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生徒会!!

なにしてんおまえら

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「……」

 おとははなにも見なかったことにした。
 青春が始まる合図のようなセリフをもう一度言おう。落ち着いて、何も無かった時のように。

「おとはは野蛮中高一貫校のおとは夢はポケモンマスターになることこの扉を開いた先でどんな青春がおとはをまってるのだろうかまる」

『やばんやばんやばんやばんやばんやばんやばんやばんやばんやばんやばんやばん』
「何してんのみんな!?!?」

 もう一度扉開いた先には先程と変わらずやばんと叫ぶ社畜共の姿があった。

「やばんゲームだけど」

 言葉を発したのは倉下、会計の職に就く社畜だ。まさに社畜が似合うと言ったところだろう。

「なんのための!?てかなにそれ!?」
「炙りカルビゲームやばんver!!歓迎のため!やばんゲームフェチでしょたしか!」

 次に口を開いたのは書記の齋藤琉依。まぁ簡単に言えば倉下の嫁だ。一方的な。
 苦笑いでこちらを見る2人組、坂本ほのと木ノ下和水の2人組、副会長の方々だ。

「苦笑いしてるけど2人ともやってたからね!?やばんげーむ!」

 刹那、後ろから謎のBGMが流れてくる。

「君の瞳に……乾杯っ」

 月目刺紫音!!ぱんだ!!
 という事は横には…!!

「おうどしたw」
「ごめんて」

 小林瑛瑠!紫音の彼女のぱんだ!!
 紫音の手元を見るとグラスが握られており、中には…。

「こら!月目刺!!なにのんでんの!」
「3年熟成させた高級品ですっ!」
「おぉ!3年熟成!すご!!じゃなくて!」
「3年熟成したぶどうジュースです」
「何をどこでまちがった!?腐ってるよそれは!!」

 本当にぱんだ並に知能が低いのだろうか。
 というか…!

「これが……生徒会のめんばー…?」
「もちろん!」
「和水ちゃん!不安しかないんですが!?」
「とりあえずやばんげーむしてみよ〰️」
「ほのちゃん!ほんとに面白いの!?それ!」
「面白い面白くないじゃないよー!やるかやらないか、でしょー!」
「ほの……ちゃん……!!」

 そうか、ずっと勘違いをしていた。
 楽しいからやるとかじゃ……ないんだね。

「……ほのちゃん、なごみちゃん。」
「……うん、」
「やるわけないでしょ!?!?!?」

 こうしておとはの生徒会生活が幕を開けたのだった。
 結局その日は夜中までやばんゲームの音が鳴り響いていた。
 その声の中におとはの声もあったことはくれぐれも内密にお願いしたいところだ。
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