起きた際に冒険者ギルドと呼ばれるところから冒険者が沢山派遣され、その発生した魔物を討伐するそうだ。
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皆が影に入ってしまったので私は入り口の近くの木の側でそれを見学することにした。私も影に入ると皆の勇姿が見れなくなるからね!因みに今回はマリアは不参加だそうだ。
私がかろうじて見ることのできる蠢く影が山賊達の後ろにつくと同時に盛り上がって魔法で眠らせた。...あれは、シュリナとセナか!あんなに可愛い子がねぇ...
その後山賊をシルビアが凍らせ、洞窟の中に入っていった。皆が入ったと同時にクレアが獄炎魔法で入り口に柵を作っていた。...逃がさないってことか...
「よし、私達も入ろっか!」
「はい。」
私達も続いて入った。獄炎魔法で作られた柵は瞬間移動で越えた。...まあ今の私だったら無傷で通れると思うけどね...あはは......
奥に進むと既に戦いが始まっていた。いや、戦いと書いて蹂躙と読むかな。うん。
「ぎゃーー!!助けてくれぇぇ!!」
「ち、違うんだ!!ちょっ!待ってくれ!!」
「うわぁぁぁぁ!!!」
「あぅ...ぅぅ、ぅぁ...ぁあ...」
─────
これはひどい☆
一方的な戦い(主にエリーによる)を見せつけられた私は絶句した。いやしないはずがなかった。むごいねぇ...
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「どうでしたか!?」
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と曖昧に返事してしまうのは仕方ないだろう。
「い、いいんじゃない...?」
「改善点などはあるでしょうか!?」
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「...私はないと思うよ?」
「そうですか!ありがとうございます!」
「いえいえ...?」
皆の勢いが凄い...
ちなみに山賊はというと百近くの人が一年前、私が盗賊に対して行った氷の戦場で凍らせた時みたいになっていた。
その後詰所に山賊を置いて帰った。その際に詰所の人が「まさか!漆黒の狐団の皆様が来てくださるとは!」と言っていた。そんなに有名なの?
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